前回は製作前の簡単な説明をしました。今回は基礎工作をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~①準備編~
=🐣製作予定=
ある程度工程を決めておかないと、作業が上手く進まないので簡単に工程を決めます。
地面の基礎工作→石垣と地面の塗装→橋の組み立てと塗装→芝生など地面の製作→水の製作→天守閣の仮組み→天守閣の塗装→天守閣の組み立て→樹木の製作→仕上げ作業→完成
以上の予定で製作していきます。
=🐣水堀について=
写真1の台座をそのまま使用して、透明レジンで水の表現をします。
透明レジンは水底が見える情景だと深さが簡単に表現できるのですが、今回のような深さが5mmぐらいしか状態だと深さのある水の表現が難しくなるので工夫が必要です。濃いめの色を着けて水底を見えないようにしてもいいのですが、それだと透明レジンにした意味が無くなってしまいます。なるべく透明度が活かせる情景になるようにしてみます。
今回はアルミシートを水底に貼り、水面がキラキラした感じになるようにしたいと思っています。アルミシートを貼る事によって、水面に天守閣が反射して見えるような情景になればいいなと思っています。
=🐣地面の基礎工作=
地面部分には、キット付属の樹木を植えるための穴が写真2のように開いています。
穴が深いので、今回はエポキシパテを使用して写真3のように埋めていきます。キット付属の樹木を使用する場合は埋めなくても大丈夫です。押し出しピンの跡も一緒に埋めておきます。
この上から、タミヤテクスチャーペイントを塗って地面の表現を出していくので、パテの跡をヤスリがけできれいにする必要はないです。
🐦穴埋めに使用したパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
写真4の赤丸で囲んだ水堀の部分に、押し出しピン跡の出っ張りがあります。
アルミシートを貼る時に邪魔になるかもしれないので、出っ張りを写真5のように削ります。このような場所はナイフでは削り難いので模型用の平ノミなどを使用します。
地面の部分に写真6のようにタミヤテクスチャーペイントの路面用ダークグレイを塗装します。テクスチャーペイントは筆を動かして塗るのではなく、上から叩くような感じで塗ると上手く塗る事ができます。
地面なのに何故路面のテクスチャーペイントと思う人もいるでしょうが、砂のテクスチャーペイントだと粒子が大きいので1/350だとオーバースケールになってしまいます。塗装すれば問題ないので、質感が自分のイメージに一番近い物を使用して下さい。
🐦今回使用したテクスチャーペインを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.115 情景テスクチャーペイント (路面 ダークグレイ)
テクスチャーペイントが乾燥したら、水面以外を全てタミヤアクリル塗料XF1フラットブラックで写真7~9のように塗装します。枠の部分も忘れないように塗装して下さい。
今回はここで終了です。次回は石垣と地面の塗装になります。