【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)~⑫迷彩塗装編その1~

前回で基本塗装まで終了しました。今回は迷彩塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)~⑪艦橋の製作編その4~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

アイラブキット 1/700 アメリカ海軍 USS ノースカロライナ BB-55 トップグレードキット プラモデル 

=🐣迷彩塗装について=

第二次世界大戦時は、現代のような追尾式の魚雷は実戦投入されていなかったので、潜水艦は離れた距離から目標の進行方向や速度から数分後の位置を予想して、そこに向けて魚雷を発射していました。

艦船の迷彩塗装は周囲の景色に溶け込んで発見されないようにするのではなく、潜水艦に進行方向や速度、艦船の大きさを細かく悟られないようにするための塗装です。

=🐣迷彩塗装=

ニュートラルグレイで基本塗装が終了した状態が写真1~3になります。

写真1
写真2
写真3

ここから迷彩塗装を行います。迷彩塗装もタミヤエナメル塗料を使用します。

まずは明るいグレー部分から塗装します。この部分はXF14明灰緑色で塗装をします。塗装図を見ながら写真4~6のように明灰緑色でフチ取りをします。マスキングテープはエッチングパーツなどに貼り付いて破損する危険があるので、マスキングなしで作業をします。

マスキング無しだと、上手く塗れないのではと考える人もいると思うので簡単に説明をしておきます。

一度の塗装では塗料が上手くのらないので、何度か重ね塗りをする事になります。重ね塗りをする度にフチをきれいに塗っていく事で、徐々に境目が直線になっていきます。そのため最初はあまり直線を意識しないで、迷彩模様の形と位置を優先してフチ取りをします。

写真4
写真5
写真6

1度目でフチ取り軽く内側の塗装、2度目は普通に重ね塗り、3度目はムラのひどい箇所に重ね塗りとフチの形を整えるといった感じで、3回の重ね塗りを目安にして塗装を考えておくと気楽に塗装ができます。

何度も筆運びをすると下地の塗料が溶け出してしまうので、重ね塗りの際は筆運びの回数をできるだけ減らして下さい。下地が溶け出して困ってしまう場合は、筆運びの回数を減らして重ね塗りの回数を増やせば比較的きれいに塗装ができます。

🐥先に塗った塗料がしっかり乾燥してから、重ね塗りをするようにして下さい。

迷彩模様があるので難しいですが、筆はなるべく上から下に向けて動かすようにして塗装をします。

明るいグレーの塗装が終了した状態が写真7、8になります。

写真7
写真8

塗装が終了したら、写真9のように上から眺めて、ミディアムブルーで塗った箇所に明灰緑色がはみ出していないか確認をして下さい。

写真9

🐦️今回使用した資料を下記に載せておきます。製作する際の参考にしてみて下さい。

世界の艦船増刊 第187集 傑作軍艦アーカイブ(12)米戦艦「ノース・カロライナ」級/「サウス・ダコタ」級 Kindle版

今回はここで終了です。次回は迷彩塗装の続きになります。