前回はフィギュア塗装について説明をしました。今回は設置作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑫フィギュアの塗装編~
=🐣配置作業=
車両やフィギュア、屋台カートなどの塗装が終了したので地面に設置していきます。
まずは写真1の屋台カートを設置します。軽く汚し塗装をしておきます。車両が汚れているのに、ストラクチャーが綺麗だとちょっと違和感があるので周囲に合うように少しだけ汚しています。
決められた位置に写真2のように接着します。接着には木工用ボンドを使用しています。固着用のスーパーフィックスを使用しても良いのですが、やや接着力に不安があるので大きい物に関しては木工用ボンドを使用します。
ボンドがはみ出してしまったら爪楊枝や綿棒で取り除きます。ボンド乾燥後にはみ出しに気付いた場合は、上からピグメントを軽く付着させた筆で擦ればツヤが消えて目立たなくなります。ナイフで削るよりも簡単にはみ出しを隠せますが、ピグメントの付け過ぎには注意するようにして下さい。
ケッテンクラートを接着します。決められた場所に木工用ボンドで接着するのですが、車両のように接地面が大きかったり、設置箇所が複数あると浮いてしまう箇所が発生する場合があるので、ある程度固着するまで上から押さえてしっかりと地面に設置するようにして下さい。
設置が終了した状態が写真3~5になります。
キャタピラ回りやキャタピラ跡には土塊を撒いて少し地面が荒れた感じにしています。逆に車輪部分は地面にそのまま乗せる感じにしています。ちょっとオーバーな感じもありますが、車輪とキャピラの違いを出すと地面に変化が出るのでお勧めです。
座席を拭いているフィギュアを接着します。ここでフィギュアの高さがズレていた場合は、少し地面を削ってからテクスチャーペイントなどで調節して下さい。
フィギュアの設置が終了した状態が写真6、7になります。
車両やフィギュアの土汚れが地面と大きく異なってしまった場合は、土色のピグメントを軽く車両と周囲の地面にまぶして調節していきます。土汚れと地面がバラバラだと、車両と地面の一体感が低下するので注意して下さい。
次にサイドカーを写真8のように接着します。ここでも、車輪が浮かないように、ある程度固着するまで上から押さえて地面に密着させるようにして下さい。
もう一つの屋台カートも写真9のように接着します。このカートには直に肉を置く予定なので油染みなどを加えたいのですが、まだ肉の配置が決まっていないのでそのままの状態で接着しています。肉の配置が決まったら油染みなどを加えていきます。
車輪部分にはピグメントなどで軽く砂ぼこりを付けておきます。
最後に肉屋のフィギュアを接着します。設置が終了した状態が写真10~12になります。
腕を組むフィギュアはサイドカーの運転手と視線が合っているか、肉を担ぐフィギュアはカートに向かっているかなどの点に注意しながら設置します。視線や向きがズレていた場合は調節します。その際に足底と地面に隙間が発生してしまった場合は、ちょっと面倒ですがテクスチャーペイントなどでしっかりと埋めるようにして下さい。
肉を運ぶ台車のような大きい設置物は、大体の設置位置を決めておくだけで接着はしないようにします。
大きさのある設置物を先に接着してしまうと、重要な小物の位置が確保できなかったり、小物全体が窮屈な状態になってしまう場合があるので、先に重要な小物を設置してから余ったスペースに接着します。今回のようにベースが小さい時は、無理に設置すると他の小物の位置がチグハグになる事もあるので、設置をやめる事も想定して作業を進めていきます。
今回はここで終了です。次回は小物の設置になります。
🐦️下記に今回使用しているキットを載せておきます。参考にして下さい。