⑦で、スミ入れまで終了しました。今回から組み立てについて説明します。
【建造物の組み立て】
=屋根部分の組み立て前の加工=高知城キットはずいぶん昔のキットなので、金型が痛んでしまったせいか、屋根と建物部分が上手く合いません。写真1は修正作業後の画像ですが、それでも赤い丸で囲んだ部分に隙間ができてしまいます。
修正前はもっと隙間ができていました。今回はこの隙間を小さくするために、屋根の裏の加工をします。
写真2の赤い丸で囲っている部分の突起を削ります。この突起は、屋根を接着する際に、接着剤を付けるのりしろ部分なのですが、これが厚すぎるせいで接着すると屋根が浮いたようになってしまいます。
①で紹介した平ノミで、この突起を削り取ります。青い丸で囲っている部分は、すでに加工済みの箇所です。🐥突起部分を削っても、接着には特に影響ないです。
あと、屋根のパーツと壁のパーツが重なる所(写真3の赤い丸で囲っている部分)がきれいに合いません。
金型が古くなっているせいか、丸で囲っているパーツの部分が厚くなっているためにうまく合わないです。接着する壁パーツに合うように、この部分を平ノミで削って薄くして形を整えます。
🐥これで、かなり屋根と壁の隙間が小さくなります。
=建造物の組み立て=ここから一気に組み立てていきます。一区画組み終わったら、パーツ切断時や、接着時に塗料が剥がれた場所や、塗り残しの部分の塗装をします。全部組み終わった後だと、筆が届かない部分も出てくるので、一区画ずつ行います。
屋根とのすり合わせをしながら組んでいきます。
🐥高知城は、古いキットなのですり合わせ等の作業が必要ですが、比較的新しいキットだとすり合わせの必要がない場合もあります。仮組立をして、特に問題なければ、屋根の裏を削る等の作業は必要ありません。
今回はここで終了です。次回は天守閣の組み立てになります。
城廓の資料として便利だったので、下記に載せておきます。
今回役立った道具も載せておきます。