アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)~⑩基本塗装編~

前回は下地塗装を行いました。今回は基本塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)~⑨下地塗装編~

=🐣基本塗装=

基本塗装で使用する塗料は3種類になります。

船体側面と隔壁部分は青みのあるグレー、隔壁側面の上部は明るいグレー、デッキとドック底面部、隔壁上部の通路はやや暗めのグレーとなっています。

説明書には塗料指示が書いてありますが、使用しているメーカーが違うので説明書のカラー塗装図を元にタミヤアクリル塗料で塗装します。スミ入れを行うと全体的に色が暗くなるので、カラー塗装図よりも少し明るめにする感じで使用する塗料を選んでいきます。

1.やや暗めのグレーの塗装

通常なら薄い色から塗装するのですが、今回は塗り易さを重視した順番で塗装します。マスキングをしたいのですが、細かいパーツが多くマスキングの際に部品が取れてしまいそうなのでマスキングなしで行います。

同じ系統の色の場合は境目のぼかしがハッキリしないので、マスキングなしでもそれなりに塗り分け可能です。難しそうですが、普通の細吹きができる技術があれば大丈夫です。

濃いグレー部分はタミヤアクリルXF54ニュートラルグレイを使用します。塗装前の状態が写真1になります。

写真1

まずはドック底面にXF54を写真2のように吹き付けます。下地塗装でつけた明暗が残るように少し薄めにして塗装します。塗料を濃いめで吹き付けてしまうと、下地塗装で行った明暗が消えてしまうので注意して下さい。

写真2

次に写真3、4のように船体前後のデッキ部分と、隔壁上部の通路部分にXF54を吹き付けます。

写真3
写真4

隔壁上部の通路は下地塗装で白を多めに吹き付けたので、ドック底辺やデッキ部分よりも明るくなっています。

2.青みのあるグレーの塗装

船体側面と隔壁側面をタミヤアクリルXF82オーシャングレイ2で塗装します。先に塗った部分との境目が気になりますが、色合いが似ている事と、下地塗装が消えないように薄めにしているため、少し塗料がはみ出した程度なら全く影響がないです。

塗装が終了した状態が写真5、6になります。

写真5
写真6

光を当てて撮影しているので色の違いが解りにくいかもしれませんが、光をあまり当てないで撮影すると写真7のように多少色の違いが解ります。このような感じなので、多少のはみ出しは気にしないで塗装してみて下さい。

写真7

3.明るいグレーの塗装

隔壁の上部をタミヤアクリルXF19スカイグレイで塗装します。隔壁側面には横に伸びるラインが数段モールドされています。このラインを目印にして、写真8、9のように上の3段をXF19で塗装します。

写真8
写真9

マスキングをしていないのでやや境目がぼやけていますが、スミ入れをするときっちり塗り分けたように見えます。迷彩塗装と違って直線なので、マスキング無しでもそれなりに塗り分ける事ができます。

クレーンも写真10、11のように全体をXF19で塗装します。

写真10
写真11

監視所や作業員詰所も写真12のように塗装します。

写真12

通路部分に塗料がはみ出してしまいますが、2~3回軽く吹き付けた程度なら問題ないです。はみ出しが気になるようなら、最後に通路部分にもう一度XF54を吹き付けて修正して下さい。

1/700という小スケールなので目を近づけて塗装するより、遠くから見るような感じで塗装してみて下さい。

これで基本塗装は終了です。次回はデカール貼りとコーティング塗装になります。

写真13
写真14

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

タコム スノーマン 1/700 アメリカ海軍 ABSD-1 分割式浮きドック プラモデル