前回は下地塗装について説明をしました。今回は基本塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】戦車模型の専用エッチングパーツ使用法(タミヤ 1/35 10式戦車)~⑩下地塗装編~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.329 陸上自衛隊 10式戦車
=🐣基本塗装=
まずは車両全体をタミヤアクリル塗料XF90茶色(陸上自衛隊)で塗装します。下地塗装でつけた明暗が消えないように、塗料を少し薄めにして吹き付けます。
茶色の塗装が終了した状態が写真1~4になります。
キャタピラ部分はあとで修正するので、はみ出しを気にしないで塗装して下さい。
=🐣迷彩塗装=
陸上自衛隊車両の迷彩は、境目がハッキリしているものが多いです。迷彩模様をマスキングして塗装すれば境目がハッキリしますが、複雑な迷彩柄をマスキングするのはちょっと大変です。
今回は筆とエアブラシを使用して、境目のしっかりした迷彩塗装を行います。
まずは塗装図を参考にして、タミヤアクリル塗料XF73濃緑色(陸上自衛隊)で境目を筆塗で塗装します。塗料をそのまま使用すると、縁取り部分が目立ってしまうので、エアブラシで塗装するよりも少し濃い目程度に薄めてから使用して下さい。
筆塗りでの縁取りが終了した状態が写真5~7になります。
縁取りが終了したらエアブラシで濃緑色を吹き付けます。吹き付ける際は、正面から吹き付けてしまうと縁取りを大きくはみ出してしまうので、写真8の矢印のように外側から内側に向けて吹き付けて下さい。
縁取りの線が太いとはみ出し難くなります。吹き付けに自信のない場合は太めの線で縁取りをするようにして下さい。
吹き付けが終了した状態が写真9~12になります。縁取り部分が多少目立ちますが、コーティングで艶を整えればあまり目立たなくなります。縁取りからはみ出した塗料は、最後に修正するのではみ出しはあまり気にしないで塗装をして下さい。
枠内を塗るためにエアブラシで細く弱めに吹き付けるので、通常よりはムラが出やすくなります。はみ出しよりも、ムラに気をつけて吹き付けをするようにして下さい。
🐦️複雑な形状の部分はマスキングテープよりも、マスキング液やマスキング用のパテを使用した方が上手く塗装できます。今回のような縁のハッキリした迷彩塗装にも使用できます。下記にマスキング液を載せておくので、興味のある方は参考にして下さい。
車体前部のライトガードのマスキングを剥がした状態が写真13、14になります。網目状の部分なので筆塗りで塗装しても、ムラや色合いの違いが目立たないです。周囲の色に合わせて塗装して下さい。
今回はここで終了です。次回は基本塗装の続きになります。