前回は台座部分の加工をしました。今回は台座の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ミニアートの路面電車キットに電飾を仕込む(ミニアート 1/35 路面電車)~⑧台座の加工編~
🐦️今回製作している物と同タイプのキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
=🐣石畳の塗装=
石垣や石畳の塗装は一色だと単調になってしまいますが、石を一つ一つ塗り分けるのもかなり面倒です。今回は下地塗装を活かして、基本塗装の一色で簡単に石の塗り分けができる方法を説明していきます。
まずはタミヤアクリル塗料XF1フラットブラックを、写真1のように石畳全体に吹き付けます。
次にXF2フラットホワイトを写真2のように吹き付けます。ブラックの上からホワイトを吹き付けると、最初は白く見えても塗料が乾いてくるとグレーっぽくなるので、白を強くしたい場合は何度が吹き付けるようにして下さい。
黒を残す部分、グレーの部分、白が強い部分の3つに分けておくと、色の変化がある石畳になります。
一見難しそうですが、ある程度の細吹きができるエアブラシと、狙いどおりの場所に吹き付けられる技術さえあれば問題ないです。下地塗装なので、失敗してもやり直す事が可能だし、マスキングも必要ないので気楽に作業をして下さい。
下地塗装が終了したら、タミヤアクリル塗料XF53ニュートラルグレイを吹き付けます。下地塗装が消えないように少し薄めにして吹き付けて下さい。
下地塗装で色の変化をつけているのため、基本色の一色だけ吹き付けていても、写真3、4のように複数の色で塗装したように見えます。
線路部分をタミヤアクリル塗料XF84ダークアイアンで塗装をします。線路の塗装が終了したら、全体をXF86フラットクリアーでコーティング塗装します。
コーティング塗装が終了した状態が写真5になります。
コーティング塗装が乾いたら、写真6のように土色のピグメントを乾いた筆で軽く付着させていきます。
次にタミヤスミ入れ用塗料を使用してスミ入れをします。写真7のように石と石の隙間にスミ入れ用塗料を流し込んでいきます。ブラックだと全体が暗くなりそうなので、今回はダークブラウンを使用しています。
エナメル溶剤を含ませた筆で、石畳表面を撫でてはみ出たスミ入れ用塗料を拭き取ります。表面に付着させたピグメントを軽く残す箇所と、念入りに溶剤で拭き取る箇所に分ける事でさらに色の変化を付ける事ができます。
写真8の左側がスミ入れをした部分になります。
スミ入れを全体にした状態が写真8になります。
最後に線路の上面を写真10のようにタミヤエナメル塗料X11クロームシルバーで塗装します。銀部分はエナメル塗料の方が、金属っぽい質感になるのでこの部分だけはエナメル塗料をお勧めします。
これで、石畳の塗装は終了です。下地塗装を利用すると簡単に石の塗り分けができます。石垣やレンガにも使える塗装法なので、石の塗り分けに悩んでいる方は是非試してみて下さい。
🐔同じ方法で城模型の石垣を塗装した記事を下記に載せておきます。興味のある方は読んでみて下さい。
【初心者向け】簡単!城郭模型の石垣塗装法~その1~(童友社 松本城)
=🐣電池ボックスの設置=
両面テープを使用して、電池ボックスを写真11のように接着します。
スイッチは側面にあるようにしました。スイッチが入れにくい所にあると、スイッチを入れる際にキットを破損してしまう場合があるので注意して下さい。
コネクターは背面にあります。コネクターは配線しやすい位置になるようにして下さい。
=🐣街灯の設置=
街灯を塗装したら写真14のようにしっかり点灯するかチェックしておきます。点灯を確認したら、予定した位置に接着します。
裏面は写真15のように、補強材の隙間に配線が通っています。コードが少し長めなので、針金などで束ねておいた方が後の作業で邪魔にならないです。
今回はここで終了です。次回は運転席の製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。