前回は皮膚の塗装について説明をしました。今回は顔の塗装の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】車体に合わせた戦車兵フィギュアの改造方法(ドラゴン 1/35 ヘッツァー コマンドバージョン)~⑥顔の塗装編その1~
=🐣基本色の塗装=
まずは皮膚部分に写真1のように基本色を塗ります。
明暗を付ける場合は、少し茶色や赤を混ぜて赤みをだした方が明暗がハッキリします。基本色が明るいとハイライト部分の塗装が目立たなくなるので注意して下さい。後から塗る色の事も考えながら基本色を決めて下さい。

皮膚の塗装で大事なのはツヤを消す事です。完全にツヤが消えれば発色も良く見えます。ツヤが上手く消えない場合は、フラットベースなどを混ぜてツヤを調節して下さい。
🐦️下記に今回使用している皮膚用塗料セットを載せてきます。影色やハイライト色は色合いが極端なので調合は必要ですが、それでも肌色から調合するよりは楽になります。塗料の伸びはタミヤアクリル塗料の方が良い感じですが、乾燥時感は遅いので扱いが難しいという事はないです。 輸入品なので供給が安定していない事が難点ですが、興味のある方は参考にしてみて下さい。
Flesh and Skin Colors (The Original Selection)
=🐣軽く明暗を付ける=
モールドが浅いフィギュアは、影を付ける部分が解りにくいので最初に軽く明暗を付けて明暗を付ける箇所の確認をします。
基本色にごく少量の影色を加えて、影になる部分や濃く塗装をしたい場所に塗っていきます。凹部分や影になる顎から下の部分などに塗ります。頬は少し痩けたような感じで影色を加えると立体感が出ます。
基本色に赤と茶色を加えれば影色になります。赤で皮膚の赤み、茶色で影の濃さを調節する感じで、自分好みの影色を調合してみて下さい。
うすい影色を塗った状態が写真1になります。

基本色に少量のハイライト色を加えて、凸部分を塗装します。鼻筋や頬骨回り、顎回りなどに塗っていきます。
少し明るめの皮膚色を塗った状態が写真2、3になります。


軽く明暗を付けるとフィギュアのモールドがよく解るようになります。モールドが深いフィギュアならとくに問題ないですが、モールドの浅いフィギュアはシワや影部分を塗装で表現する箇所も出てくるので、軽く明暗を付けて確認をしておきます。
=🐣影部分の塗装=
影部分はうすい影→濃い影の順番で塗っていきます。
影色を調合する前に何段階で色付けするかを決めておきます。今回は、普通の影部分と濃い影部分の2段階で塗装を行います。先に塗った明暗はモールドの確認なのでカウントしない事にします。
最初に影色を塗る回数を決めておかないと影色の調合が難しくなります。影色を1回だけ塗るなら問題ないですが、濃さを変えて複数回塗る場合は、最初に塗る影色が濃すぎると、次に塗る影色を濃くしても色の変化が目立たなくなってしまいます。
うすい影色から塗装をする場合は、後で塗る色の事も考えて濃さを調節して下さい。あまり濃すぎると色の変化が目立たないので後に塗る色の事を意識しながら影色の調合をして下さい。
目の回りや鼻の両端、髪や衣服との境目、耳の穴や裏などを塗っていきます。唇も影色で塗装しますが、茶色が強い影色の場合は少し赤みを足してから塗装して下さい。
最初の影色を塗った状態が写真4、5になります。

目の回りの影色を塗りながら目の形を整えていきます。
影色部分の太さは後で修正するので、はみ出しは気にせず影となる部分に色をのせる事を重視して塗装して下さい。

=🐣濃い影色の塗装=
濃い影色は最初に塗った影色よりも濃く見えるように調合します。黒系の色を加えると一気に色調が変わってしまうので、茶色系の色で濃さを調節して下さい。
濃い影色で強調させたい部分や、深い影になる部分を塗装します。今回は、衣類との境目、目の上、上唇と下唇の境目、下唇の下部分を塗っています。クマのように見えてしまうので、目の下には濃い影色を使用しないようにしています。
濃い影色を塗装した状態が写真6、7になります。

上唇と下唇の境目と、下唇の下の窪みを濃い影色で塗れば唇に立体感が出ます。唇は赤で塗ると強調され過ぎてしまうので、影色で十分だと思います。

多用し過ぎるとメリハリが弱くなってしまうので、濃い影色はできるだけ塗る場所を絞って塗るようにします。
=🐣影色の修正=
影色を塗り終えたら基本色で影色の太さを調節します。はみ出した部分や影が太くなった部分に、基本色を塗って好みの状態にします。細く影を塗るよりは、基本色の重ね塗りで影を細くする方が楽です。細い部分を塗るのが苦手な人はちょっと参考にしてみて下さい。
基本色で影の調節をした状態が写真8、9になります。

アクリル塗料はボカシが難しいので、頬にある影色の境目がハッキリ残ってしまいますが、仕上げ作業で上手く隠れるので問題ないです。仕上げ作業で上手く誤魔化すので、色の境目は気にせずに影の形を調節する事だけを意識して基本色を塗ります。

今回はここで終了です。次回は明るい部分の塗装になります。
