前回は砲塔のパテ盛りについて説明しました。今回は足回りの組み立てになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】アメリカ戦車製作方法(タミヤ 1/35 M26パーシング)~②砲塔の下準備編~
=🐣キャタピラの接着=
足回りの組み立ての前にキャタピラを接着しておきます。パーシングのキャタピラは、プラスチック用の接着剤で接着が可能です。剥がれないようにしっかり接着剤を付けて固定して下さい。
保管状況によってはクセが付いていて、曲げにくい場合があるので、接着後に輪ゴムなどで束ねて内側に曲がるようにクセを付けておきます。早い段階でこの作業をしておくと、キャタピラを巻き付ける作業が楽になるので早めにやっておいた方がいいです。
=🐣足回りの組み立て=
このキットはサスペンションが上下に可動します。車体のピンを切断する事で、写真1、2のようにサスペンションの可動が楽しめます。
この可動するサスペンションなのですが、ひとつ問題点があります。全てのサスペンションを可動にするとキャタピラを取り付けた際に車高が低くなってしまうのです。
ゴム製キャタピラを使用した人は経験していると思いますが、車体に取り付ける際に、先に起動輪などに巻き付けて少し力をいれてキャタピラを延ばしながら、誘導輪や転輪にセットしていきます。
キャタピラがゆるめだと、巻き付けた時にキャタピラが浮いてしまうので、ある程度のテンションかかかるように長さが少しきつめになっています。非可動のサスペンションなら問題ないのですが、可動式だとキャタピラのテンションがサスペンションにかかってしまい、巻き付けた際に少し車高が下がってしまいます。
車高が下がるのは1~2mm程なのであまり影響はないですが、キャタピラを巻き付ける前にプロポーションがかっこいいと思った人はキャタピラを巻き付けた後に、少しプロポーションが変わってしまうので注意して下さい。
🐥砲弾や燃料を満載すると、重量によってサスペンションはあるある程度沈みます。満載状態の車両だと思えば気にならないので、プロポーションよりもサスペンションの可動を楽しみたい人はそのまま製作して下さい。
ピンを切断しないで可動を諦めれば問題ないのですが、それだとキッットの楽しみが半減してしまいます。可動させたいけど車高が低くなるのはちょっとという人に向けて簡単な解決策を説明します。
写真3の丸で囲んだ部分のサスペンション固定ピンを残すようにすれば問題ないです。
誘導輪は第一転輪と連動しているので、誘導輪を固定してしまえば第一転輪も固定されます。これで転輪の左右両端が固定されるので、キャタピラを巻いた時に車高が低くなる事がなくなります。中心4つの転輪は可動するのでサスペンションの可動もある程度楽しめます。
今回の製作はサスペンションを全て可動状態にして組み立てています。途中の製作写真や、完成時の写真を見てちょっと車高が低いなと思った人は、左右の転輪を固定して製作してみて下さい。
今回はここで終了です。次回は車体の製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。