前回は土嚢の製作について説明をしました。今回はフィギュア製作について説明をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】車体に合わせたタミヤ土のうセットの改造方法(タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車N型)~⑦土嚢の改造編その4~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.290 ドイツ陸軍 III号戦車 N型
=🐣硬化待ち時間の有効利用=
土嚢のパテ盛り作業は、パテの硬化を待つ必要があるので、作業時間よりも硬化待ち時間の方が長いです。ここで先を焦ってしまうと、パテ盛りした部分の形が崩れたりするので、慌てずに待ち時間を利用して車体に乗せるフィギュアを製作します。
=🐣使用するフィギュアについて=
今回はタミヤから発売されている写真1のドイツアフリカ軍団フィギュアセットを使用します。このセットにはアフリカ戦線用のフィギュアが5体含まれています。5体全て使用するには車両のスペースが足りないので、今回はMG34を抱える兵士と、弾薬箱を持つ兵士の2体を使用します。

発売時期は比較的新しいキットですが、現在はカタログ落ちになっています。そのうちに再販される可能性はあると思うので、興味のある方は再販されるのを気長に待ってみて下さい。
=🐣フィギュアの改造について=
車体に合わせてフィギュアの改造を行います。今回使用するフィギュアはどちらも歩行中のポーズなので、そのまま車体上に配置すると不自然な感じになります。
足が前後に離れている歩行中のフィギュアを自然な感じに見せるために、今回は走行中の戦車に乗っているという設定にします。
ここで自分が車両上に乗っていると考えてみて下さい。低速で走行したとしても、手すりのない状態だったら両足を揃えて直立する事は難しいです。両足を前後左右に大きく広げてバランスを取ると思います。上手く情景が思い浮かばない人は、カーブの多い路線で吊り革無しで立っている状態を思い浮かべながら考えてみて下さい。
そう考えると、走行中なら両足を前後に広げるのも自然になっていきます。後はバランスを取って踏ん張って見えれば問題ないので、そこを考えていきます。両足が接地していれば、踏ん張って見えるようになります。さらに、どちらかの腕で車体を掴むようにすれば、バランスを取ったり体を支えているように見えます。今回はそこを重視してフィギュアの改造を行います。
🐔下記に車体に合わせたフィギュア改造の記事を載せておきます。パテ盛りや塗装について詳しく説明しているので、細かいところはこちらを参考にして下さい。
【初心者向け】車体に合わせた戦車兵フィギュアの改造方法(ドラゴン 1/35 ヘッツァー コマンドバージョン)~①準備編~
【初心者向け】簡単!車両に合わせた歩兵フィギュア改造方法(ドラゴン 1/35 キングタイガー)~①準備編~
=🐣フィギュア改造=
まずはMG34を抱える兵士から改造していきます。配置する位置を決めたら、両足が地面にしっかり接地するようにポーズを少し改造します。
左膝部分を一度切断します。切断面を少し削って角度を変えながら写真2のように両足が接地する角度で接着します。

写真3は胴体部分を接着した状態です。胴体の角度はとくに問題ないので、このまま作業を進める事にします。

左腕を無改造で接着した状態が写真4、5になります。このままだと不安定なので、左腕を車体に添えて安定したポーズに変えてみます。


左腕パーツを写真6のように手首部分で切り離します。手首の切断面や胴体との接着面をを削りながら、車体に合わせていきます。その際、削りすぎると腕が短くなってしまうので、基本的な長さを変えず角度だけが変化するように、削る面や接着する箇所などを工夫してみて下さい。

左腕を接着した状態が写真7、8になります。これでキューポラの縁に手をかけているように見えるようになり、安定感のあるポーズになりました。


これで安定したポーズになったので、写真9のように右腕と頭部を接着します。頭部はやや下を向いた感じだったので、接着面を削って正面を向くようにしています。
あとはポーズ変更で発生した隙間をエポキシパテで埋めていきます。

弾薬箱を持った兵士の胴体を組み立てた状態が写真10になります。やや前屈み過ぎるので、下半身の接着面を削って少し上体を上向きにする事にします。

上体を上向きにした状態が写真11になります。左手を仮接着してみると、位置的には問題無さそうなのですが左拳が弾薬箱を握った状態なので違和感があります。
開いた状態の手首に変更すれば左腕の角度を変えるだけで、体を支えているように見えるのですが、ここはキットパーツをそのまま使用して安定感のあるポーズにしてみます。

左腕の肘と手首を切断して角度を変えて、写真12のように弾薬箱で体を支えて見えるようにしてみました。握り手には弾薬箱の取っ手がモールドされていますが、これは一度削って伸ばしランナーで新しく取っ手を付ける事にします。

右腕を接着したら、写真13のようにもう一方のフィギュアの乗せて互いに干渉する部分がないか確認をします。干渉してしまうようなら、接着面を削って干渉しないように角度を調節して下さい。

干渉する部分が無かったので頭部を写真14のように接着します。これも正面を向くように、接着面を削って角度を少し調節しています。

フィギュアのパテ盛り作業を終えたら、もう一度車体に乗せてみます。両足がしっかり接地しているように見えますが、よくみると写真15のように若干隙間が発生しています。

そのままではちょっと気になるので、パテで靴底を上げて接地面の隙間を無くします。写真16のように隙間が空いてしまった部分にパテを盛ります。

パテを盛った面に水を付けてから、写真17のようにフィギュアと車体を密着させます。この時に水を付けないと、車体とパテがくっついてしまい剥がすときに形が崩れてしまうので注意して下さい。
パテがむにゅっと左右にはみ出してしまいますが、気にしないようにして下さい。フィギュアを接地させたら、素早くフィギュアを外してパテの硬化をまちます。

フィギュアを取り外した状態が写真18になります。パテが硬化したら左右にはみ出したパテをナイフやヤスリで削り取ります。若干靴底が厚くなりますが、それほど気にならないです。
🐥1mm未満の隙間なら靴底で調節可能です。隙間がどうしても気になってしまう人は、ちょっと参考してみて下さい。

弾薬箱を持つフィギュアも、写真19のように隙間が空いてしまったので、写真20のようにパテで隙間を埋めていきます。


フィギュアのパテ盛り作業が終了したら塗装をします。塗装を終えた状態が写真21になります。歩兵と比べると戦車兵が若干小柄なのが気になってしまいますが、ここは戦車兵は小柄な人だと自分に納得させて作業を進める事にします。
今回は戦車兵をキューポラ内に配置するので、それほど気にならないですが、同じ条件で配置する場合は大きさの違いは結構目立ってしまいます。同一メーカーでも、キット自体が異なればフィギュアの大きさも変わってくるので、他キットから流用する際は注意して下さい。

今回はここで終了です。次回は車両の塗装になります。
