前回は車両の製作をしました。今回は台座の大きさと配置を決めていきます。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~②車両の製作編~
=🐣肉屋フィギュア製作の注意点=
写真1は店長のフィギュアですが、胴体部分が写真2のように前後で張り合わせるようになっています。
腰から下の合わせ目は、エプロンの切れ間のモールドと重なっているので、処理をする必要がないように見えますが、隙間が深いのでパテで埋めた方がいいです。
エプロンの切れ間のモールドが薄くなりますが、隙間を埋めた後にパテをエプロンの端に盛ればモールドが強調されるようになります。
1/35のフィギュアで胴体部分が前後張り合わせのタイプは珍しいです。こういったタイプのフィギュアは脇腹の合わせ目よりも、襟や肩部分の合わせ目の方が目立つのでしっかりと処理をするようにして下さい。
=🐣車両やフィギュアの配置決め=
今回はぼんやりしたイメージだけで始めた情景なので、先に組み立てたフィギュアや車両を配置して、ジオラマ全体の大きさや配置を決めていきます。
まずは、写真3のようにイメージした情景になるように配置してみて、情景自体がおかしくないか確認をします。何となく全体の状況が解るようなら問題ないです。逆に何をしている状況なのか解らないようなら、車両やフィギュアの位置やポーズを変更しながら試行錯誤していきます。
今回の情景は、肉屋に豚を持ち込む兵士とそれを待ち構える店長、販売または精製した肉をカートまで運ぶ従業員と、シートを拭いて荷物を乗せる準備をする兵士、計4体のフィギュアと車両を組み合わせた情景にしていきます。
フィギュアや車両を配置してみて、大きな違和感はなかったのでそのまま製作を進める事にします。
写真4のシートを拭くフィギュアは、マスターボックスのフィギュアセットから流用しています。手に持っている布とシートの位置が若干合わないですが、この時点で調節しても地面の製作時に上下位置がズレてしまうので、地面製作時に地面の高さで一調節を行います。
地面を製作すると車両を少し地面に沈めたりもするので、平らな面で調節したよりも1~2mm程度上下にずれる場合があります。そのため僅かな調節なら、地面で高さを調節した方が上手くいく場合があります。車両やフィギュアの状態を見て、調節方法を決めてみて下さい。
=🐣台座の大きさ決め=
自分の好きな大きさに出来るので、台座は自作した方が良いのですが、そう簡単に自作できる物ではないです。そのため、複数の台座を用意して、理想に近い大きさの台座を選んでいきます。
今回は100円ショップで販売購入した木製トレイを逆さにして使用します。この木製トレイは大、中、小の3種類があるので、ジオラマベースや飾り台として、とても重宝しています。ちなみに以前製作した鉄道ジオラマは大の木製トレーを使用しています。
🐔下記に鉄道ジオラマの記事を載せておきます。興味のある方は、読んでみて下さい。
【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~①準備編~
大はやや大き過ぎるので、今回は中と小のトレイで比べてみます。
中トレイに配置した状態が写真5になります。そこそこゆったりした感じがします。周囲にスペースが多いので多少木や草などのストラクチャーがあった方がいい感じになりそうです。
小トレイと使用した状態が写真6になります。結構窮屈な配置になりますが、空きスペースは少ないのです。
少しゆったりとした和やかな風景にしたいなら、草木を多用して中トレイを使用した方がいいと思うし、逆に繁盛店のあわただしさを表現するなら、小トレイで窮屈にした方がいいと思います。
中トレイの方がスペースに余裕があって見映えが良さそうですが、草木を植えるのも面倒だし、フィギュアの形状を見るとゆったりした雰囲気よりも慌ただしい雰囲気の方がが合っていそう感じなので、今回は小トレイを台座にする事にします。
今回はここで終了です。次回は地面の製作になります。