前回は組み立て作業をしました。今回は車体内部の塗装をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】水性塗料でカーモデルを銀塗装してみる(ICM メルセデスベンツG4)~②組み立て編~
=🐣下地塗装=
組み立てをした際、塗装の事を考えて写真1のように分割しました。この状態で下地塗装をしていきます。
車内の床面はグレーで塗装します。後部座席の一部も床面と同じ色なのでタミヤアクリル塗料XF53ニュートラルグレイで写真2のように塗装をします。
車内側面と座席は黒色なので、タミヤアクリル塗料のX18セミグロスブラックで写真3のように塗装します。車体下部のフレームも一緒に塗装してしまいます。車体の裏面も忘れないように塗装して下さい。
下部フレームにはエンジンパーツやシャフトなど、塗り分けが必要な箇所がありますが、普通に組み立てるとエンジンやシャフトなどはほぼ見えなくなります。そのため、ボンネットを開状態に加工したり、飾り台をクリアーにして下から見えるようにしない限りはほぼ塗り分けは必要ないです。
車体下面は完成後でも塗装ができるので、完成後に目立つような箇所があるなら、その時に塗装をすればいいと思います。
これで下地塗装は終了です。
🐦️下記に今回使用したキットと、スケール違いの同車種を載せておきます。参考にして下さい。
ICM 1/35 ドイツ軍 G4高官用乗用車 1939年 withフィギュア プラモデル
ICM 1/72 ドイツ G4 スタッフカー 1935 “スナップキット” プラモデル
=🐣細部塗装=
座席や計器板などは先に細部塗装してから、車体に接着します。全体をセミグロスブラックで塗装しましたが、このままの状態で接着すると座席シートとそれ以外の部分の色が同じになってしまいます。
実物を見たことがないので、詳しい事は解りませんがシートは革貼りで、その他の部分は金属や木材に塗装をして使用していると思われます。どちらも黒塗りですが、同じ塗料で塗装してしまうと質感が同じになってしまいます。
少しでも質感の違いを表現するために、シートの革張り部分にタミヤエナメル塗料のX18セミグロスブラックを重ね塗りしています。同メーカーの同一塗料でも、エナメルとアクリルでは若干の違いがあります。そのため、少しですが革貼り部分とその他の部分に質感の違いが見られるようになりました。
🐥同一の色で異なる質感を出したい場合は、塗料の系統が違うものを重ね塗りすると微妙にツヤや質感が異なります。色を調合して質感の違いを出すよりも簡単なので、困った時はちょっと試してみて下さい。ただしラッカー系で重ね塗りをすると、下地が溶けてぐちゃぐちゃになるので、重ね塗りの順番には気をつけて下さい。
🐔塗料の重ね塗りに関して簡単に説明した記事を下記に載せておきます。こちらも参考にして下さい。
車体内部の塗装が終了した状態が写真4~6になります。
内部の金属部分に、車体塗装で使用するスーパーファインシルバーを使用してしまうと、ボディと金属部分の色や質感が同じになってしまうので注意して下さい。車体内部の銀色はタミヤエナメル塗料のX11クロームシルバーを使用しています。
今回はこれで終了です。次回は車体の仮組みになります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。