今回は上部構造物の作製になります。
まず、窓の部分のクリア-パーツの塗装を最初にする事をお勧めします。今回はタミヤエナメル塗料のクリア-ブルーで裏から塗装しました。後にマスキングテープを貼るため、塗装剥がれが無いように裏面に塗装します。
マスキングテープは必要なので手元にない方は用意しておいた方がいいです。細めのほうが使用しやすいと思います。
キットのままだと窓の後ろが空洞になっていないので、奥行きが出ないように見えますが、クリア-パーツに塗装しているため気になりません。
実車の写真でも、うっすらと青みがかった感じに見えるのでクリア-ブルーで問題ないと思います。
クリア-パーツを付ける場所に、黒で塗装しようかと思ったのですが、暗くなりすぎる気がしたので、無塗装状態の上にクリア-パーツを取り付けました。
後にスラットアーマーも取り付けるので、あまり気にしなくてもいいと思います。
何カ所かスラットアーマーの支持架を取り付けるために裏面から、穴を空ける指示が説明書にあります。
これもよくある事ですが、パーツの裏面に穴を開けるガイドが、やや小さいです。穴を大きくするか、支持架パーツの取り付け用の突起を少し削らないと上手くはまりません。穴が大きめだった場合、パテなどで埋める作業が追加になるので、突起を削ることをお勧めします。
蟹の爪のような先端にスラットアーマーを挟む形になるのですが、この爪の間隔が小さいパーツもあるのでスラットアーマーとの仮組立は必要です。もし、きつい部分があったら棒ヤスリで爪の間隔を開ける事をお勧めします。
上部構造物理の4カ所に機関銃を裏から取り付けるのですが、裏から思いきり押し込んだ状態だと、後に取り付けるスラットアーマーに干渉してしまいます。機銃回りのスラットアーマーを先に仮組立してから、機銃の位置を決める事をお勧めします。
最後に滑り止めの工作です。IDFの車両には独特な滑り止め処置がされています。実車写真をみると、フェンダーと乗務員ハッチに滑り止めが施されているようにみえる車両もあります。
これから、簡単に出来る滑り止め処置を書いていくので、気になる方はやってみて下さい。雰囲気が大きく変わるのでお勧めです。
タミヤのテクスチャーペイントのライトサンドを使用します。これを、ちょっとアクリル溶剤で薄めて、筆で叩くように塗っていきます。
はみ出した部分は、綿棒やヘラで乾く前なら軽く拭き取れます。乾燥後でも、デザインナイフで軽く削れるので多少のはみ出しは気にしなくても大丈夫です。
やや乾燥したところで、堅い筆で上から叩けば完成です。
ここまで、10分程です。とても簡単で、効果バツグンなので気になる方はぜひ試して下さい。
次回は塗装になります。
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