【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~③フィギュアの製作編その1~

前回は車両製作の説明をしました。今回はフィギュア制作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~②車両の製作編~

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣フィギュアのポーズ修正=

今回は上陸作戦前のノルマンディー付近を題材にして情景を製作する事にしたので、それに合わせた服装や装備のフィギュアを使用していきます。

特定の場所や年代を設定する場合は、できるだけ当時の軍装を調べて情景に合うものを選ぶ必要があります。設定した時期よりも前の物なら混合しても問題ないですが、それ以降に採用された物を身に付けてしまうと、辻褄が合わなくなってしまうので注意して下さい。

また、季節によって服装が異なります。冬服と夏服が混合してしまうと、季節感が解らなくなってしまうのでここも注意して下さい。

今回はミニアートから発売されている写真1のフィギュアセットを使用します。製作するジオラマの時期や場所的にもピッタリで、さらにポーズもイメージした情景に合うのでここから数体のフィギュアを使用します。

🐦️今回使用したフィギュアセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

ミニアート(Miniart) 1/35 ドイツ 戦車乗りセット1 レジン製頭部パーツ付 プラモデル

写真1

記念写真っぽく並んだ情景にするので、中心に位置する人物を先に製作してそれに合わせて周囲の人物を製作していきます。

貨車に腰かけた状態にするので、まずは写真1のように下半身部分を仮組みして状態を確認します。とくに問題はなさそうですが、左右に人物を配置するにはやや足が広がり過ぎな気がします。あと、つま先が宙に浮いているのに、接地しているような角度になっているのが気になります。

写真2

足の広がりとつま先の位置を変更します。まずは写真3のように足を靴の部分で切断します。

写真3

靴部分を写真4のように斜めに切断します。さらに、股の部分をナイフやヤスリなどで削って股の広がりを小さくしていきます。

写真4

加工した足を接着すると写真5のようになります。最初よりも足が閉じて座った状態になっています。さらに、つま先が下を向いたので自然に足が垂れた感じになりました。股部分を削ったので、お尻の部分に隙間が発生してしまいますが、これは後でパテで修正するので、ポーズが自然になる事を重点にして製作していきます。

写真5

🐔フィギュアのポーズ変更について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

次に写真6のように胴体と腕を接着します。まだ、仮組み状態なので接着剤は少なめに使用して、いつでも取り外せるようにしています。

ポーズを変更したい場合は、関節部分で切断して曲げたい方向に仮接着します。隙間は後で修正するので、まずは理想のポーズをとらせるために、接着面を削るなどして手や胴体パーツが理想の位置や向きになるよう加工して下さい。

写真6

今度は右側に座る兵士を製作します。貨車の扉部分に三人並べるとちょっときつそうなので、右側の兵士は腰をかけないで足を伸ばす感じで製作していきます。

使用するフィギュアは写真7のような状態なので、加工して片足を伸ばした状態にします。

写真7

まずは写真8のように膝部分で切断します。

写真8

写真9のようにフィギュアを車両にセットしてから、伸ばす足の角度や位置を決めます。

写真9

写真10のように隣り合うフィギュアも配置して、互いが干渉しないように足を接着して仮固定します。隙間はエポキシパテで埋めるので、関節の位置に注意して仮固定するようにして下さい。接着した周囲はシワを加える必要があるので、関節周りは少しナイフなどで削って細くしておきます。

🐥関節部分は真鍮線を使用して取り付けても問題ないですが、真鍮線を使用すると関節の微調整がちょっと難しくなります。ヤスリなど少し削って接着面を作れば、プラスチック用接着剤でも固定可能です。接着面が小さいため外しやすく固定後でもポーズの変更が可能になるので、真鍮線の扱いに慣れていない人は参考にしてみて下さい。

写真10

次に左端の腰かけた兵士を製作します。まずは写真11のように下半身部分の位置を調節します。

写真11

上半身まで仮固定した状態が写真12になります。記念写真を撮っているところなので、視線を統一させる必要があります。そのため、頭部は各フィギュアの位置調整が終了してから取り付ける事にします。

写真12

今回はここで終了です。次回はフィギュア製作の続きになります。

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