前回は貨車内部の塗装をしました。今回は貨車の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にしてください
【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑪貨車内部の塗装編~
=🐣マスキング=
内部の塗装が終了したら、別にしていた片側の側面パーツを取り付けてマスキングを行います。
天井はフィギュアの設置後に取り付ける事にしたので、写真1のように天井部分をマスキングします。フィギュアが扉からはみ出しているのでフィギュア設置は塗装後に行いますが、小物やフィギュアがはみ出さない場合は設置して天井を取り付けてから塗装しても問題はないです。
🐥天井を塗装前に取り付けた場合は、塗装中に車内のフィギュアや小物が外れないようにしっかりと固定するようにして下さい。
窓や扉部分などの開口部も写真2のようにマスキングをします。
=🐣下地塗装=
塗装前にエッチング部分にメタルプライマーを塗ります。細かいエッチング部分は塗らなくても問題ないですが、大きめのエッチングパーツは塗料の剥がれ防止のために塗っておくと安心です。
タミヤアクリル塗料XF1フラットブラックを全体に吹き付けます。車体下部を中心に塗り残しのないようにしっかりと塗装をします。
黒塗装が終了した状態が写真3~5になります。
次にタミヤアクリル塗料XF2フラットホワイトを吹き付けて、明暗を付けていきます。貨車はあっさりした箱型で明暗が付けにくいので、木製部分を中心に白を吹き付けています。車体下部は下地塗装の黒をそのまま活かしていくので、白がかからないように塗装をします。
白塗装が終了した状態が写真6~8になります。
🐦️今回製作している車両キットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
=🐣基本塗装=
内部塗装と全く同じ行程で進めていきます。全体をXF59デザートイエローで塗装してから、薄めたタミヤエナメル塗料XF64レッドブラウンを重ね塗りをして、板の雰囲気を出していきます。詳しい塗装方法は前回の記事で詳しく説明しているので、そちらを参考にして下さい。
板の塗装が終了したら細部塗装を行います。細部塗装まで終了した状態が写真9、10になります。
写真11のようにデカールを貼ります。デカール軟化財を使用して、木目のモールドにデカールが密着するようにします。
デカール貼りが終了したら、塗膜やデカールの保護とツヤを整えるためにXF35セミグロスクリアーでコーティング塗装をします。
コーティング塗装が終了したら、スミ入れ用塗料でスミ入れをします。筆を上から下に動かしてスミ入れ用塗料の拭き取りを行うと、拭き残しが雨垂れのように見えます。
最後に汚し塗装を加えます。外部の汚し塗装は車輪部分を中心に行います。実際の電車を眺めて確認してみると車輪部分は砂埃よりも、赤茶色の粉で汚れているような感じだったので茶色系のパステル粉を主としてまぶしてみました。
後は車輪部分の可動するような箇所に、オイル汚れを加えています。車体下部の汚し塗装が終了した状態が写真12、13になります。
車体下部の汚しは大変そうに見えますが、完成後に見えない部分が多いので裏面全てを汚す必要はないです。こまめに仮配置をしながら、どの部分が完成後に見えるか確認しながら汚し塗装を行ってみて下さい。
今回はここで終了です。次回はフィギュアの設置になります。