前回は配置決めをしました。今回は配置作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ガンプラで空中戦ジオラマを製作する(バンダイ 1/35 ワッパ)～④配置決め編～
＝🐣台座の取り付け＝
腕と台座を固定します。
台座との接地面は写真1のようになっています。このままでは真鍮線で上手く固定できないので少し加工をします。
接地面が空洞になっているので、写真2のようにエポキシパテを切断面に詰め込みます。中身が空洞だと、取り付け用の真鍮線が内部でぐらつき易くなり固定に影響が出てしまいます。そのためパテを埋め込んで真鍮線を安定させます。
🐦️こういった穴埋め作業に使用できるパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.51 エポキシ造形パテ(速硬化タイプ)
今回は上になるワッパが比較的軽量なのでパテを詰めるだけで問題ありませんでしたが、上になる機体が重い場合は接地面に釣り用の重りなどを埋め込んで、重心を安定させた方がバランスを取りやすくなります。
🐦️下記に模型にも使えそうな釣り用の重りを載せておきます。少し多めに使用する事が多いので、お徳用パックの方がお勧めです。
埋めたパテが硬化したら、表面をヤスリで削って平らにします。
次に台座の取り付け位置に印を付けます。印は接地面を台座に押し当てて写真3のようにペンで縁取る程度で問題ないです。
空中ジオラマが斜めに傾いている場合は、接地面を台座の中心にしてしまうと倒れてしまう場合があります。上の状況を考えて、安定しやすい位置に取り付けるようにして下さい。
取り付け位置を決めたら、固定に使う真鍮線用の穴を写真4のように開けていきます。今回は1､5mmの穴を3ヵ所に開ける事にしました。穴の数は、配置する機体の大きさや接地面の大きさや数に合わせて調節して下さい。
穴は裏面まで貫通させるようにして下さい。
穴開けが終了したら、縁取りした線に合わせて写真5のように腕をマスキングテープなどで固定します。動かないようにしっかりと固定して下さい。
固定が終了したら、貫通させた台座裏側の穴からドリルを入れて接地面に穴を開けます。すると、写真6のように台座の穴に合わせて穴を開ける事が可能になります。
複数の取り付け穴を開ける場合は、少しでもズレると上手く真鍮線が嵌まらなくなります。この方法だと台座を貫通させてしまいますが、台座に対応する正確な穴を開ける事が可能になります。
穴開けが終了したら、写真7のように真鍮線を差し込みます。真鍮線が曲がってしまうと、取り付け作業が難しくなるので差し込む際は曲げないように気を付けて下さい。
差し込んだら瞬間接着剤で真鍮線を固定します。
最後に取り付け穴に真鍮線が上手く嵌まるか確認をします。塗装時には取り外すので、あまりにもキツいようなら少し穴を拡げて取り外せるようにして下さい。少し力を入れた程度で脱着できるような感じが理想的です。
取り付けが終了した状態が写真8､9になります。最後に隙間などが空いていないかなどの確認をして下さい。
台座に機体を取り付ける際に、無理に強く上から押すと真鍮線が裏面から飛び出す場合があります。少し渋い時は裏面から木槌などで軽く叩きながら押し込むようにして下さい。
台座に取り付けたら、上になる機体を設置して全体のバランスを確認します。
台座を少し斜めにした面に置いても倒れないようなら、バランスは問題ないです。向きを色々と変えてみながら試してみて下さい。傾いた面に置くとすぐに倒れてしまうようなら、台座の大きさや取り付け位置を変更してみて下さい。
バランスに問題なければこれで配置作業は終了です。ここでローターやバーニアの位置や向きを固定します。
一度取り外して塗装をするので、色々な角度から撮った画像を残しておくようにして下さい。再度取り付け時に微妙に何かが違うという事も結構あるので、取り付け部位の角度や位置が解るような画像を複数残しておく事をお勧めします。
今回はここで終了です。次回から塗装作業になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次として使用して下さい。