【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)~⑤車体下部の泥汚れ編~

前回は車体の製作について説明をしました。今回は車体下部の泥汚れになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)~④車体の組立編~

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。 参考にして下さい。

=🐣泥汚れを付着させるタイミングについて=

今回は車体下部のパーツを取り付けてから泥汚れを付着させています。車体上部や側面のパーツは泥汚れを付着させた後に接着する事にします。

全ての組み立てを終了して泥を付着させても問題ないですが、その場合は泥汚れを加えたら直ぐに塗装工程に入ってしまいます。そのため、泥汚れの具合をチェックする時間が短くなります。しかし、早い段階で泥汚れを付着させると、他のパーツを組立てる際に何度も泥汚れを見る事になるので、自然に何度もチェックする事になります。

チェックする時間が多い程、泥の付着が不足している箇所やテクスチャーの形状がいまいちな箇所を発見しやすくなります。テクスチャーペイントは着色されているので、慣れていないと色に惑わされてテクスチャーの形状を一見で把握するのは難しいです。確認する時間が多くなると、それだけ形状を把握しやすくなるので、テクスチャーペイントの盛り付けに慣れていない人は早い段階で付着させて、チェックする時間を多めに取るようにしてみて下さい。

=🐣車体下部の泥つけ=

車体下部に泥を付着させます。筆やヘラで盛り付けてから固いブラシや筆で表面を荒らしていきます。車体下部は泥が溜まりやすいので、厚めに盛り付けて泥の凹凸を強調させています。

車体下部に泥汚れを付着させた状態が写真1、2になります。

写真1
写真2

🐦️今回使用しているテクスチャーペイントを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣キャタピラの泥汚れ=

キャタピラと地面の接地面はモコモコした感じで泥を付着させてしまうと、ちょっと不自然な感じになってしまいますが、全く泥を付着させないというのも物足りないです。キャタピラの溝にはは泥を溜めて、接地面はなるべく泥を付着さない状態にしたいので、キャタピラにはテクスチャーペイントを塗るだけにします。

写真1はテクスチャーペイントの特色を説明した記事で使用した画像です。上は筆でさっと塗った状態、下はテクスチャーをのせるように少し意識しながら筆塗りをしたもので、写真2は上からフラットホワイトを吹き付けてテクスチャーの状態を見やすくしたものです。

写真3
写真4

この程度の泥なら接地面に付着していても不自然には見えないので、キャタピラには筆塗りでテクスチャーを加えていきます。普通に塗料を塗るような感じで、テクスチャーペイントを軽く筆に付けて、筆を前後左右に動かしながらキャタピラ表面に塗ってみて下さい。

筆を前後左右に動かすと、キャタピラの凹部分にテクスチャーの粒子が溜まるので、溝に溜まった泥汚れも表現できます。やり過ぎた場合は、綿棒やヘラでテクスチャーペイントを拭き取れば問題ないです。

溝に溜まった泥は感想すると表面が滑らかになってしまうので、忘れずに乾燥前にブラシや筆で軽く叩いて表面を荒らして下さい。

🐔テクスチャーペイントについて説明した回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)~②テクスチャーペイントの特色と使用方法編~

=🐣車体裏面の泥つけ=

車体裏面は見えない箇所なので、泥汚れを加える必要はないですが、転輪裏側は少しだけ覗くことができます。全ての転輪裏側に泥を付着させる必要はないですが、 前後の転輪裏側には写真5、6のように泥汚れを付着させておきます。

写真5
写真6

車体裏面は泥汚れを加える必要はないですが、泥汚れの練習台としては最も適した箇所です。慣れていない人は車体裏面で練習しながら作業をしてみて下さい。

=🐣車体側面の泥汚れ=

車体側面はキャタピラが跳ねた泥が付着するので、少し立体的になるような感じで泥を付着させます。範囲が狭いので最初は盛り付けだけを意識して加えて、後でナイフや綿棒で形を整えるようにすると上手く泥を立体的に付着させる事ができます。

写真7

最後にブラシや筆で表面を荒らすのを忘れないようにして下さい。

=🐣転輪接地面の泥汚れ=

キャタピラと接する転輪部分は写真8のように泥汚れを加えてないです。タイガー戦車やパンサー戦車などは転輪の幅が細いので問題ないですが、M10の転輪は太いのでそのままだとちょっと物足りないです。

写真8

物足りないと感じた場合は、キャタピラとの接地部分をキャタピラと同じように筆で軽くテクスチャーペイントを塗っておきます。やや暗くて解りにくいですが、転輪部分にテクスチャーペイントを塗った状態が写真9になります。 少しだけ粒子が付着するので物足りなさは解消できます。

写真9

上部転輪の接地面やキャタピラの内側も写真10のようにテクスチャーペイントを軽く塗っておきます。

写真10

ついでにキャタピラ側面も同様にテクスチャーペイントで筆塗りをします。テクスチャーが適度な感じで凹部に溜まって自然な感じになります。筆を上から下に動かすといい感じに泥が溜まります。

=🐣仕上げ作業=

テクスチャーペイントを乾燥させた状態が写真11、12になります。プラスチックの形成色が濃い色なのであまりよく解りませんが、車体下部はほとんどテクスチャーペイントの色で染まっています。

プラスチックの地肌が見える箇所は一目で解るので、塗られていない箇所が自然に見えるかどうか確認をして下さい。不自然に感じたなら、盛り付けや筆塗りでテクスチャーを加えて下さい。

写真11

全ての組み立てを終了してから泥汚れを加えた場合は、これから塗装作業に入るので、泥汚れの状態を念入りにチェックして下さい。下地塗装までなら修正は簡単ですが、基本塗装を終えると修正作業が難しくなるので注意して下さい。

写真12

今回はここで終了です。次回は砲塔の製作になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次として使用して下さい。

【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)

~①準備編~

~②テクスチャーペイントの特色と使用方法編~

~③足回りの泥汚れ編~

~④車体の組立編~