ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑥地面の製作編その3~

前回はテクスチャーペイントでの地面製作を説明しました。今回は仕上げ作業とおまけです。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑤地面の製作編その2~

=🐣地面の修正作業=

地面は分割して作業をしたので、分割した箇所の境目が目立ってしまう場合があります。

完成した地面は写真1になります。一見どこに境目があるが解り難いとは思いますが、製作した本人から見ればどこに境目ができてしまったかは解ってしまいます。気にならないなら問題ないですが、一度気になってしまうと完成後まで気になってしまうのででしっかり修正をしておきます。

写真1

修正方法は簡単です。写真2のように境目部分にテクスチャーペイントを盛って、ブラシなどで表面を周囲と同じように荒らします。簡単な作業なので少しでも気になる箇所があったら修正するようにして下さい。

写真2

=🐣土塊の製作=

今回はおまけとして簡単な土塊の製作方法を説明します。

まずは写真3のように、土色のピグメントを容器に入れます。写真1、2では複数の種類を混ぜていますが、結局一色になってしまうので一種類だけでも大丈夫です。

🐥パステル粉でも問題ないですが、パステルを大量に削る必要があります。最初から粉状のピグメントの方が作業が楽なので、土塊の製作にはピグメントをお勧めします。

写真3

塊がないように写真4のように撹拌します。

写真4

固着用のスーパーフィックスを写真5のように水で薄めます。写真5のように白がはっきり残る薄め具合だと、やや固めの土塊になります。

🐥木工用ボンドでも代用できますが、乾燥後にツヤがでるかもしれないので注意して下さい。

🐦️下記に今回固着剤として使用したスーパーフィックスを載せておきます。参考にして下さい。

写真5

水に溶かした固着剤を容器に入れて、写真6のように撹拌します。撹拌したらそのまま乾燥するまで放置します。

写真6

数日放置して乾燥した状態が写真7になります。

写真7

乾燥した土塊を写真8のように必要な大きさに砕いて使用します。

写真8

これで土塊の製作は終了です。

🐦️下記に模型用のピグメントを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣土塊の使用方法=

次に土塊の使用法を説明します。

まずは土塊を使用したい箇所に置き、写真9のように水で薄めた固着剤を上から垂らします。しばらく放置すると、固着剤を吸って土塊が柔らかくなります。

🐥固着剤は水で薄めたスーパーフィックス、または木工用ボンドを使用して下さい。

写真9

柔らかくなった土塊を爪楊枝や針などで、写真10のように崩していきます。土塊の固さや崩れ具合は、土塊の製作で使用した固着剤の濃度で変わってくるので、濃度を変えて複数の種類を製作しておくと便利です。

土塊を柔らかくするために、水で薄めた固着剤を使用しているので、崩した状態で放置すればそのまま地面に固着されます。

写真10

固着剤が乾いた状態が写真11になります。固着が弱い場合は、もう一度上から水で薄めた固着剤を垂らします。

写真11

崩し具合を変えれば色々な状態の土塊を製作する事ができます。地面で使用する場合は、後から塗装するので土塊の色にこだわる必要はないです。車両の上などで使用する場合は、状況に合った色の土塊を使用して下さい。

写真12
写真13

土塊は色々な箇所に使用できるので、多めに製作しておくと便利です。地面の変化にもなるので、表現が単調になってしまった時にも役立ちます。一度大量に作っておけば、いつでも使用できます。興味のある方は参考にしてみて下さい。

今回はここで終了です。次回は地面の塗装になります。

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