【初心者向け】ムギ球を使用して模型を光らせる!(ゲッコーモデル 1/35 コンテナ兵舎)~⑪細部塗装と汚し塗装編~

前回は基本塗装について説明をしました。今回は細部塗装と汚し塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】ムギ球を使用して模型を光らせる!(ゲッコーモデル 1/35 コンテナ兵舎)~⑩基本塗装編~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣コンテナの塗装=

まずは壁面のスピーカーと時計、電球の傘などの細部塗装を塗装します。細部塗装が終了したら、時計盤や外側の表示板デカールを貼ります。

デカール貼りが終了したらツヤの整えと塗膜の保護のために、タミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーを吹き付けてコーティング塗装をします。

コーティング塗装を終えた状態が写真1、2になります。

写真1
写真2

コーティングが乾燥したら、タミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンを使用してスミ入れをします。

下地塗装で明暗が残っているので、そのままでも十分に立体感がありますが、スミ入れをするとさらに立体感が増します。ただし、スミ入れをすると全体が一段階暗くなってしまうので注意して下さい。

スミ入れを終えた状態が写真3、4になります。

写真3
写真4

下地塗装のおかげで、写真5のように床面に色の変化が出て汚れた感じに見えます。これで土色のパステル粉を付着させれば十分なのですが、ちょっと物足りない感じがしたので床にシミ汚れを加えます。

写真5

ガイアカラーのオイル汚れ用塗料に、タミヤスミ入れ用塗料を加えてツヤを調節した塗料を、写真6のようにシミ汚れを加えたい箇所に塗っていきます。

今回はスミ入れ用塗料のダークブラウンを加えていますが、オレンジ系の色を加えれば鮮やかな茶色、黒系の色を加えれば黒っぽいシミになります。イメージしたシミの色に合わせて加える色を調節してみて下さい。

写真6

🐦️今回使用したガイアカラーのオイル汚れ用塗料は、エナメル系の塗料やスミ入れ用塗料と混ぜる事ができるので、自分の好みに合った色やツヤに調節しやすいです。下記に載せておくので、参考にして下さい。

付着させたシミの形と濃さをエナメル溶剤で調節していきます。くすんだ感じのシミにしたい場合は、エナメル溶剤にフラットベースを加えたものを使用するとツヤが消えてくすんだ感じのシミになります。

シミの調節が終了した状態が写真7、8になります。

写真7

ツヤを変えるだけでもシミ汚れに変化が出ます。ツヤが多い新しい感じのシミになるし、ツヤが少なければ古い感じのシミになります。ツヤに変化を加えて、いろいろなシミ汚れやオイル汚れを表現してみて下さい。

写真8

失敗してもエナメル溶剤で全体を拭き取ってしまえば、シミの付着からやり直す事ができます。気に入った状態になるまで、挑戦してみて下さい。

最後に土色のパステル粉を床面や外壁に軽く付着させます。パステル粉を付着させ過ぎると粉っぽくなってしまうので注意して下さい。粉っぽくなってしまった場合は、エナメル溶剤などでパステル粉を流してからもう一度付着させて下さい。

=🐣車両の塗装=

ミュールもコンテナと同じように、細部塗装→コーティング→スミ入れ→オイル汚れの順番で塗装しています。

汚し塗装まで終えた状態が写真9、10になります。

写真9
写真10

🐦️今回使用したM274のキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣土嚢の塗装=

土嚢にスミ入れをする前に軽く土色のパステル粉をまぶしておきます。こうすれば、スミ入れの際にパステル粉が流れて、適度に汚れた感じになります。

ベトナムの土は赤茶色のイメージが強いので、少し茶色を強めにしたパステル粉を付着させていきます。土嚢だけでなく、地面の表面にも軽くパステル粉を付着させています。

パステル粉をまぶした状態が写真11、12になります。

写真11
写真12

タミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンで土嚢部分にスミ入れをします。塗料を拭き取る際に、表面に付着させたパステル粉を流すようにすれば、微妙にパステル粉が残って土嚢の表面に色の変化が出ます。一手間加えるだけの作業なので、少し複雑な汚れを表現したい人は、スミ入れ前に土色のパステル粉を付着させてみて下さい。

土嚢のスミ入れを終えた状態が写真13、14になります。

写真13
写真14

今回はここで終了です。次回は小物の塗装と配置になります。