【初心者向け】簡単!冬季迷彩の塗装方法(ドラゴン 1/35 タイガーⅠ初期型)~⑥オイル汚れ編~

前回はスミ入れと排気管の塗装を説明しました。今回はオイル汚れの塗装になります。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!冬季迷彩の塗装方法(ドラゴン 1/35 タイガーⅠ初期型)~⑤スミ入れと排気管の塗装編~

=🐣オイル汚れ=

オイル汚れは、タミヤエナメルのX26クリアーオレンジと、X9ブラウン、XF1フラットブラックなどをを混ぜたものを使用します。ツヤ有りのブラックを使用するとオイル汚れがテカテカになり過ぎるので、フラットブラックでテカりを調節しながら塗装していきます。

🐥オイル汚れ用の塗料を使用しても問題ないですが単調になねりやすいです。フラットブラックを混ぜてツヤの調節をすれば単調な感じにならなくなります。

🐦オイル汚れ用の塗料を下記に載せておきます、参考にして下さい。

ガイアノーツ ガイアカラー オイル 10ml 模型用塗料 GE054

上記の3色を混ぜて製作したオイル汚れ塗料を、オイル汚れやシミを付けたい箇所に写真1のように筆で汚れを付けていきます。製作した塗料は原液の状態だと、濃度が濃すぎてハッキリし過ぎるので、適度に溶剤で薄めてから使用します。

写真1

色の濃さやツヤの加減が一定にならないようにしながら塗装します。クリアーオレンジを多めにすると、ツヤが多く薄めの比較的新しい時期に付いたような感じのオイル汚れになります。フラットブラックを多めにすると、ツヤが少なく濃い感じになるので時間が経って、土やススが混ざったようなシミのような古いオイル汚れになります。

このままではオイル汚れの縁がハッキリし過ぎるので、エナメル溶剤を染み込ませた筆で汚れ部分の縁を軽く撫でていき、写真2のようにオイル汚れの境目をぼかします。

写真2

この作業を何度が繰り返して、蓄積されたオイル汚れの表現をしていきます。気に入らなかったら、溶剤でふき取ってからやり直しをします。やり直しでふき取る時は、ほんの少し塗料を残すような感じで拭き取ります。その上にもう一度オイル汚れをする事によって、汚れに深みが出てきます。

🐥汚し塗装が苦手な人は、とりあえす汚してから全部拭き取り、再び汚し塗装をして拭き取るという工程の繰り返しを何度かやって下さい。すると、知らないうちに深みのある汚れの表現ができています。ちょっと面倒ですが汚し塗装の方法で迷っている人は是非やってみて下さい。

車体後部にエンジンがあるので、写真3のように車体後部を重点的にオイル汚れの表現を行います。ツヤや色の濃さが一定にならないように注意して作業をします。

写真3

車輪のリブ付近にも、写真4のようにオイル汚れをしていきます。この部分はフラットブラック多めの汚れた感じのオイル汚れにします。

写真4

車体後部にも写真5のようにオイル汚れを付けていきます。

写真5

砲塔も同様に汚し表現をします。オイル汚れというよりはシミになる感じで写真6、7のように塗装していきます。

写真6
写真7

これでオイル汚しは終了です。上手くいかない時は重ね塗りをするのではなく、一度軽く拭き取ってから再び塗装してみて下さい。きれいな感じで仕上げたい場合は、汚し塗装をやり過ぎないように注意して下さい。

写真8
写真9
写真10

🐔以前書いたオイル汚れ表現の記事を載せておきます。こちらも参考にして下さい。

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑨ ~塗装編(オイル汚れ)~

今回はここで終了です。次回は泥汚れの表現になります。