前回は建物の仮組みをしました。今回は土塁の製作の説明をします。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【城好き向け】難攻不落!史上最強の山城を作る!(岐阜城 童友社 1/350)~⑤建物の組み立て(仮組み)編~
=🐣建物の配置=
前回仮組みした建物を、土台に配置してみます。
これで、城全体の雰囲気が解るので、土塁の大きさや、土を盛る箇所などを細かく決める事ができます。
=🐣土塁の製作=
1.二の丸櫓下の土塁
二の丸櫓下の土塁を写真2のように製作します。ここは二の丸門前の堀切を迂回してきた敵を誘い込む場所なので、通路は細くし土塁は狭くして敵が自由に動けないようにします。土塁から下に逃げられないように土塁の角度は急勾配にします。
🐥緑の矢印は予想される攻め手の動きです。
2.本丸の土塁
本丸の切岸部分の土塁を写真3のように製作します。ここは竪堀を登ってくる敵や、二の丸櫓下の土塁に誘い込まれた敵を攻撃するための土塁になるので、大きめの土塁にします。
=🐣地面の製作=
いくつか気になった箇所があるので、その箇所の地面に手を加えます。
1.本丸二段目土塀と味噌・塩倉の間
本丸二段目土塀の通路がなかったので、写真4のように味噌・塩倉と階段で繋げて見ました。階段は山道を製作した時と同じように、爪楊枝を改造した物を使用して製作します。倉部分に扉がなく、階段が倉の壁にぶつかっている感じになりますが、倉の隠し扉に繋がっているという事にしておきます。
2.米蔵入り口
米蔵の入り口周りがすぐに崖になっていてやや不自然です。写真5の青で囲んだ部分です。
ちょうど天守側面の崖が無防備なので、見張り場も兼ねて写真6のように米蔵入り口部分を広くします。
3.米蔵上の石垣
米蔵の上にある石垣部分は中庭の見張り場にするつもりだったのですが、写真5で解るように米蔵の屋根よりも低くなっています。これでは見張り場にならないので、写真6のように盛り土をして屋根よりも高くしました。
4.押し出しピン跡の処理
土台のいろいろな箇所に押し出しピン跡があります。建物で隠れる部分は問題ないですが、外から見える場所はパテで軽く埋めておきます。テクスチャーペイントで地面を作るので、パテ盛りした部分をヤスリがけする必要はないです。
写真8を参考にして下さい。二の丸櫓の押し出しピン跡は建物で隠れますが、出口付近の押し出しピン跡は土塀の隙間から見えるのでパテで埋めておきます。
🐦押し出しピン跡を埋めるのは、ラッカーパテが適しています。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) タミヤパテ(ベーシックタイプ) 87053-000
これで土台の工作は終了です。写真9の黄色い部分が土台に手を加えた場所です。
今回はここで終了です。次回は地面の製作になります。
🐦山城の構造や、雰囲気が解る本を下記に載せておきます。土台の製作に役立つので参考にしてみて下さい。