前回はブリッジ内部の塗装をしました。今回は艦橋周りの製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にしYて下さい。
タコム 1/72 赤城艦橋を製作してみる ~⑥ブリッジ内部の製作編その2~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ビーバーコーポレーション 1/72 日本 航空母艦 赤城 艦橋と飛行甲板 1941年 真珠湾攻撃 1/16 日本海軍将官フィギュア付
=🐣パテ盛り作業=
細かい部品が少なくパーツ数もそれほど多くないので、ブリッジ内部の塗装をした後は、思っていた以上にサクサク製作が進みます。そのためピン跡や合わせ目を消すためのパテ盛り作業を早い段階で行っておけば、さらにスムーズに製作が進みます。パテの乾燥待ちで作業がストップするのが嫌な人や、1日や1週間での製作時間が限られている人には、とくに有効だと思うので是非試してみて下さい。
写真1のパーツはブリッジの天井部分になります。表面は艦橋最上部のパーツになるので、裏面当たる天井部分にピン跡が集中しています。このピン跡は下から覗かないと見えないですが、結構深いピン跡なので気になる人は写真1のようにピン跡を埋めて下さい。
写真2は測定器になります。艦橋上部と飛行甲板に1個ずつ設置されています。測定器の合わせ目は結構目立つので、処理しておいた方が良いと思います。写真2のように合わせ目部分にパテ盛りをします。
🐥飛行甲板上の測定器は、説明書だと飛行甲板部分を向いて接着するように指示されていますが、記録写真だと全て船体外側に向いています。ガチガチに接着してから気付いてしまったのでそのまま製作してしまいましたが、これから製作する人は甲板上の測定器は船体外側を向くように接着して下さい。
写真3は艦橋上部の柵にあたるパーツです。柵のほとんどは艦橋上部パーツと一体化されていますが、部品番号D13とD16は別パーツになっていて内側部分にピン跡があります。艦橋上部はオープンスペースになっているので、ピン跡がそれなりに目立ちます。気になる人は写真3のようにパテ盛りをして処理をして下さい。
写真4は艦橋4階後部になります。丸で囲んだ部分は、パーツを左右貼り合わせて接着するので、中心に合わせ目が発生します。それぼど気にならない箇所ですが、この部分だけ合わせ目が残ってしまうのはもったいないので、他の合わせ目部分を処理した方は処理をする事をお勧めします。
写真5の丸で囲んだ部分は、艦橋2階の張り出し部分の支柱になります。このパーツも左右貼り合わせるタイプなので、中心に合わせ目が発生します。ここの合わせ目は目立つので処理する事をお勧めします。
ヤスリがけはパテが乾燥すればいつでも作業ができるので、とりあえず乾燥に時間のかかるパテ盛り作業を先に行って下さい。
早めにパテ盛りをしておくと時間に余裕があるので、ヒケが発生しても重ねてパテ盛りをするなど、冷静に対処できます。逆に時間に余裕がないと強引に作業を進めてしまい、仕上がりが乱雑になってしまう事が多いです。
乾燥待ちなどの時間がかかる行程は、早い段階から作業を進めておくと焦らずに作業できるので丁寧な仕上がりになります。事前に説明書をしっかり見て、行程を確認してみて下さい。
=🐣艦橋製作時の注意点=
前述したように製作自体はサクサク進みますが、いくつか注意点があります。簡単に説明するので、気になる箇所は参考にして下さい。
写真6は艦橋上部にあるライトで、レンズ部分がクリアーパーツになっています。通常レンズ部分のクリアーパーツは、塗装後に取り付けたほうが楽なのですが、このパーツはライトの縁部分も一体化されています。そのため塗装後に接着すると縁の部分が透明になってしまうので注意して下さい。
面倒ですがライト内側をシルバーで塗装してから、クリアーパーツを接着して、写真6のようにレンズ部分をマスキングして下さい。
🐥カーモデルや飛行機模型では、このようなクリアーパーツは少ないですが、戦車模型ではそれなりに見かけるパーツ構成で、接着後に後悔してしまった事が多々あります。レンズ部分を後付けする際は、形状をしっかり確認してから作業をするようにして下さい。
艦橋左側にあるアンテナ支柱は、キットの状態だと上部が水平で下部が斜めになっていますが、実際の写真で確認すると下部が水平で上部が斜めになっています。
製作してから気付いたので、写真7ではキット説明書通りに製作してしまいました。この部分が気になる人は、下部が水平、上部が斜めになるように加工して下さい。
🐥このアンテナ支柱は飛行甲板から大きくはみ出す形になります。そのため、艦橋を飛行甲板に接着した後からは、常に破損の危険性があるので、加工する際は強度に十分気を付けるようにして下さい。
写真8は2階張り出し部分の階段になります。飛行甲板に取り付けガイドがあるので、すり合わせをして位置をしっかり決めてから接着して下さい。
同様に階段支柱部分も飛行甲板に接着ガイドがあるので、しっかりすり合わせをしてから接着して下さい。
艦橋側面には写真10のように複数のパイプを接着していきます。このパイプパーツはそれぞれ上下に重なっているので、先にパイプパーツを全て仮組みして、取り付ける順番を決めてから接着するようにして下さい。
🐦️下記に今回資料にした書籍を載せておくので参考にして下さい。艦橋の細部資料は掲載されていないので、ディテールの参考とはなり難いですが、全体的な雰囲気や甲板の状態などが確認できるので少しでも資料が欲しいと思っている方にはお勧めです。
世界の艦船 増刊 第181集『傑作軍艦アーカイブ(11)空母「赤城」「加賀」』 世界の艦船増刊
今回はここで終了です。次回は艦橋上部の製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。