前回で塗装は終了しました。今回は汚し塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フィギュアの製作と塗装法(タミヤ 1/35 アメリカ歩兵偵察セット)~⑫仕上げ編~
=🐣汚し塗装について=
車両に乗せたりジオラマにする場合、フィギュアが汚れていないとちょっと物足りない感じがする人も多いと思います。
塗装が上手くいかなかった場合、強めに汚し塗装をする事で失敗した箇所を誤魔化せますが、塗装が上手くいった場合、強めに汚すのはもったいないし、最後の段階で失敗はしたくないです。フィギュア塗装の汚しで迷っている人も多いと思うので、今回は失敗しない汚し塗装のやり方を説明します。
=🐣絶対に失敗しない汚し塗装の方法=
失敗しないという事は、失敗しても何度でもやり直せるという事です。上手くいくまでやり直しができるので、最終的に失敗しないという事になります。そんなわけで今回はきれいにやり直しができる方法を説明します。
大々的ま前置きになりましたが、実際の作業はもの凄く簡単です。以前の記事でも説明しましたが、タミヤのウェザリングスティックを使用すると、失敗しても水できれいに落とせるので気軽に汚し塗装ができます。今回は写真1のクレオスから発売されている水性ウェザリングペイントも使用してみたいと思います。
🐔ウェザリングスティックを使用した汚し塗装についての過去記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】1/35フィギュアの製作と塗装法(ドイツ歩兵)~⑨汚し塗装編~
旧キットはウェザリングスティック、新キットは水性ウェザリングペイントを使用して汚し塗装を行ってみたいと思います。
=🐣タミヤウェザリングスティックを使用した汚し塗装(旧キット)=
タミヤウェザリングスティックは、クレヨンを柔らかくした感じのスティック状の塗料です。
🐦下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) タミヤウェザリングスティック(サンド)
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.87 タミヤ ウェザリングスティック ライトアース
タミヤ(TAMIYA) タミヤウェザリングスティック(マッド)
まずは、ライトアース、マッド、ライトアースを塗料皿に取り出します。スティックは柔らかい固形なので、固まりをこすりつけるようにして塗料皿にのせます。
塗料皿にとったウェザリングスティックを、水で軽く薄めながら混ぜていき丁度良い色を製作します。製作した塗料を写真2、3のように、靴とヘルメットは全体的に、膝や肘など汚れの付きやすい箇所は部分的に塗りつけていきます。
水を付けた筆で塗装した箇所を撫でて、写真4、5のように軽く塗料を剥がします。表面に少し塗料が残る感じでウェザリングスティックを剥がすと、表面にうっすらとホコリ汚れが付いたような感じになります。
🐥失敗したら、水を付けた筆できれいに塗料を剥がしてから、もう一度やり直して下さい。
軽く剥がしたら、ウェザリングスティックを水で薄めないで膝や靴に塗ります。3色混ぜたものを使用してもいいし、1色ずつを3回に分けて塗ってもいいので、単調にならないように少し色を変えながら写真6、7のように塗ります。塗るというよりも、筆を叩きつけるような感じで汚しを付けていきます。
汚れが付きそうな箇所に塗料を付着させていきます。
塗り過ぎたら箇所があったら水を付けた筆を使用して、塗料を剥がしたり、汚しの形などを整えていきます。完全に乾燥するまでは水できれいに剥がす事ができるので、気に入った感じになるまでやり直す事ができます。
🐥やり直す際に軽く塗料が残るようにして剥がすと、やり直すたびに汚しに深みがでていい感じになってきます、。
タミヤウェザリングスティックは使いやすいのですが、汚しに使える色が3種類しかない事と、ツヤ消しなので湿った泥汚れの表現が難しいところが欠点です。固形のため、盛り付けるよう付着させると、ちょっとした立体感のある汚れが再現できるのは大きな特徴です。扱いも簡単なので、フィギュアの汚し塗装に迷っている人は是非挑戦してみて下さい。
今回はここで終了です。次回は水性ウェザリングペイントを使用して汚し塗装を行います。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。