前回は車両の塗装を行いました。今回は車両塗装の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑯車両の塗装と仕上げ編その1~
=🐣土塊の使用方法=
前回製作した土塊の使用方法を簡単に説明しておきます。
地面や車両で土塊を乗せたい部分に、スーパーフィックスを使用して写真1のように接着します。
ボンドが乾いたら、ピンセットや針などの固いもので写真2のように土塊を崩します。崩さずにそのまま使用しても大丈夫です。
水で薄めたスーパーフィックスを、崩した土塊に1滴垂らします。写真3のように土塊の色が変わってしまいますが、気にしないでボンドが乾燥するのを待ちます。
ボンドが乾いたら、土色のピグメントを軽く土塊と回りの地面にまぶしていきます。土色のピグメントを土塊にまぶすと写真4のように地面に同化して目立たなくなります。
付着させたピグメントが気に入らなかったら、エナメル溶剤でピグメントを軽く流してしまえばやり直す事もできます。
土塊を湿った状態にしたい場合は、薄めたクリアーで表面を軽く撫でて光沢を出します。ツヤを上手くコントロールできれば、地面の状態に合わせた土塊を製作することができます。
=🐣車両の仕上げ塗装=
車両にスミ入れをしたら、側面装甲板の裏にあった押し出しピン跡が写真5のように目立ってしまいました。パテ盛りで修正するにはちょっと手遅れの状態です。このまま放置しても良いのですが、一度気になってしまうと完成後もずっと気になってしまうので、ここは装備品などで隠す事にします。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.377 ドイツ軍 Sd.Kfz.2 ケッテンクラート中期型
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ陸軍 歩兵 アタックチームセット
配置があまり不自然にならないように注意しながら、写真6のようにさりげなく装備品でピン跡を隠します。塗装後に修正しなければいけない箇所を発見したら、修正するよりは装備品やフィギュアなどで隠した方がきれいに仕上がるので、参考にしてみて下さい。
装備品を塗装したら木工用ボンドで車体に取り付けます。プラスチック用の接着剤だと、塗料が剥がれてしまうので塗装後の接着は木工用ボンドをお勧めします。
装備品でピン跡を隠したら、土塊を写真7のように車体に取り付けます。
土塊を隅を軽く崩して、水で薄めたスーパーフィックスを上から垂らして固着させます。接着剤の乾燥後に石垣の仕上げに使用したパステル粉を付着させて、乾燥した感じの土塊にします。作業が終了した状態が写真8、9になります。
車両の座席に土塊がある場合、当たり前ですが搭乗前に手で払います。すなわち座席に土塊があると、より廃棄された車両に見えてきます。人がよく触れる箇所に砂ぼこりなどの汚れが溜まっていると、それだけで廃棄車両っぽく見えるので、廃棄車両を塗装する際の参考にしてみて下さい。
全体にパステル粉を付着させて埃っぽい状態にします。今回、ベースはあっさりした感じなので、あまりドロドロにならないようにしてアッサリした感じで汚しています。
車両塗装はベースの塗装に合わせないと、逆に車両が浮いてしまう場合があるので、ベースの雰囲気に合うような感じで塗装してみて下さい。
車両塗装が終了した状態が写真10~13になります。
これで車両は完成です。
今回はここで終了です。次回は地面の仕上げになります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。