前回は樹木の設置をしました。今回は石垣部分の仕上げ塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑭落ち葉の製作と樹木の接着編~
=🐣石垣の仕上げ=
前回でベースの製作は一通り終了したので、今回から仕上げ作業になります。
まずは石垣部分の仕上げ塗装を行います。これは石畳やブロック塀などの塗装にも使えるので、石の塗装で悩んだ時は参考にしてみて下さい。
石垣部分の基本塗装が終了した状態が写真1になります。下地塗装で明暗を付けたので多少石の色に変化がありますが、このままだと石が軽い感じに見えてしまうので、重量感を出すためスミ入れや汚し塗装を行います。
土色のピグメントやパステル粉を写真2のように石垣に付着させます。車両や地面の仕上げにも使うので、この時に使用するパステル粉は少し多めに用意して下さい。
タミヤスミ入れ用塗料を使用してスミ入れを行います。写真3のように石と石の間に塗料を流し込み、石垣部分に立体感を出します。黒だと明暗がハッキリし過ぎるので、ブラウン系の塗塗料の方がお勧めです。
🐦️タミヤスミ入れ用塗料は少量のエナメル塗料を混ぜて色合いを変える事も可能です。色々な使い道があるので、手元にあると便利です。下記に載せておくので参考にして下さい。
スミ入れが終了したらエナメル溶剤を付けた筆で写真4のように表面を撫でて、石の表面のパステル粉やはみ出したスミ入れ用塗料を石の隙間に押し込みます。少量のグレイやブラック系のスミ入れ塗料を混ぜたエナメル溶剤を使用すると、石に微妙な変化が出るのでお勧めです。
乾燥した状態が写真5になります。スミ入れをした事で石の立体感が増しています。さらにパステル粉をエナメル溶剤で流しているので、粉っぽさがなくなり重い石の感じになります。
写真5の状態で終わりにしても良いのですが、石の塗装は重ねれば重ねるほど深みがでるので、パステル粉をまぶすところからもう一度繰り返し作業をします。写真5の状態からから2回仕上げ塗装を繰り返したものが写真6になります。写真1の状態と比べると、明らかに石の重量感が増して見えます。
この仕上げ作業は、下地塗装で明暗を付けておけば、パステル粉とスミ入れ用塗料だけで簡単に出来るなので、初心者にもお勧めの作業です。石畳やブロック塀の塗装にも使えるので塗装に迷った時は参考にしてみて下さい。
🐔城郭模型の石垣の塗装にも応用可能です。下記に載せておくので参考にしてみて下さい。
【初心者向け】簡単!城郭模型の石垣塗装法(童友社 松本城)
今回はここで終了です。次回は車両の仕上げ作業になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。