前回は船体構造物の製作をしました。今回は細部パーツの取り付けと塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】1/350艦船模型を気軽に製作してみる(ピットロード 1/350 日本海軍海防艦 丙型)~⑥船体構造物の製作編~
🐦️今回使用するキットを下記に載せておきます。エッチングパーツのない通常版も載せておくので参考にして下さい。
ピットロード 1/350 スカイウェーブシリーズ 日本海軍海防艦 丙型 前期型 エッチングパーツ 砲身付
=🐣細部パーツの取り付け=
機銃や砲塔、爆雷などの細部パーツを取り付けます。今回使用した砲身用の金属パーツが付属しているので砲身を金属製パーツに変更しています。金属砲身パーツは指定の大きさの穴を開けてパーツを差し込むだけなのですが、穴の位置がズレるといびつな感じになります。先に針などで中心に印を付けてから穴開けをするようにして下さい。
細部パーツを取り付けて船体色で塗装した状態が写真1~4になります。内火艇は塗装をしてから取り付ける事にしたので、この時点では取り付けていないです。

塗り分けは気にしないで、塗り残しが無いようにとりあえず全体を船体色で塗装しています。



=🐣細部の塗装=
1/700スケールなら全体に船体色を塗った段階で完成にしても問題ないのですが、1/350スケールだと船体色を塗るだけではちょっと物足りないので細部塗装が必要になります。
細かい塗装ではないですが、1/700では省略してしまうような箇所にも塗装をします。
機銃部分はX10ガンメタルで塗装しています。1/700だと機銃全体をガンメタルで塗装しても違和感はないですが、このスケールになると機銃と機銃架の塗り分けが必要になります。細い筆で丁寧に塗り分けて下さい。
船体前部の細部塗装を終えた状態が写真5、6になります。

艦橋脇にある航行灯は左舷が赤、右舷が緑になります。細かい部分ですが、全体の色が地味なグレー系なので赤や緑などの鮮やかな色があると良いアクセントになります。1/350だとそれなりに効果があるポイントなので塗装してみて下さい。
救命浮き輪やホーサーリールの紐部分も塗り分けをします。救命浮き輪は1/350でも細かいモールドなのでちょっと大変ですが、ここも良いアクセントになるので塗り分けてみて下さい。
ホーサーリールは中央を白系の色で塗装します。白だとちょっと鮮やかすぎるのでXF55デッキタンで塗装しています。

船体中央の細部塗装を終えた状態が写真7になります。
探照灯のレンズ面はX11クロームシルバーで塗装しています。煙突上部を黒で塗り分けるのを忘れないようにして下さい。
単調になるのを防ぐため機銃台座の弾薬箱を、船体色よりも少し暗めのグレーで塗装しています。本来は船体色で問題ないのですが、ちょっと色の変化を加えたかったので色を変えてみました。単調になるのが気になる人は、弾薬箱のようなちょっとした小物を塗り分けて色の変化を出してみて下さい。

船体後部の細部塗装を終えた状態が写真8になります。
ここも単調になるのを防止するために、爆雷をちょっと暗めのグレーで塗装しています。

1/700ではあまり気にならないのですが、1/350では船体色のみだと、どうしても単調に見えてしまう箇所があります。少しだけ色合いを変えたグレーで小物的な物を塗り分ければ、少し表面に変化が出るので、単調になるのを少し防ぐ事ができます。
単調になるのが気になる人は、少し色を変えて小物類を塗り分けてみて下さい。
=🐣内火艇の取り付け=
細部を塗り分けた内火艇を写真9のように取り付けます。
塗り分けが必要なボートなどは、船体に取り付けてから細部塗装をするのはちょっと難しいです。先に細部塗装をしてから船体に取り付けて下さい。

今回はここで終了です。次回は空中線の取り付けになります。
