ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑭仕上げ作業編~

前回はフィギュアと車両の設置をしました。今回は仕上げ作業になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑬車両とフィギュアの設置編~

=🐣小物の製作=

屋台カートに乗せる木箱を塗装します。木製部分はタミヤアクリル塗料XF59デザートイエローを吹き付けてから、薄めたタミヤエナメル塗料XF64レッドブラウンをムラが出るように塗ります。今回はツヤ有りの木箱にしたかったので、水性ホビーカラーのクリアーでコーティングしています。塗装が終了した状態が写真1になります。

🐥クレオス水性ホビーカラーのクリアーの方が、タミヤアクリル塗料のクリアーよりもテカリ具合が良いと思うので、クリアーコーティングは水性ホビーカラーを使用しています。ツヤの状態は好みの問題なので、自分に合った塗料を使用して下さい。

写真1

🐔木製部分の塗装について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。こちらも参考にしてみて下さい。

【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑪貨車内部の塗装編~

生肉を乗せる木箱には写真2のように、クリアーレッドで血が溜まった状態にしています。屋台カートが斜めになっているので、下側に血が溜まって見えるようにクリアーレッドを塗ります。

写真2

塗装した肉を写真3のように木箱に乗せます。箱絵だと鶏肉は焼いた状態になっていますが、今回は生肉として塗装しています。店っぽい感じになるように、売り物に見えるような感じで肉を並べていきます。

写真3

ソーセージやハムなどの加工品も、陳列するような感じで写真4のように並べていきます。

写真4

=🐣屋台カートと荷台の塗装=

平らな屋台カートには半身の肉を並べて陳列します。そのため、屋台上部に写真5のような油染みを付けていきます。油染みはエナメル塗料のクリアーレッドとクリアーオレンジを使用しています。

🐥肉から流れた血の表現や、油シミは薄めて塗装ができるエナメル塗料の方がお勧めです。溶剤でぼかしたり拭き取る事も可能なのでアクリル塗料よりも複雑な表現が可能になります。

写真5

シミを少しぼかしてちょっと古い感じのシミにします。エナメル溶剤を付けた筆でシミの縁を軽く撫でていき、写真6のように境目をぼかしていきます。

この辺りの塗装は自分の好みに合わせた作業になるので、イメージに合ったシになるようにして下さい。

写真6

カートの荷台にも肉を乗せるので軽く油染みを付けておきます。屋台カートと同じように、シミを写真7のように塗っていきます。

写真7

そのままでも良いのですが、溶剤で写真8のように境目をぼかして少しシミが広がったような感じにしています。

写真8

写真9のように荷台に肉をのせます。最後まで肉を乗せるかどうか迷ったのですが、ここに肉を乗せた方が肉を担いでいるフィギュアの目的位置がハッキリしそうなので、荷台に肉を乗せる事にしました。

写真9

肉がピンと伸びた状態になっているのがちょっと気になりますが、これは死後硬直のためという事にしておきます。

=🐣小物の配置=

最後に小物を配置していきます。写真10はバケツに入れた生肉になります。このバケツを置くためにシートを拭いているという設定にしています。

写真10

屋台カートに半身の肉を載せていきます。接着は木工用ボンドで行っています。

写真11

半身肉を写真12のように屋台に乗せていきます。豚の頭部パーツも有ったのですが、ちょっと配置場所と塗装が難しかったので今回は頭部のパーツは使用していません。

写真12

木箱を設置します。店の従業員になったつもりで並べていくと、結構楽しく作業ができます。肉の設置が終了した状態が写真13になります。

写真13

台車は最初立て掛けて置く予定でしたが、屋台カートが満載になってしまったので立て掛ける場所が無くなってしまいました。通常は横にして置くタイプのようなので、写真14のように横にして設置しました。

無理に設置する必要も無かったのですが、運ばれてきた豚を運ぶのに必要だと思ったので写真14の位置に設置しています。

写真14

これでジオラマ自体は完成になります。最後に塗り残しなどがないか確認をします。

写真15
写真16

=🐣台座の塗装=

台座は塗装していなかったので、写真17のような状態になっています。このままではちょっと寂しいので、塗装をして少し高級感を出していきます。

写真17

タミヤアクリル塗料XF78木甲板色で写真18のように台座の枠を塗装します。

写真18

木甲板色が乾いたら、着色済の水性ウレタンニスを写真19のように塗ります。わざとムラが出るように塗れば、ムラが木目のようになります。一度塗りではきれいなテカリが出ないので、複数回重ね塗りをするようにして下さい。

🐦️下記に着色済みの水性ウレタンニスを載せておきます。いろいろな種類があるので、好みに合った色の物を探してみて下さい。

写真19

台座の塗装が終了したら完成です。

🐔ウレタンニスを使用した台座製作について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。興味のある方はこちらも参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!飾り台の作り方

=🐣完成=

これで完成になります。

写真20

今回はちょっと慌ただしい雰囲気にしたかったので、できるだけベースの大きさを狭くしてみました。多分、ベースの縦横を数センチ広げて車両やフィギュアの間隔を広げると、のんびりした雰囲気の情景になると思います。

写真21

フィギュアや車両の間隔やベースの大きさによって、同じ構図でも雰囲気が変わってきます。自分がどのような情景を作りたいかを想像しながら、ベースの大きさや間隔を決めてみて下さい。

写真22
写真23
写真24
写真25
写真26

🐦️下記に今回使用したキットを載せておきます。参考にして下さい。

今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。

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