前回は頭髪の塗装にについて説明をしました。今回は服の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】車体に合わせた戦車兵フィギュアの改造方法(ドラゴン 1/35 ヘッツァー コマンドバージョン)~⑨頭髪の塗装編~
=🐣服塗装のコツ=
服の塗装は好みにもよりますが、ツヤを完全に消して明暗(特に暗い部分)をハッキリさせれば意外と上手くいきます。服の塗装で悩んでいる人はちょっと参考にしてみて下さい。
=🐣服の塗装=
まずは写真1のようにフィギュア全体を塗装します。インナーはタミヤエナメル塗料XF53ニュートラルグレイ、帽子と服はXF65フィールドグレイで塗装しています。足元は車体に隠れてしまうため膝下の塗装は省略します。
ニュートラルグレイとフィールドグレイはツヤ消し塗料ですが、フラットベースを少量混ぜてツヤを強めに消しています。フラットベースを加えすぎると乾燥後に白い粉が表面に残ってしまうので、加減には注意して下さい。

全体の塗装が終了したら、写真2のようにベルトやネクタイなどの細部を塗装します。
明暗を付ける前に一度全体を塗装した方が、塗り忘れや塗り残しが少なくなります。ベルトのバックルや勲章などシルバーで塗装する部分だけは最後に塗装します。

基本色に黒色を混ぜて影色を製作します。明るい色なら少量の黒を加えるだけで影色になりますが、フィールドグレイのような濃い目の色だと、少量の黒を加えても基本色との違いが解り難いです。黒を加える量を上手く調節して、影色がある程度目立つように調合して下さい。
調合した影色を写真3、4のように、シワの凹部分や服やベルトの境目などに塗っていきます。


🐥影にツヤがあると不自然なので、影色にもフラットベースでツヤを消す事を忘れないようにして下さい。
影色に黒をさらに加えて暗い影色を製作します。この色はほぼ黒に見える感じで構わないので、影色よりも濃く見えるように調合します。
暗い影色はモールドを強調させたい部分のみ塗装します。シワの深い箇所よりも、襟元、服の合わせ目、ベルトの境目など、服の形状が解る部分に塗った方が効果的です。
暗い影色を塗装した状態が写真5、6になります。


影色を塗ったら、基本色に白系の色を加えて明るい部分の色を調合します。今回はXF55デッキタンを加えていますが、XF2フラットホワイトでも問題ないです。
調合した明るい色を使用して、凸部分をドライブラシで塗装します。しっかり筆先の塗料を拭き取ってからドライブラシをして下さい。拭き取りをしっかり行うと色が着きにくいですが、何度も繰り返して色を着ける感じだと認識しておけば問題ないです。先を焦って拭き取りを軽くしないようにして下さい。
服の形状がいまいち強調されない場合は、さらに白を加えた最も明るい色を作って、襟や袖、上着の合わせ目など服の形状を認識するモールドに軽くドライブラシを加えて下さい。
ドライブラシを終えた状態が写真7、8になります。

先に塗ったベルトにはドライブラシの塗料が付着してしまいますが、良い感じに明暗が付いていれば修正の必要はないです。ちょっと気になる感じでドライブラシの塗料が付着してしまった場合は、ベルト色を重ね塗りして修正して下さい。
キットにモールドされている装備品の肩かけやベルトは、明暗を付ける前に塗っておくと、影部分の塗装やドライブラシによって自然に明暗が付いて良い感じに仕上がります。わざわざ肩かけやベルト色でドライブラシをする必要がないので、少し作業が楽になります。気に入らない時は重ね塗りして修正すれば問題ないので、モールドされている肩かけやベルトの塗装で迷ってる人はちょっと試してみて下さい。

🐥ドライブラシをする塗料もしっかりツヤを消すようにして下さい。ドライブラシの塗料がテカってしまうと、全体にツヤが出てしまう事になります。
ドライブラシが終了したら仕上げ塗装になります。襟章や肩章、勲章やベルトのバックルなどを塗装します。襟章や肩章は資料などを参考にして筆で描き加えていきます。
最後に伸ばしランナーで製作した煙草を接着して終了です。
仕上げ塗装を終えた状態が写真9~12になります。


🐦️下記に載せた書籍は、白黒のイラストがメインですが、各国の軍装と階級章が載っています。軍装だけでなく、第二次世界大戦に参加した各国の階級章が階級ごとに掲載されています。各国の階級章が一冊に集まっている書籍は珍しく、一冊あれば階級章の塗装に迷う事はないです。軍装や装備品もしっかり載っているので、フィギュア改造に興味のある方は参考にしてみて下さい。


少し離れて見た時に、服の形状が解るようになっていれば問題ないです。襟や上着の合わせ目など服の形状を認識する箇所の明暗をハッキリさせれば、離れた状態でも服の形状を認識できます。
やや過剰な表現になりますが、ある程度離れたところから見た時の事を考えると、この方が解りやすく見映えの良い表現になると思います。
シワの明暗も重要ですが、上記のような箇所の明暗もかなり重要なポイントです。自分の好みや、飾る場所などを考慮しながら明暗の度合いを決めてみて下さい。
今回はここで終了です。次回は仕上げ作業になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。
