アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)~⑥船体の接続編その1~

前回は船体と構造物の接着を行いました。今回は船体の接着になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)~⑤船体構造物の取り付け編~

=🐣詰所と階段の取り付け=

船体同士を接着するまえに、隔壁上面に作業員詰所を取り付けます。このパーツは展開してあるエッチングパーツを折り曲げて箱状態しにします。きれいに折り曲げるためにプライヤーは用意しておいた方がいいです。

🐦️下記にお勧めのプライヤーを載せておきます。参考にして下さい。

ハセガワ トライツール エッチングプライヤー プラモデル用工具 TT26

エッチングパーツを箱組みしたら、隔壁上部に写真1のように接着します。接着位置は説明書に詳しく記載されているので、よく説明書を確認してから接着して下さい。

写真1

両端の船体部分には階段と詰所を接着します。詰所は中央部分とはパーツと取り付け位置が異なるので注意して下さい。外側の階段部分は写真2のように説明書を参考にして製作するのですが、隔壁側面のライン状のモールドがいい目印になるので位置決めは楽です。階段最後の部分は隣にかかるので、船体を接着してから取り付けます。

写真2

ドック両端の隔壁部分には、エッチング製のゲートを接着するのですが、この時点で接着すると製作中に破損させてしまう確率が高そうなので最後に接着する事にします。

ゲート基部パーツを接着するための穴を、エッチングパーツをガイドにして開けるように指示されていますが、ゲート基部パーツのガイド突起を切断して、ゲートに合わせて接着する事にしたので穴は開けていません。

作業が終了した状態が写真3、4になります。

写真3
写真4

=🐣船体の接着=

船体同士を接着します。10隻を一気に繋げるのではなく。隔壁内側の通路を取り付けながら1隻ずつ順番に接着していきます。最終的には約40㎝の大きさになるので、製作スペースを確保するようにして下さい。

船体の接着時に真鍮線で補強をします。船体の側面には写真5のように2つの穴が開いています。

写真5

この穴に写真6のように船体の穴に切断した真鍮線を通します。真鍮線がない場合はプラ棒でも大丈夫です。1、5㎜だと穴の加工もしないでピッタリ収まるので、太さ1、5㎜のものを用意して下さい。

船体同士の接着面が小さいので接着後に持ち上げた際に、接合部が外れてしまう可能性があります。再接着すれば問題ないですが、外れた際に落下等でエッチングパーツなどが曲がったり破損する可能性が高いので、この作業をする事をお勧めします。

写真6

🐥真鍮線をいちいち切断しないで、串焼きのように船体を貫くような形で真鍮線を通した方がいいのではと考える人もいると思います。しかし一気に真鍮線で貫いてしまうと、終盤につれて歪みやズレの修正が難しくなっていきます。1隻ずつ補強を行う方がズレや歪みの修正が楽なので、面倒ですが1隻ずつこの作業をして下さい。

写真6では左右二つの穴に真鍮線を通していますが、左右両方に通すと完全に固定されて遊びがなくなり、ズレや歪みの修正が難しくなってしまいました。そのため途中から左右どちらか1つに変更して作業しましたが、とくに問題なく補強できたので真鍮線の補強は片方だけで大丈夫です。左右交互に真鍮線を通すようにすれば、左右均一に力がかかるようになってさらに安定すると思います。

穴に通した真鍮線は裏側から、木工用ボンドなどで軽く仮止めをします。仮止めが終了’したら、繋げる船体の穴に真鍮線を通してから、パーツの接着面にプラスチック用の接着剤を塗って写真7のように固定させます。船体が固定したら、船体裏側から瞬間接着剤で真鍮線を固定させます。

写真7

今回はここで終了です。次回は船体の接続作業の続きになります。

🐦️下記に今回使用しているキットを載せておきます。1/350も一緒にのせておくので参考にして下さい。

タコム スノーマン 1/700 アメリカ海軍 ABSD-1 分割式浮きドック プラモデル

タコム 1/350 アメリカ海軍 ABSD-1 分割式浮きドック プラモデル