1/35のヘリコプター模型製作方法(キティホークモデル 1/35 AH-6J/MH-6J リトルバード)~⑩まとめ編~

前回で製作は終了したので、簡単なまとめになります。

=🐣キットについて=

このキット最大の難点はキャノピーの取り付けになります。

キャノピーの擦り合わせが必須になりますが、擦り合わせ自体はパテ盛りやプラ板などでの加工は必要なく、コントロールパネルの裏側を削るだけで何とかなるので、それほど難易度は高くないです。削り作業と擦り合わせを丁寧に行えば大丈夫です。

写真1

「ブラックホーク・ダウン」劇中の機体を製作したいなら、このキットが一番手軽だと思うので、興味のある方は製作してみて下さい。付属のレジンフィギュアは雰囲気はあるのですが決して良い出来とは言えないので、修正作業は面倒という方はフィギュアなしのキットをお勧めします。

当時の機体状態を正確に再現していているかは、ちょっと怪しい部分もあるので、雰囲気重視で製作したい人にお勧めです。

写真2

ガンタイプを製作する場合は、エッチングパーツの加工が必要なのでシートタイプよりも難易度は高くなります。

🐦️下記に今回使用したキットとフィギュア無しの通常版キットを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣1/35キットについて=

1/72や1/48スケールではあまり気にならないような箇所が目立つようになります。1/35だとモールドにリベットが入ってくるキットが多くなるので、合わせ目処理の際に消えたリベットを彫り直す作業が増えます。

写真3

コクピットの表現も細かくなるので細かい塗り分けが必要になります。また、計器板のモールドも増えるので、軟化剤を使用したデカール貼りが必要になります。

1/35なので同スケールのAFVモデルと組み合わせる事ができます。車両と組み合わせるにはスペースが必要ですが、フィギュアやアクセサリーパーツなら流用しやすいです。とくにフィギュアは種類が豊富なので、戦闘中や整備中など様々な情景に利用可能です。

写真4

ヘリコプターはローターがあるので、機体の大きさ以上に展示スペースが必要です。今回製作したリトルバードは小型なので、高さのある台座を使用すればスペースの問題は解決できます。

写真5

大型ヘリは降着装置がタイヤになっている機体が多いので、タイヤごとに台座が必要になりますが、展示スペースを宙に上げる事は可能です。ローターを格納状態で組み立てられるキットも多いので、展示スペースの状況に合わせて製作してみて下さい。

写真6

大スケールだとコクピット内部や重火器など、普段省略されやすい部分が細かく表現されているので、機体内部など細かい部分の製作に興味のある方は楽しく製作できると思います。プロポーション自体はスケールが異なっても変わらないので、プロポーション重視の人は1/72や1/48スケールの方がストレスなく製作できると思います。自分の好みに合わせてスケールを選んでみて下さい。

=🐣まとめ=

航空機モデルは大スケールキットとなると主流は1/32になりますが、ヘリコプター模型は比較的1/35スケールの物が多いです。おそらく、兵員や車両などと絡む事が多いので、そちらのスケールに合わせたものだと考えられます。

写真7

展示スペースなどの問題もありますが、可能ならフィギュアや車両を組み合わせて製作をしてみて下さい。

フィギュアや車両が無理なら、アクセサリーパーツなどを利用してみて下さい。1/35のアクセサリーパーツは種類が豊富なため、比較的選びやすいのでお勧めです。1/35スケールは機体内部も細かく再現されているので、小物などを設置すればフィギュアが無くても臨場感を感じられます。

大スケールモデルは、普段だと気にならないようなパーツが細かく再現されているので新たな発見もあります。気に入った機体があるなら、是非色々なスケールのキットを製作してみて下さい。

🐦️下記に1/35スケールのキットとパイロットフィギュアを載せておきます。参考にして下さい。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

1/35のヘリコプター製作方法(キティホークモデル 1/35 AH-6J/MH-6J リトルバード)

~①準備編~

~②機体内部の製作編その1~

~③機体内部の製作編その2~

~④機体内部の製作編その3~

~⑤機体の製作編その1~

~⑥機体の製作編その2~

~⑦機体の塗装編~

~⑧フィギュアの製作編その1~

~⑨フィギュアの製作編その2~

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