前回はフィギュアの製作をしました。今回は貨車内部の製作をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑦フィギュアの製作編その5~
🐦️今回製作している車両キットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
=🐣貨車内部の製作=
貨車の扉を開けた場合、貨車内部が空っぽだと気になります。扉自体はそれほど大きくないため、思っている以上に目立たないのですが、やはり空っぽの状態は何とかしたいです。
貨車自体が大きいので、手元にあるアクセサリーパーツだけでは空きスペースを埋めるのは難しいです。砲弾箱を山積みにしたいのですが、それにはかなりの砲弾箱が必要になります。今回は貨車の外側に大量の砲弾箱を並べたいので、できるだけ節約していきだいです。
今回のような少し大きめの空きスペースが気になるという場合の、簡単な対処方法をこれから説明していきます。
まずはプラ板で写真1のような箱形を製作します。上に布を被せるので、表面処理などの必要はないです。埋めたいスペースの大きさに合わせて製作します。多少形が崩れても布で誤魔化せるので、とりあえず箱型になるように製作して下さい。
今回は角に配置するので、写真2のように前面と上面だけ製作しています。底面や壁に接する面は製作する必要はないです。プラ板だけだと不安定なので、角や接着面に角棒を接着して安定感を高めます。
🐦️プラ板の加工に慣れていない人には、0、3mmのプラ板をお勧めします。ハサミでも切断できるので加工しやすく、適度な強度もあり非常に扱い易いです。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 楽しい工作シリーズ No.122 プラバン0.3mm B4 5枚
製作した箱型を写真3のように接着します。このままだとただのツルツルの箱にしか見えないので、布を被せて荷物らしくさせます。
ティッシュを写真3のように箱型に被せて、丁度よい大きさにカットします。ティッシュは2枚重ねになっているので、薄い布を表現したいときは1枚、厚めにしたい場合は2枚重ねで使用して下さい。今回は2枚重ねで製作しています。
ラッカーパテをラッカー系溶剤で溶かした溶きパテを、写真4のようにティッシュに塗っていきます。
ティッシュ自体が柔らかいので、溶きパテを塗る前にシワを作っても上手くいかないです。先に溶きパテを塗って少しティッシュを硬くします。
🐦️今回使用したラッカーパテと溶剤を下記に載せていきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.53 タミヤパテ ベーシックタイプ 32g
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.77 ラッカー溶剤 (250ml)
溶きパテを塗ったら、パテが乾かないうちにシワや折り目を作ります。パテを塗るとティッシュが硬くなるので、写真5のように複雑なシワや折り目を付ける事ができます。
写真6、7は反対側の荷物になります。
乾燥後にティッシュが浮いてしまう箇所がありますが、木工用ボンドなどを使用して箱型と密着させていきます。パテが乾燥すれば普通に塗装可能になります。
アクセサリーパーツだけでは、大型トラックなどの荷台を埋めるのはちょっと厳しいです。そのような時は今回のようにプラ板で作った箱型を試してみて下さい。
加工も簡単で大きなスペースを安価で埋める事ができるので、初心者の方にもお勧めです。溶きパテで作った布は質感が結構リアルなので、上にプラスチック製の布パーツを置いてしまうと、質感の違いが大きく出てしまうためちょっと注意が必要です。木箱などの硬い物を間に挟むなどして上手く誤魔化して下さい。
いろいろな場面に使えるので、ちょっと大きめの空きスペースを埋めたい場合は参考にしてみて下さい。
今回はここで終了です。次回からベースの製作になります。