【初心者向け】フィギュアの製作と塗装法(タミヤ 1/35 アメリカ歩兵偵察セット)~⑧服の塗装編~

前回で顔の塗装は終了しました。今回から服の塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】フィギュアの製作と塗装法(タミヤ 1/35 アメリカ歩兵偵察セット)~⑦顔の塗装編その4~

=🐣塗料のツヤを消す=

皮膚と服の部分が完全にツヤ消し状態になっていると結構上手く見えるのでツヤを完全に消します。逆に皮膚や服の部分にツヤがあるとおもちゃっぽく見えてしまうので注意して下さい。

服の部分はタミヤエナメル塗料で行います。塗装にはツヤ消しの塗料を使用しますが、X21フラットベースを加えて完全なツヤ消しにします。

フラットベースは液状なので、普通に塗料に加えてしまうと塗料が薄くなってしまいます。筆塗りの場合、塗料が薄いと上手く塗装できないので、フラットベースに少し加工します。

加工という程ではないですが、フラットベースを購入した時に瓶の蓋を開けた状態にして数日放置します。すると溶媒が揮発して写真1のような粉が瓶に残ります。この粉と塗料を混ぜると塗料を薄くする事なく完全なツヤ消しにする事ができます。

写真1

これに写真2のように塗料を加えて混ぜ合わせます。

写真2

粉が固まっているので、塗料に混ぜる時は粉の固まりがなくなるように筆などで良く混ぜます。完成したら不要なランナーなどに塗って、ツヤ消し具合を確認します。乾燥したときに粉を吹いたようになる場合は、フラットベースが多いので塗料を加えて調節して下さい。

🐥粉になったフラットベースにエナメル溶剤を加えると、ペースト状になります。粉で使用するのが嫌な人は少量の溶剤を加えて使用してみて下さい。粉の状態よりも混ぜるのが楽です。

=🐣服の塗装=

今回、服は説明書の指示通りの色で塗装しますが、自分のイメージに合った色でいいと思います。

まずは旧キットのズボンを、完全ツヤ消しにしたXF52フラットアースで写真3のように塗装します。

写真3

旧キットの上着、新キットの上下はXF51カーキドラブで塗装します。これも完全にツヤ消し状態にしてから写真4のように塗装します。

写真4

装備品に隠れてしまう部分にもしっかり塗装して下さい。

🐥皮膚部分をアクリル塗料、服をエナメル塗料にすると、服の塗装時に塗料が皮膚部分にはみ出してしまった際、エナメル溶剤で拭き取る事が可能です。苦労して塗った箇所に塗料がはみ出ると精神的にショックなので、拭き取れるように塗料の種類を変えるのも一つの方法なので参考にして下さい。

今回はここで終了です。次回は装備品の塗装になります。