前回は地面の製作をしました。今回は地面製作の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~④地面の製作編その1~
🐦️下記に今回使用しているキットを載せておきます。参考にして下さい。
=🐣地面の素材=
タミヤテクスチャーペイントを使用して地面を製作していきます。テクスチャーペイントのダークアースは、厚く盛る事も可能なので、初心者にも使いやすいツールです。石膏のように自分で調整する必要もないので、常に同じ状態の地面が簡単に製作できます。
扱いやすい情景用の粘土などもありますが、小さいジオラマだと粘土が余ってしまいます。それなりにジオラマを作る機会のある人なら、次に使用すれば問題ないですが、滅多に製作しない人は余った粘土の保管方法に迷ってしまうと思うので、ジオラマの大きさなども考慮して使用する素材を決めてみて下さい。
テクスチャーペイントはやや乾燥に時間がかかるので、一気に地面を製作するにはちょっと不向きです。瓶から出した直後はかなりベタついているので、キャタピラ跡や足跡などを付けるのは少し硬化が始まりかけてからになります。一気に仕上げたい人や、時間があまり取れない人は情景用の粘土を使用して下さい。
🐔下記に今回使用したテクスチャーペイントを載せておきます。情景用の粘土も載せておくので参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース)
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.222 情景テクスチャー粘土 (土 ダークアース)
=🐣地面の製作=
地面は分割してテクスチャーペイントを盛っていきます。1日で終わらせるのではなく、短時間の作業を数日続けて完成させていくような感じになります。
まずは写真1のように地面を製作する部分を決めます。最初はテクスチャーペイントに慣れるための練習として、配置などに影響のない隅の部分から始めていきます。テクスチャーペイントを盛り付ける前に、細切りしたプラ板をスチレンボード部分に接着して、簡単な枠組みを製作します。
テクスチャーペイントを写真2のように盛り付けます。
ある程度硬化が始まってきたら、写真3のように真鍮線を付けたゲートを取り付けます。塗装時に取り外しができるように、接着はぜすに基礎のスチレンボードに差し込むだけにします。開閉できるゲートなので、地面に埋め込まないようにして真鍮線の長さを調節して少し宙に浮いた状態にします。
真鍮線を使用して固定した場合は、穴がズレる場合があるのでテクスチャーペイントが硬化するまで抜かないようにして下さい。
表面の硬化が始まってきたら、写真4のように固めの筆やブラシで表面を軽く叩いて荒れた感じにします。この作業をしないと、表面が滑らかな状態になるので注意して下さい。
🐥硬化が始まるは季節によって異なりますが、2mm厚程度なら30分~1時間を目安にして下さい。盛る厚さや温度で硬化時間は変わってくるので、最初は小まめにチェックするようにして下さい。
地面が硬化したら、次は屋台を設置する部分の地面を製作します。
まずは写真6のようにテクスチャーペイントのダークアースを盛り付けます。
表面が乾いたら、同じように固めの筆やブラシなどで、表面を叩いて荒れた感じにします。
最後に軽く小石を、写真7のようにランダムに撒いていきます。小石を軽く上から押さえて、地面に少しだけ埋めて固定します。
写真8のように上から屋台を乗せます。あまり強く上から押すと地面にめり込んでしまうので、軽く目印が付く程度に上から押していきます。
屋台部分の地面製作が終了した状態が写真9になります。ここから次の地面製作場所を決めます。順番でいくとゲート前の地面なのですが、ここには肉を担ぐ従業員のフィギュアがいます。先にケッテンクラートを設置しないと、フィギュアの位置決めが難しいので後回しにします。
先にサイドカーと店長の地面を製作します。
どちらかを固定してから、視線を合わせるようにもう一方のフィギュアを設置した方が楽なので、先にサイドカー部分の地面を製作します。
写真11のようにサイドカー部分の地面をテクスチャーペイントで製作します。乾いた地面ならばタイヤの跡はあまり付かないので、無理にタイヤ跡を付ける必要はないです。泥濘などを表現したい場合は足跡やタイヤ跡を付けていきます。
次に店長部分の地面を製作します。テクスチャーペイントの乾燥待ちの間に下地塗装などを済ましておくと、以後の作業がスムーズに進みます。
写真13のようにテクスチャーペイントを盛って、表面が硬化してきたらフィギュアを配置します。高さが合わない場合はテクスチャーペイントを削って低くしたり、テクスチャーペイントの下にスチレンボードやプラ板を敷いて高さを出しすなどして微調節をして下さい。
フィギュア同士の視線が合うように気を付けながら配置をします。足はあまり埋め込めずに、軽く足の跡が地面に付く程度にします。埋め込み過ぎると泥濘のような状態になるので注意して下さい。
地面の製作が終了した状態が写真14~16になります。
店長とバイクの運転手がやり取りしてる感じにしています。
肉を担ぐ従業員はカートに向かって運んでいるようにしています。
上から見た状態になります。
今回はここで終了です。次回は地面の塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次として使用して下さい。