【初心者向け】劣化してバラバラになるデカールの修復方法(リキッドデカールフィルムの使用法)~その4~

前回は機体内部のデカールを貼りました。今回は機体表面のデカールを貼っていきます。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】劣化してバラバラになるデカールの修復方法(リキッドデカールフィルムの使用法)~その3~

=🐣機体表面のデカール貼り=

機体表面にはスジ彫りやリベット表現が多数あります。製作途中ですが写真1を参考にして下さい。

写真1

塗装が終了したらデカールを貼ります。水にしっかりと浸し、デカールと台紙がきちんと剥がれるようになったらデカールを貼ります。デカール修復液の膜が気になると思いますが、膜もデカールの一部だと思って貼れば大丈夫です。ナイフなどで下手に切断すると、逆に仕上がりが悪くなる場合があるので注意して下さい。

デカールを貼ったら写真2のように上からデカール軟化剤を塗ります。ノーマルタイプのタミヤマークフィットを使用しましたが、デカールが上手く軟化しない場合は、ハードタイプのものを使用します。

写真2

🐦今回使用したデカール軟化剤を載せておきます。参考にして下さい。

TAMIYA マークフィット ハードタイプ メイクアップ材シリーズ

マークフィット (40ml)

デカール軟化剤を塗った後、だいたい1~2分でデカールが柔らかくなります。デカールが柔らかくなったら、湿った綿棒で上から押し付けます。この時乾いた綿棒だと、デカールが綿棒にくっついてしまうので注意して下さい。

デカール修復液の上からでも、デカール軟化剤を塗る事ができるので気にせず使用して下さい。綿棒で密着させると、写真3のようになります。デカール修復液のおかげで、モールドに密着させてもバラバラになる事はありません。

写真3

写真4のようにデカールを重ねて貼る事も可能です。重ね貼りしたデカールにも軟化剤を使用できます。

写真4

特に問題なくデカール軟化剤を使用できるので、モールドにデカールを密着させる事が可能です。デカール修復液の膜が絡まった状態でも、膜自体が薄いので綿棒を押し付けてそのまま密着させると普通に平らになります。

写真5、6のように修復液の膜部分がテカってしまいますが、後でコーティング塗装をしてツヤを整えるので気にしないで下さい。

写真5
写真6

=🐣コーティング塗装=

ツヤの整えと、デカールの保護のためにタミヤアクリル塗料のXF86フラットクリアーを吹き付けます。

デカールは貼り終えた状態が写真7で、コーティング塗装した後が写真8になります。ツヤが均一になったので、デカールの光沢が目立たなくなります。

写真7
写真8

デカール修復液を使用しても、最後にツヤを整えると通常のデカールを貼った時のような仕上がりになります。

写真9
写真10

コーティング塗装をすればスミ入れをしても大丈夫です。

今回はここで終了です。次回はデカールの上からスミ入れをしてみます。

🐦今回使用しているキットとデカール修復液を下記に載せておきます。参考にして下さい。

MI-12 リキッドデカールフィルム(デカール修復液)

ハセガワ 1/72 陸上自衛隊 UH-1H イロコイ プラモデル A11