前回は砲塔内部の塗装をしました。今回は装備品の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤ最新キット!M18ヘルキャット製作方法~⑥砲塔内部の塗装編~
=🐣デカールの裏技=
このキットには、デカールの上からパーツを接着する箇所がいくつかあります。その事も考えながら組み立てと塗装をする必要があります。
デカールの事を考えながら作業をするのは面倒とか、デカール貼りが苦手だから国籍マークを上手く貼る自信がないという方は、これから説明するちょっとした裏技を使ってみて下さい。
国籍マーク外側の白い丸を最初から切り取って、★のみの国籍マークにしてしまいます。実際の記録写真でも国籍マークが★だけの車両も確認できるので、所属部隊不明の車両として製作すれば問題ないと思います。
国籍マークデカールの白丸部分が、エンジンハッチや砲塔上部のハッチのヒンジと重なるため、デカール軟化剤を使用した難易度の高い作業が必要になります。しかし白丸を切り取ると、普通のデカール貼り作業ですみます。さらに所属部隊不明の車両にする事で、車体側面後部や砲塔側面に貼る車体番号のデカールも必要がなくなります。
そうなると、デカールの上からパーツを接着する箇所も無くなるので、普通に組み立てをして塗装する事が可能になります。今回の記事は説明書通りの車両を組み立てていきますが、デカール貼りが苦手な人や、デカールを考えながら組み立てるのが面倒な人は★の国籍マークだけの所属部隊不明の車両にしてはいかがでしょうか。
=🐣車体装備品の組み立て=
装備品は特に問題なく接着できます。塗装を考えてライトのクリアーパーツは写真1のように接着しないで組み立てます。コーティング塗装終了後に接着する予定です。
左側面に取り付ける部品番号E2のパーツは、デカールを貼った後に接着するのでこの時点では取り付けないようにします。
ここでワイヤーの組み立ての説明をします。ワイヤーはキット付属の糸を使用しますが、ややコツがいるので上手く製作できない人もいると思うので、ちょっと詳しく説明していきます。
まずは写真2のように説明書の指示通り17㎝の長さに切断します。指示通りの長さだと余裕がないのではと考えてしまいますが、結構余裕があるので17㎝で問題ないです。逆に長すぎるとワイヤーの収納が大変になるので注意して下さい。
切断した糸にプラスチック用接着剤を染み込ませます。瓶に付いているハケで全体に塗っていきます。接着剤が乾くと少し糸が硬くなりクセが付けやすくなるので、写真3のように曲げやすくなります。
接着剤が乾いたら、ワイヤーの先端部分のパーツを写真4のように取り付けます。瞬間接着剤を使用してもいいですが、プラスチック用の接着剤でも接着できます。プラスチック用の接着剤を使用した場合は、接着剤が乾くまで充分に放置させて下さい。
先端部分のパーツに糸がめり込んだ状態なので、写真5のようにパテで接着部分を埋めていきます。
パテが乾燥したら写真6のようにヤスリがけをして、パテ盛り下部分をきれいに処理します。
糸ワイヤーの製作は簡単ですが、接着剤やパテの乾燥を待たなくてはいけないので、作業よりも待ち時間の方が長くなります。そのため、早い段階からワイヤーの製作を始めておくと効率良く作業ができます。
🐥別売りの金属製ワイヤーに変更したいと考える人もいると思いますが、金属製はそれなりに加工し難いです。柔らかい金属製ワイヤーもありますが、糸ワイヤーの方が自由度が高く加工しやすいので初心者の方には糸ワイヤーをお勧めします。
今回はここで終了です。次回はワイヤーの接着と砲塔部分の組み立てになります。
🐦今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.376 アメリカ駆逐戦車 M18 ヘルキャット プラモデル 35376 成形色
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤ最新キット!M18ヘルキャット製作方法
~①準備編~
~②車体下部の組み立て編~
~③車体内部の塗装編~
~④車体上部の組み立て編~
~⑤砲塔内部の組み立て編~
~⑥砲塔内部の塗装編~
~⑧砲塔の組み立て編~
~⑨下地塗装編~
~⑩基本塗装編~
~⑪デカール貼り編その1~
~⑫デカール貼り編その2~
~⑬コーティング塗装編~
~⑭スミ入れ編~
~⑮汚し塗装編~
~⑯仕上げ編~
~⑰おまけ編~
~⑱まとめ編~