【初心者向け】戦車模型の専用エッチングパーツ使用法(タミヤ 1/35 10式戦車)~⑬スミ入れ編~

前回は基本塗装をしました。今回はスミ入れと汚し塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】戦車模型の専用エッチングパーツ使用法(タミヤ 1/35 10式戦車)~⑫基本塗装編その2~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣パステル粉の付着=

スミ入れの前に土色のパステル粉やピグメントを付着させます。スミ入れの際に流れてしまいますが、拭き残したパステル粉がいい感じで埃っぽくなってくれるのでお勧めです。

写真1、2のように足回りを中心に土色のパステル粉やピグメントを、土ぼこりを着けたい部分に乾いた筆で付着させるようにして下さい。

写真1
写真2

スミ入れ時に溶剤で流すので、形や量を気にしないで付着させたい部分にパステル粉をのせるようにして下さい。

=🐣スミ入れ=

スミ入れ用塗料でスミ入れをします。

今回は細かいエッチングパーツパーツを表面上に多数接着しているので、強く拭き取り作業をしてしまうとパーツが破損する可能性が高くなります。

そのためスミ入れ用塗料を溶剤で薄めて使用します。薄めるとそれだけ拭き取り作業が軽くなるので破損の可能性が低くなります。もちろん通常よりもスミ入れ効果が薄くなるので、気になる箇所は数回スミ入れを重ねるか、ピンポイントで濃い目の塗料を使用するなどしてスミ入れを行います。

スミ入れが終了した状態が写真3~6になります。今回はタミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンを使用しています。スミ入れ用塗料の拭き取りは上から下に筆を動かすと、拭き残しが汚れの流れのように見えます。

写真3
写真4
写真5

付着させたパステル粉は溶剤で軽く流しておきます。エナメル溶剤を付けた筆で軽く撫でるようにしてピグメントを軽く流します。スミ入れの拭き取りと同じように筆は上から下に動かせば、拭き残しが汚れの流れのよう見えます。

写真6

スミ入れ時に拭き取り難い箇所は、スミ入れ用塗料を薄めて軽く流し込む事で拭き取り作業を軽減する事も可能です。状況に合わせて塗料の濃さを調節してみて下さい。

🐦️今回使用したスミ入れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣汚し塗装=

写真7の丸で囲んだ部分は排気口のようで、実車の写真をみるとスス汚れが円形に付着しています。ここは黒と茶色のパステル粉を使用して、スス汚れが円形になるように付着させます。

写真7

足回りや泥よけ部分に再びパステル粉を付着させます。失敗した場合は、溶剤で流してから再度付着させて下さい。付着と流しを繰り返すといつの間にかいい感じの砂埃表現になっていくので、上手くいかない場合は作業を繰り返してみて下さい。

砂埃の付着が終了した状態が写真8~11になります。

写真8
写真9
写真10
写真11

これで車両の製作は終了になります。

今回はここで終了です。次回はフィギュアの塗装になります。