前回でジオラマ製作は終了しました。今回は簡単なまとめになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑳フィギュアと車両の配置編~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.377 ドイツ軍 Sd.Kfz.2 ケッテンクラート中期型
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ陸軍 歩兵 アタックチームセット
=🐣ジオラマ製作について=
今回は細かい箇所まで説明したので、結構長めの製作記事になりました。一通り製作方法を説明出来たと思うので、是非ジオラマ製作の参考にしてみて下さい。
ジオラマ製作は一見難しそうですが、一つ一つの作業はエッチングパーツの加工よりも簡単な作業です。取りかかりに覚悟が必要ですが、一度製作してみると次の製作がずいぶん気楽にできるようになります。まずは小さいサイズで素材や製作方法を確かめる気持ちで製作してみて下さい。
=🐣難しいところ=
ジオラマ製作は簡単と説明しましたが、ある程度難しい工程もあります。難しい部分を簡単に説明しておくので、少し気にしながら作業をしてみて下さい。
1.配置
初期の作業ですが、限られたスペースに車両やフィギュアを配置していくのは大変です。自作でベースを製作できるようになるとスペースの問題は解決しますが、慣れるまでは市販品を使用して決められた大きさの中で配置を悩んでみて下さい。
今回は戦闘中のフィギュアを使用したので、2体でも状況が解りやすいですが、ストーリー性を持たせたい場合はフィギュアを多めに使用した方がいいです。フィギュアが多いとそれだけ情報量が多くなるので、ストーリーが解りやすくなります。
フィギュア=台詞と仮定して演劇で例えてみます。台詞が多い人物を演じる場合、台詞を覚えるのが大変ですが自分の気持ちや考え方、生活環境などの細かい部分まで台詞で表現されるので、人物像が観客に伝わり易いです。逆に台詞が極端に少ない人物を演じる場合、台詞から得る情報量が少ないので動作や表情などで人物像を伝える必要があります。
このような感じで、登場するフィギュアが多いと、何をしているのかが解りやすくなります。逆にフィギュアが少ない場合は、ポーズや配置に気をつけないと、どのような状況なのか伝わらなくなります。フィギュアは塗装が大変ですが、多く配置するとそれなりのメリットはあります。ストーリー性を持たせる場合はフィギュアの数にも注意して下さい。
配置は製作に慣れても悩みどころです。難しいですが、楽しい作業のひとつでもあります。いろいろ試行錯誤しながら、自分のイメージに合う配置を探してみて下さい。
2.樹木の製作
樹木はジオラマ製作の難関部分です。ただし、自分のイメージに合った幹や枝、葉っぱなどの素材を探すのが難関であって、素材を探して製作方法を確立させてしまえば、その後の製作はかなり楽になります。
ジオラマ製作を決めてから、素材を探しにいくと大体良いものは見つからないです。日頃から模型店のジオラマコーナーなどを覗いて、いろいろな素材を探してみて下さい。樹木の素材は定期的に再販されているものが少ないので、実際に使用して良いと思った製品はストックとして複数購入しておくことをお勧めします。
樹木製作は素材と作り方を決めてしまうと、製作が格段に楽になります。自分好みの素材が見つかるまで、地道にいろいろな素材を試してみて下さい。
以上の2点がジオラマの難しい部分だと思います。配置は慣れてきても悩むところなので、それも製作の楽しみと思いながら製作するのがいいと思います。
=🐣まとめ=
草木のあるジオラマはハードルが高いと考えている人は多いと思います。自由に配置や情景を決められるので、難しくて面倒だと思った情景部分は、無理にジオラマに組み込む必要はないです。慣れるまでは無理をしないで、簡単そうだなと思った情景部分を組み合わせて製作をしてみて下さい。
ジオラマ製作は始める時のハードルは高いですが、一度越えてしまうと製作に対する不安感は無くなっていきます。ジオラマ製作が出来るようになると、模型製作の幅はかなり拡がるので、少しでも興味のある人は気が向いた時に今回のようなミニ情景を製作してみて下さい。
上手く製作するためのコツは素材や材料を知る事と、製作方法を確立させる事です。どちらも実際に作ってみないと出来ない事なので、まずは上達のために手を動かす事から始めてみて下さい。
これで今回の記事は終了です。
慣れないうちは構図などの難しい事はあまり気にしないで、少し気楽に製作してみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。