前回は戦闘室内部の製作とフィギュア製作について説明をしました。今回はフィギュア製作の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】対戦車砲と榴弾砲の違いを比べながら製作!(タミヤ 1/35 ナースホルン フンメル)~⑥戦闘室とフィギュアの製作(フンメル)編その1~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.335 ドイツ陸軍 重対戦車自走砲 ナースホルン
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.367 ドイツ重自走榴弾砲 フンメル 後期型
=🐣フィギュアの製作=
砲弾を抱える兵士を改造して、照準器を操作する兵士を製作します。左手だけを接着した状態が写真1なのですが、位置的に何となく標準器をいじっているように見えるので、左手はこのままの位置で接着します。

右手はハンドルをもっている状態にしたいので、写真2のようにひじ関節で切り離します。

ハンドルに合わせて右手の位置や向きを写真3のように調節していきます。ハンドルには取っ手が付いていますが、取っ手を手に握らせるのはちょっと大変です。右手は握った状態なのでハンドルの取っ手を切断して、取っ手の位置に握りこぶしがくるようにすれば、それだけで握った感じに見えます。
それだけで大丈夫かと思う人もいるでしょうが、装甲板を接着するとハンドルを握る手は上からしか見えないようになります。そのため、上から見た時に握っているように見えれば問題ないです。
車体右側から覗くとハンドル部分が見えますが、握っている部分は上手くハンドルに隠れてしまうので問題ないです。

右手は拳を握っているだけなので、物を握っているにはボリューム感がないですが、この部分は上からしか見えないので気にならないです。このように一定方向からしか見えない部分は、それっぽく見えるようにするだけでも十分なので、仮配置をしながら色々と試行錯誤してみて下さい。
フィギュアのポーズ調節が終了した状態が写真4になります。

後でパテ埋めをするので、隙間は気にせずに手の長さや関節の向きをが自然に見えるようにする事だけを重点にして、ポーズ変更をしていきます。
=🐣顔の位置調整=
ポーズ変更が終了して仮配置した状態が写真4、5になります。仮配置をしてポーズの不自然な箇所や、位置的に干渉してしまう部分がないかを確認をします。


今回はそれぞれ別の作業をしているので、無理にフィギュア同士の視線を合わせる必要はないですが、それぞれの作業に合わせた視線になるように顔の向きを変えていきます。
装填手と薬莢を持つ兵士はラマー先端、標準器を操作する兵士は前方を見ている感じに調節します。顔の位置調節が終了した状態が写真6~8になります。

1/35スケールのフィギュアだと顔や首の角度や向きを0、1mmずらすだけでも随分雰囲気が変わってきます。干渉する部分をナイフなどで削って、角度や向きを自分好みに変えてみて下さい。

パテ埋めなどがちょっと面倒ですが、顔の向きを変えるのはかなり効果があります。フィギュアのポーズがいまいちと感じた場合は、ちょっと顔の向き変えてみる事を検討してみて下さい。ポーズ変更をしなくても少し顔の角度や向きを変更するだけで、全体の雰囲気が大きく変わってきます。フィギュア改造の第一歩としてもお勧めの作業なので、フィギュア改造に興味のある方は是非挑戦してみて下さい。

ポーズ変更が終了した状態が写真9になります。ポーズがきまったら、接着剤がしっかり乾くまで放置して下さい。接着面が小さくてぐらつきそうな部分は、少しだけ接着面をヤスリで削って平面を出して接着面を増やしてみて下さい。
ある程度しっかり接着していないと、パテ盛り作業の際に取れてしまい、位置決めをもう一度やるはめになってしまうので注意して下さい。

今回はここで終了です。次回はパテ盛り作業になります。