【初心者向け】キット付属のベースでジオラマを製作する~⑧車両の塗装編~

 前回は草の塗装について説明をしました。今回はジオラマで使用する車両の塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考して下さい。

【初心者向け】キット付属のベースでジオラマを製作する~⑦草の塗装編~

=🐣下地塗装=

 タミヤアクリル塗料XF1フラットブラックで下地塗装をします。写真1のように分割した状態で、塗り残しのないように黒を吹き付けます。黒を吹き付けておくと塗り残しが影のようになるので、塗り残しで悩んでいる人は、形状が複雑な箇所や足周りだけでも黒塗装をしてみて下さい。

写真1

 タミヤアクリル塗料XF2フラットホワイトを光が当たる箇所や強調させたい箇所に塗っていきます。車体色は白なのでこのまま基本塗装としたいですが、明暗を残しながら基本塗装をするのはちょっと難しいです。

 ちょっと面倒ですが、まずは軽く白塗装で明暗を付けて、その上からもう一度車体色として白を吹き付けることにします。

 白塗装で軽く明暗を付けた状態が写真2になります。

写真2

🐦️下記に今回使用しているキットを載せておきます。車両1両で運転手と乗客フィギュアが付属しているタイプも存在します。一緒に載せておくのでこちらも参考にして下さい。

=🐣基本塗装=

 この後の作業を考えながら基本色を吹き付けます。車両前部は屋根を接着してから合わせ目を処理するので、外側の塗装はその後になります。そのため、最初は内装部分のみ基本色を吹き付けます。車体後部の屋根は合わせ目処理の必要がないので、外側部分にも基本塗装を行います。

 基本塗装の前にフラットブラックで塗装剥がれ表現を加えておけば、ちょっと色褪せた感じの塗装剥がれを表現できます。今回は廃棄された車両を輸送用に使用している設定なので、ちょっと激しく塗装剥がれを加えることにします。

 塗装剥がれを加えたらフラットホワイトで基本塗装をします。車体前部は内装のみで車体後部は全体を塗装します。

 基本塗装を終えた状態が写真3になります。

写真3

 運転席内部の細部塗装を行います。フロントガラスは外側からはめるタイプなので、外側の塗装が終了したら接着することにします。内側から接着するタイプならこの時点で接着する必要があります。車両のガラスパーツは、内側か外側のどちらから接着するかを確かめて、ちょうどよいタイミングで接着するようにして下さい。

 細部塗装を終えた状態が写真4になります。塗装後にXF63ジャーマングレイで塗装剥がれを加えています。こうすれば、下地塗装で加えた塗装剥がれと合わせて2タイプの塗装剥がれが表現できるので、ちょっと多めに加えてもしつこい感じを抑える事ができます。

写真4

 細部塗装が終了したら、タミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーを吹き付けてコーティングをします。

 コーティングが終了したら、スミ入れや汚し塗装を加えます。運転席の天井にも加えるのを忘れないようにして下さい。

 汚し塗装まで終了した状態が写真5になります。今回は捕獲された車両の設定なので、ちょっと多めに汚しています。

写真5

 運転席の天井を接着します。フレーム部分に合わせ目が発生するので、写真6のようにラッカーパテを盛り付けます。

写真6

 パテが乾燥したらヤスリで表面を滑らかにします。合わせ目の処理が終了した状態が写真6になります。

写真7

 外側の基本塗装運を行う前に、転席内部をマスキングします。開口部が多い車両はマスキングがちょと大変ですが、根気よくマスキングを行って下さい。ティッシュなどを詰める場合は、詰め込みや取り外す際に、内部パーツを破損させないよう注意しながら作業を行って下さい。

 フラットブラックで塗装剥がれを加えて、マスキングをした状態が写真8になります。

写真8

 マスキングをしたら、フラットホワイトで基本塗装を行います。基本塗装が終了したら、窓枠やタイヤなどの細部塗装やデカール貼りを行います。最後にジャーマングレイで軽く塗装剥がれを加えてからコーティング塗装を行います。軍用車両ではないのでコーティングはX35セミグロスクリアーを使用して半ツヤ状態にしています。

 最後にマスキング剥がして、フロントガラスとワイパーを取り付けます。車体前部の塗装を終えた状態が写真9になります。

写真9

 車体後部にも細部塗装とデカール貼りを行います。細部塗装とデカール貼りを終えたらセミグロスクリアーでコーティング塗装をします。

写真10

=🐣汚し塗装=

 荷台内部にスミ入れと汚し塗装を加えます。塗料やパステル粉などを使用してシミや砂埃を加えています。

 荷台部分の汚し塗装を終えた状態が写真11になります。

写真11

 内部の塗装を終えたら車体後部を車体に接着します。車体後部を接着したら全体にスミ入れを行います。スミ入れは屋根を接着してからでもよいのですが、屋根に隠れてしまう箇所があるので先に行っています。

 車体後部の取り付けとスミ入れを終えた状態が写真12、13になります。

写真12
写真13

 荷物を写真14のように詰め込みます。先に屋根を接着してしまうと荷物が上手く載せられないので注意して下さい。

写真14

 屋根を写真15、16のように接着します。塗装後に接着する場合は接着剤のはみ出しに注意して下さい。

写真15
写真16

 屋根に荷物を載せてから、全体に軽くパステル粉を付着させて色合いやツヤを調節します。

 車両の製作を終えた状態が写真17、18になります。

写真17
写真18

 開口部が多い車両を一度で塗装するのはちょっと難しいです。塗装前に、どのように作業をすれば楽に塗装できるのか、自分なりに考えてみて下さい。

 マスキングが苦手な人は吹き付けの回数を増やしてマスキングを減らしてみたり、マスキングは得意だけど吹き付けの回数が増えるのは嫌という人はマスキングを厳密に行って塗装の回数を減らすなど、自分の得意不得意な作業を考慮しながら塗装の順番や分割などを決めてみて下さい。

 マスキングや分割が複雑な車両は基本的な手順に従って塗装するよりも、自分の得意や苦手に合わせて作業をした方が作業しやすいです。ちょっと作業が面倒でも得意分野ならきれいに仕上げやすいし、簡単な作業でも苦手分野なら上手くいかない事もあります。ちょっと作業に詰まった時は、参考にしてみて下さい。

 今回はここで終了です。次回はフィギュア塗装になります。