前回で製作は終了したので今回は簡単なまとめになります。
=🐣効率良く製作する方法=
1.合わせ目の処理
時間のかかる作業を一括で早い段階に行う事で、製作がスムーズに進みます。
今回キットで一番手間のかかる作業は合わせ目消しだと思います。スジ彫りしながらのヤスリがけが少し面倒ですが、作業自体はそれほど難しいものではないです。しかし、パテの乾燥時間がかかってしまうので、どうしても作業時間が長くなってしまいます。
模型製作で完成を焦ると、結構失敗する事が多いです。時間に余裕があるとパテ盛り作業でヒケができても、パテを盛り直して埋める事ができます。しかし、先を焦ってヒケをそのままにすると、完成後に思っていたよりも目立ってしまい後悔する事が多いです。
説明書通りに製作すると、行程ごとにパテ盛り作業が必要になります。少し製作したらパテ盛りして乾燥の繰り返しになってしまうので、製作にとても時間がかかってしまいます。
時間短縮のため、パテ盛り作業を一括で行う事をお勧めします。今回の製作だと、機首、エアインテーク、主翼など機体部分に接着するパーツを一括でパテ盛り作業をしています。次の日にパテ盛りした箇所を確認して、ヒケができた部分にパテを盛り付ける作業だけでもしておくと、ヤスリがけ作業がスムーズに進みます。
同時に数ヵ所パテ盛りをしておくと、一部にヒケが発生しても他の部分のヤスリがけができるので、作業が中断する事もないです。燃料タンクや武装品など最後に取り付けるものなども、出きるだけ早い段階でパテ盛りまでしておく事をお勧めします。ヤスリがけは組み立て中の合間にコツコツやると、いつのまにか終わっていたりします。飽きないように作業をするのも、きれいに仕上げるコツのひとつなので是非工夫してみて下さい。
🐥戦車模型は砲身部分に合わせ目ができることが多いです。砲身の接着は工程では最後の方になりますが、一番最初に砲身の接着とパテ盛りだけしておくと、ゆっくり作業の合間にヤスリがけができるので、丁寧な仕上がりになりやすいです。
2.塗装
塗装はなるべく塗る回数を減らしたいので、下地塗装、基本塗装、コーティング塗装は一度で済むように塗り残しなどに気をつけて下さい。下地塗装からコーティング塗装まで終了した時に、燃料タンクや車輪格納部カバーの塗り忘れを発見すると悲惨です。完成間近になるほど、焦って修正作業が乱雑になってしまうので、塗り忘れた箇所などを再塗装する際は注意して作業をして下さい。
塗装前日などに、マスキングする箇所などの確認を軽くしておくといいです。ハンドピースに塗料を入れて、さぁこれからという時に、マスキングをしていない箇所を見つけた場合、焦ってマスキングをしてしまうので、乱雑になりやすくなってしまいます。落ち着いた状態の時に、事前に軽く確認をしておくと安心して作業ができます。
3.何度か製作をする
以前は複座型のF型を製作したのですが、E型とはコクピットの配置が異なるだけであとは同じでした。約2年前に製作したのですが、面倒な作業や前回失敗した箇所などを覚えていたので最初に製作した時よりも、作業がスムーズに進み、仕上がりもきれいになったと思います。
二度目の製作は最初よりも、確実に効率良く仕上がりもきれいに製作できます。好きな機体があるなら何度か製作してみるのもいいと思います。
同じ物を製作するのは飽きてしまいそうですが、デカール替えキットや、バージョン替えのキットならばまた違う感じになります。今回のように別売りのパーツを追加するだけでも、違う雰囲気になるので試してみて下さい。
🐦️今回使用した別売りパーツを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ空軍 U.S.エアクラフトウェポンVI スマート爆弾セット プラモデル X72-11
ファインモールド 1/72 ナノ・アヴィエーションシリーズ 現用機用シートベルト1 F-14・F/A-18用 プラモデル用パーツ NA7
=🐣キットについて=
比較的古いキットなので、はっきりと合わせ目ができてしまう箇所が多いですが、丁寧に処理をすれば問題ないです。合わせ目の処理がしにくい箇所は、今回機首部分で行ったようにパネルラインに見えるようにして、合わせ目を残すのもひとつの手です。
コンテストなど作品が評価されてしまう状況だと、マイナス要因になるかもしれませんが、個人で飾る場合は自分がそれで納得いくなら全く問題ないと思うます。ちょっと難しいと思った箇所を、作りやすいようにアレンジする事もきれいに仕上げるためのひとつの方法です。
ハセガワの1/72スーパーホーネットのキットは、プロポーションがしっかりしているし、値段も安くなにより入手しやすいので結構お勧めのキットです。パテ盛りなどは面倒ですが、プラモデルの基本的な製作が楽しめるキットです。このキットを一度製作しておくと、大概のキットは迷わずに製作できると思います。
🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 艦上戦闘・攻撃機 F/A-18E スーパーホーネット プラモデル E19
=🐣まとめ=
今回は二度目の製作だったので、なるべく楽で効率的に製作できるように説明しました。製作方法で悩んでいる人は参考にしてみて下さい。製作方法は、人によって合う合わないがあると思います。自分に合った塗装法や製作方法を探すのは大変ですが、一度発見してしまうと製作の早さや完成度が上がるので、いろいろなキットを製作しながら、自分に合う製作方法を探してみて下さい。
今回の記事はここで終了です。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。