前回は飛行甲板周りの製作をしました。今回は船尾部分の製作をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~⑨カタパルトの製作編~
=🐣クレーンの製作=
船尾部分で一番難易度の高いクレーンを製作します。船首のクレーンは荷物などをつり上げるものですが、船尾のクレーンは艦載機をつり上げるものなので、船首のクレーンよりも大型になっています。
🐥艦載機を搭載している艦船や輸送艦などのエッチングパーツにはクレーン部分が含まれている事が多いです。形の違いはありますが、基本的な組み立て方は同じなので参考にして下さい。
クレーン部分は写真1のようにに展開図の状態になっています。カタパルトと同じように内側の部分だけ塗装しておきます。
折り目に沿ってエッチングパーツを曲げて写真2のように形を作ります。折り目が部分が長いのでプライヤーなどがあるときれいに曲げられます。
🐦エッチングパーツ制作時に便利なプライヤーを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ハセガワ トライツール エッチングプライヤー プラモデル用工具 TT26
形を整えたら、継ぎ目部分にゼリー状瞬間接着剤を爪楊枝などで流し込んで接着します。はみ出した接着剤は乾燥後にナイフなどで削り取ります。
クレーンと支柱をつなぐワイヤーも写真3のようにエッチングパーツ化されています。
瞬間接着剤を使用するため、接着時に位置調節をするのが難しいので、先にワイヤーとクレーン部分を接着させます。
まずはクレーンを接着する支柱部分のクレーン基部接着位置からワイヤー接着位置までの長さを測ります。
次にクレーン部分とワイヤーを写真4のように、赤線の部分の長さが、先程測った部分の長さと同じになるように接着するようにします。
この作業をする事によって、細かい調節をせずにクレーンとワイヤーの位置を簡単に決める事ができます。パーツが固定されたら写真5のように船体の支部分にクレーンを取り付けます。
最後にクレーンのフック部分を、写真6のように取り付けます。フックはしっかり地面と垂直になるようにして接着します。
=🐣船尾の製作=
船尾部分はクレーン以外はとくに難しい箇所はないです。船首と同じようにボートを取り付ける箇所があります。写真7のように先にボートを船体に接着してから、写真8のようにダビットを取り付けると作業が楽になり、さらに強度も上がります。
煙突周りや船体の手すりを接着して船尾の作業は終了です。写真10の赤丸で囲んだ部分の手すりパーツは含まれていないので、気になる人は別売りの手すりパーツや、余っている手すりパーツなどで追加して下さい。
🐥余ったエッチングパーツは次の制作時に使用する可能性もあるので、ファイルなどに入れて保管しておいた方がいいです。特に手すりや階段、扉などの余りパーツは役に立ちます。
これで船体の製作は終了です。
今回はここで終了です。次回は艦載機の製作になります。