前回はアクセサリーパーツの接着について説明をしました。今回はフィギュアの製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】汎用パーツでディテールアップする方法(タミヤ 1/35 ドイツⅣ号戦車G型初期生産車)~⑦アクセサリーパーツの接着編~
=🐣フィギュアのディテールアップ=
車体に乗せるフィギュアにも簡単なディテールアップをします。
兵士の持つ銃に写真1のようにスリングを取り付けます。スリングはコピー用紙を使用して製作をします。まずは自分のイメージするスリングの太さに切断します。切断したコピー用紙を丁度良い長さに切って写真1のように銃に木工用ボンドで取り付けます。
ボンドが乾燥したら、ラッカーパテを溶剤で溶かした溶きパテを塗ります。溶きパテを塗らないと強度が落ちるので、塗装などで紙が濡れた時にちぎれやすくなるので注意して下さい。
🐔紙で製作するスリングについて詳しく説明した記事を下記に載せておきます。こちらも参考にして下さい。
【初心者向け】フィギュアの製作と塗装法(タミヤ 1/35 アメリカ歩兵偵察セット)~⑪小銃の加工編~
紙なので留め具などのモールドはないですが、簡単なスリングを付けるだけでもかなり雰囲気は変わってきます。エッチングよりも加工がしやすいので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。
🐦️スリングを取り付ける位置は箱絵などを参考にしてみて下さい。箱絵では解りにくい場合もあるので、下記に載せてあるような本が一冊あるとスリングの取り付け位置に迷う事がなくなります。興味のある方は購入してみて下さい。
操縦手と車長はヘッドホンをしています。そのままでも良いのですが、ヘッドホンのコードを伸ばしランナーで追加してみます。
まずは細目の伸ばしランナーを製作します。製作した伸ばしランナーを写真2のように接着します。
細い伸ばしランナーを正確な取り付け位置に接着しようとすると、強度が不安定になる場合があります。今回は雰囲気重視のためコードに見えれば問題ないので、強度が安定しやすそうな箇所に接着しています。
操縦手の肩から下は車体に隠れてしまうので目立たないですが、小さく切断したプラ板を写真3のように左右のコードが合わさる部分に取り付けると、よりヘッドホンのコードっぽく見えます。
車長のヘッドホンにもコードを追加したら終了です。3Dスキャン製のフィギュアはパーツ間の隙間がほとんどないですが、目立つ隙間があった場合はパテで埋めて下さい。
フィギュアの製作が終了した状態が写真4になります。
フィギュアの製作が終了したら、一度車体に乗せて取り付け位置の確認をします。この時に足や腕が車体から離れてしまっていると、車体との一体感が失くなってしまうので位置の確認とポーズの微調整をするようにして下さい。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.378 ドイツ軍 IV号戦車G型 初期生産車
=🐣組み立て終了=
これで組み立ては終了です。あまりディテールアップした箇所は目立たないですが、要所は押さえた感じになっていると思います。専用のディテールアップパーツは使用していないので、他の種類の戦車にも応用できます。
ちょっとした事でも、自分で手を加えた箇所があると思い入れのある作品になるので、興味のある方はディテールアップに挑戦してみて下さい。
今回はここで終了です。次回は下地塗装になります。