前回はベースの製作と配置決めをしました。今回は石垣の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~②ベースの製作と配置決め編~
=🐣地面の製作について=
地面は一気に製作せずに、いくつかに分割して製作します。
土の素材はタミヤテクスチャーペイントのダークアースを使用します。テクスチャーペイントは調合する必要がなく、瓶から出してそのまま使用出来るので、分割して作業をする際に適しています。厚めに盛る事もできるので、初心者にも簡単に扱えるお勧めの素材になります。
今回は石垣→石垣上の地面→車両やフィギュア周りの地面の順で製作していきます。奥まっている部分は、最初に製作しないと境目が不自然になるので、優先して作業をするようにして下さい。他の部分は製作しやすい順番で決めて大丈夫です。
🐦️下記に今回使用したテクスチャーペイントを載せておきます。車両の泥汚れにも使用できて、値段も手頃なのでお勧めです。残量を気にしないで使用できるので、ジオラマ製作時には大瓶を用意しておいた方がいいです。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.121 情景テクスチャーペイント (土 ダークアース) 250ml 87121
=🐣石垣の製作=
モーリンから発売されているクラッシャブルストーンを使用して石垣を製作します。写真1のように石垣に使用する大きめの物と、隙間に詰める小さめの物を用意しました。
🐦️クラッシャブルストーンを下記に載せておきます。さまざまなサイズがあり、小さいサイズの物は地面の石ころなどにも使用できるので便利です。逆に大きいサイズのものは用途が限られるので、購入の際はどういった情景にするかをイメージしながら選ぶようにして下さい。
CR-03 クラッシャブルストーン (角) 120mlラミジップ
まずは石を詰む箇所に写真2のようにタミヤテクスチャーペイントを塗ります。少し石を押し込む感じで取り付けるので、やや厚めに塗ります。
🐥クラッシャブルストーンは写真2のように、サイズ別に容器に入れておくと丁度良い形の物を探しやすくなります。
大きめの石を写真3のように下の段だけ並べていきます。いろいろな形の石があるので、石垣っぽくなるような形の物を選んで下さい。隙間が空いた部分には、小さい石を埋め込みます。
下段の石積みが終了したら、写真4のようにテクスチャーペイントを横ではなく縦に塗っていきます。
🐥上に積む石は横方向に積んでいくと、列になって規則正しい感じの石垣になります。逆に縦方向に積むと不規則な感じになるので作品のイメージに合わせて使い分けてみて下さい。
テクスチャーペイントを塗ったら写真5のように、大きい石を上に向かって積み上げていきます。隙間には小さい石を埋め込みます。
この作業を繰り返して、写真6のように徐々に石垣を広げていきます。
石が積み終わった状態が写真7になります。縦方向に積んだので、少し不規則な感じになっています。はみ出したテクスチャーペイントは、爪楊枝などで取り除くか、固い筆や歯ブラシで軽く叩いて、表面を荒らして土っぽい感じにします。
🐥テクスチャーペイントのダークアースは、そのまま乾燥させると表面がやや滑らかになりもっさりした感じになります。乾燥前に軽く固い筆で叩くと適度に表面が荒れていきます。同じ素材でも簡単な加工で表情が変化するので、自分の情景イメージに合うように手を加えてみて下さい。
=🐣ベース側面の塗装=
地面を製作する前に側面部分の塗装をします。最後でもいいのではと思うかも知れませんが、完成後に塗ると地面と側面の境目に塗り残しが発生しやすくなります。
ベースの色などを参考にして、自分のイメージに合う色で塗装して下さい。今回はタミヤアクリル塗料X1ブラックで塗装しました。塗装が終了した状態が写真8~10になります。
完成後に修正塗装をするので、仮塗装のつもりで気楽に塗装して下さい。
今回はここで終了です。次回は地面の製作になります。
🐦️下記にジオラマ製作に役立つ本を載せておきます。材料や製作方法などが詳しく記載されています。興味のある人は読んでみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。