前回はスミ入れの説明をしました。今回は汚し塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤ最新キット!M18ヘルキャット製作方法~⑭スミ入れ編~
=🐣汚し塗装=
泥炭地を走行して泥の塊を足回りにいっぱい付けた状態や、乾いた道を走行して砂ぼこりが付いた状態など、いろいろ汚しの状況が異なるので事前にどのような状態にしたいのかをきめておきます。
今回は砂ぼこりを軽く付けて、比較的あっさりした汚し塗装をしたいと思います。
1.砂ぼこりの付着
土色のパステル粉やピグメントを使用して、写真1~3のように砂ぼこりを付着させます。乾いた筆を使用して、キャタピラや足回り、車体正面や砲塔に付着させます。加減が難しいので一度ティッシュなどで、筆に付いたピグメントを軽く落としてから作業をすると付け過ぎの防止になります。
🐦下記に載せた塗料セットは、雨垂れ用の塗料、ピグメント、ペースト状の泥汚れなど、土汚れ用の塗料が一式セットになっています。これがあるといろいろな汚し塗装ができるので、汚し用の塗料を持っていない人は持っておくと便利です。
GSIクレオス 八雲<YAKUMO>カラーセット 第二次世界大戦 ドイツ軍 西部戦線用 模型用塗料 WY01 ダークウォッシュ/ダークストリークグレイム/ドライマッド/ヨーロッパダスト
2.オイル汚れ
オイル汚れ用の塗料を使用して、オイル汚れやシミを付けていきます。オイル汚れ用の塗料を持っていない場合は、タミヤエナメル塗料のX26クリアーオレンジにXF1フラットブラックを混ぜた物を使用します。アクリルだと溶剤で拭き取れないので、必ずエナメル塗料にして下さい。
オイル汚れを加える場所に、写真4のようにオイル汚れを付けます。後で溶剤で拭き取るので、やり過ぎても問題ないです。
オイル汚れ塗料に、XF1フラットブラックやXF64レッドブラウンなどを混ぜて、色合いやツヤを変えながら塗装すると変化がでていい感じになります。
🐦下記に載せたセットは、オイル汚れとサビ汚れができるセットになっています。サビ汚れやオイル汚れ用の塗料やピグメントを持っていない人は、持っておくと汚し塗装の幅が広がります。
GSIクレオス 八雲<YAKUMO>カラーセット 第二次世界大戦 標準セット 模型用塗料 WY04
転輪のボルト回りにも写真5のように塗装します。
一通りオイル汚れを塗ったら、エナメル溶剤で軽く全体を拭き取っていきます。この時に完全に拭き取るのではなく、拭き残しがあるような感じで写真6のような感じで拭き取っていきます。先に付着させたピグメントも軽く拭き取っていきます。
溶剤で拭き取ったら、もう一度同じようにピグメントを付着させて、写真7、8のようにオイル汚れをもう一度塗装します。
オイル汚れが終了したら、再びエナメル溶剤で写真9のように拭き取ります。汚れのフチをぼかすようにするとシミのような汚れになり、フチをはっきり残すと、新しいオイル汚れのようにみえます。
実際の汚れは一度で付着する訳ではなく、出撃のたびに徐々に汚れていくと思います。実際と同じように汚しと拭き取りを繰り返して汚し塗装をしていくと、深みのある汚し塗装ができます。もし汚し塗装の方法で迷っていたら、是非一度汚しと拭き取りを繰り返しやってみて下さい。
砲塔上部、転輪部分にも、写真10、11のように汚し塗装をします。
今回はここで終了です。次回は汚し塗装の続きと、仕上げ作業になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤ最新キット!M18ヘルキャット製作方法
~①準備編~
~②車体下部の組み立て編~
~③車体内部の塗装編~
~④車体上部の組み立て編~
~⑤砲塔内部の組み立て編~
~⑥砲塔内部の塗装編~
~⑦車体装備品の製作編~
~⑧砲塔の組み立て編~
~⑨下地塗装編~
~⑩基本塗装編~
~⑪デカール貼り編その1~
~⑫デカール貼り編その2~
~⑬コーティング塗装編~
~⑭スミ入れ編~
~⑯仕上げ編~
~⑰おまけ編~
~⑱まとめ編~