前回は天井の照明を製作しました。今回は天井製作の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ミニアートの路面電車キットに電飾を仕込む(ミニアート 1/35 路面電車)~⑪天井の製作編その1~
=🐣天井の塗装=
塗装前に配線コードの邪魔になりそうな凸部分があったら、模型用のノミなどで処理をしておきます。
天井の裏側をタミヤアクリル塗料XF2フラットホワイトで塗装をします。写真1ではつり革を取り付けていますが、この後の作業中に何度も取れてしまったのでつり革は車体の接着直前に取り付ける事をお勧めします。
運転席天井部分も写真2のように塗装をします。外側の縁は白色なので、一緒にフラットホワイトで塗装しておくと後の作業が楽になります。
天窓にクリアーパーツを接着して、軽く内部をスミ入れをします。スミ入れが終了したら、写真3のように天窓外側のマスキングをします。
🐦️下記に今回使用している物と同タイプのキットを載せておきます。参考にして下さい。
=🐣照明の取り付け=
前回製作した照明部分を天井に接着します。照明を説明書通りの位置で接着すると配線コードが弛んでしまうので、写真4のように少しズラしてコードが延びる状態の位置で接着をします。
配線コードは写真4のように天井のスミを通るようにしました。この部分は外から覗き込まないと見えないので、コードは塗装しなくても問題ないです。通常の状態で見えない部分の配線はあまり気にしなくて大丈夫だと思います。
後部運転席天井の穴に、写真5のコードを通すことになります。
天井部分のコードを車体に通すために、今回は組み立て手順と違う方法で車体と天井を接着する事になりました。結構大変な作業になってしまったので、加工や電飾に合わせて組み立てるのが難しいと思った場合は、製作しやすい方法をとる事も大事だとおもいます。
例えば写真6の丸で囲んだ部分の天窓を外してそこから配線コードを通す事にすると、説明書通りの手順で組み立てる事が可能です。もちろん天窓から外に延びる配線が気になりますが、反対側の側面から見るように車両や台座を製作すれば、それほど目立たなくなります。
内部が発光するだけで、大きな改造をした感じになり普通に製作するよりも完成後の満足感は高いです。配線コードを完全に隠すような本格的な加工は、電飾や模型製作に慣れてきた時にすれば良いと思うので、とりあえず最初のうちは発光する事自体を楽しんで、ちょっと難しいと思った部分は配線を完全に隠すのではなく、目立たなくする事を意識して製作してみて下さい。
=🐣運転席上部の製作=
前回は写真7のようにヘッドライト部分を埋め込みました。説明書だと車体正面部分は車体に接着してから、天井を乗せるのですが、客室照明の配線を運転席脇に通す必要があるので、天井部分に車体正面部分を接着してから車体に取り付けます。
写真8の運転席天井部分に開けた穴に、配線コードを通していきます。
後部天井に車体正面パーツを取り付け、配線用の穴にLEDを通していきます。今回は客室照明の配線を通す必要があるので、後部運転席は写真9のように左右に配線用の穴を開けています。このような加工をした際は、前後間違えないように注意して接着をして下さい。接着が終了したら、配線が窓枠に隠れるようにコードの形を調節します。
同じように前部も写真10のように車体正面パーツを接着して、配線が窓枠に隠れるようにコードの形を調節します。
写真11、12のように運転席上部の照明を取り付けます。両面テープを使用すると、組み立て中や完成後にコードに力がかかって穴と発光部分がズレる可能性があるので、エポキシパテを使用して固定させます。
パテが硬化するまでは、発光位置が穴とズレていないかこまめに確認するようにして下さい。
🐦️LEDの固定に使用したパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.51 エポキシ造形パテ(速硬化タイプ) 25g
運転席天井部分を発光させると、写真13のようになります。
電飾には発光と照らすの2種類があります。発光はライトなどの発光部位を光らせる事で、照らすは建物や車両の内部を照らす事です。発光は正確な位置に電飾を埋め込む必要がありますが、照らす場合は実際の発光場所に取り付ける事よりも、内部全体を照らす事に重点をおいて取り付け場所を決め事がポイントになります。
発光させる部位の用途を考えて電飾の位置を検討してみて下さい。
🐦️今回使用している電飾セットを下記に載せておきます。電飾に賞味のある方は参考にして下さい。
今回はここで終了です。次回は天井製作の続きになります。