①では道具の説明をしたので、②では組み立てと塗装を行う前の準備を説明します。
【製作スペース】陽炎は駆逐艦なので小さいサイズです。雑誌の大きさぐらいのスペースを確保しておけば充分だと思います。換気は、必要なのでちゃんと窓は開けるようにして下さい。有機溶媒を使うのでしっかりと換気をできる場所で製作しましょう。
【パーツの切断方法】ニッパーで切り取ります。パーツギリギリで切り離すと、パーツがえぐれてしまう場合があります。少しゲート(部品とランナーをつなげている部分)を残す感じで切り取り、その後でクラフトナイフできれいに切り取ります。
上の写真は少しゲートを残して切り取った状態です。
クラフトナイフで残ったゲートを切り取ります。
【塗料の使い方】まず、調合スティックで瓶の中の塗料をよく撹拌します。この時撹拌が足りないと、色合いやツヤが均一にならないのでしっかりと撹拌します。撹拌したら塗料皿に、調合スティックで取り出します。
そして、使用する筆に軽くエナメル溶剤を付けて塗料を塗ります。塗る前に、ランナーなどに塗って濃度を確かめます。
ベタベタして塗りにくい時は、塗料が着いたままでもいいので、筆を溶剤の瓶に入れて浸してから塗料皿で混ぜて下さい。逆に薄くて色が上手く着かない時は、塗料を足していきます。水彩絵の具と同じような感覚で濃度を調節します。
【筆の洗浄】溶剤のラベルには、別の容器等に溶剤を入れて洗うようにとなっていますが、私は溶剤の瓶に直接筆を突っ込んで洗っています。
もう5年ぐらいこの瓶で筆を洗っています。溶剤が無くなったら継ぎ足ししています。溶剤の瓶の中で筆を洗うと、塗料を薄めるのに使用すると色が着くような気がしますが、汚れは下に沈殿するようです。上澄みはきれいなので使用前に思いきり撹拌しなければ、問題なく使用できています。
次回は組み立てと塗装です。