【初心者向け】汎用パーツでディテールアップする方法(タミヤ 1/35 ドイツⅣ号戦車G型初期生産車)~⑰まとめ編~

前回で製作は終了したので今回は簡単なまとめになります。

🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣キットについて=

今回製作したキットはアクセサリーパーツやフィギュアも多く昔のMMシリーズを思い出させるような感じのキットでした。

写真1

Ⅳ号戦車はディテールアップ効果の高いエンジングリルのメッシュカバーが存在しないので、専用のエッチングパーツを購入して使用しても効果が目立たないキットになります。このキットではクランプの取手まで再現されているので、無理に専用のエッチングパーツを買う必要もないと思います。

今回は汎用ディテールアップパーツを使用しましたが、正直ディテールアップをしなくても完成度の高い作品になります。そのため、少しディテールアップをしてみたいという方にはピッタリのキットだと思います。難易度も高くないので、気になる方は是非製作してみて下さい。

写真2

フィギュアは3Dスキャン製なのでリアルなシワ感はありますが、どうしてもクリーニング直後のズボンやワイシャツのようなシワになってしまいがちです。使い古したような服のシワが好みの方は、3Dスキャンを使用していないフィギュアの使用をお勧めします。

写真3

🐦️下記に載せたキットは今回使用したキットの東部戦線バージョンです。伝令バイクも付属しているお得なセットになっています。限定品なので、興味のある方はお早めに購入して下さい。

=🐣汎用ディテールアップパーツについて=

今回は汎用ディテールアップパーツとして、エッチングのチェーンと3Dプリンター製のクランプパーツを使用しました。どちらも使用する箇所は少なく、特別目立つものではないですが、様々な車両に使用する事ができるのでお勧めです。

写真4

最近のキットは効果の高いエンジングリルのエッチングパーツがセットされている物が多いので、汎用エッチングパーツさえあればそれなりのディテールアップが望めます。1セットあればそれなりの数の車両を製作できるので、簡単なディテールアップに興味のある方は製作前に用意してみて下さい。

写真5

🐦️下記に汎用ディテールアップパーツを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣ダメージ表現について=

フェンダー部分は戦車模型で一番ダメージ表現を付けやすい箇所の一つです。エッチングパーツに変更したり、裏側から削ってパーツを薄くするなどして、フェンダーを曲げやすくしてから加工するのですが、それはちょっと初心者には難しい作業になります。

写真6

記録写真などを見ると、フェンダーが曲がっている車両もありますが、それ以上にフェンダーが内側や外側に傾いている車両が多いです。フェンダーを曲げるのは難しいですが、内側や外側に傾ける事は比較的簡単な作業で済むので、興味のある方はやってみて下さい。

写真7

転輪のゴムに切れ込みを入れるのも簡単で手軽なダメージ表現になります。Ⅳ号戦車のように転輪が多いタイプだとちょっと面倒ですが、それなりの効果はあるのでお勧めです。切れ込みの位置や数が単調にならないようにするのがコツになります。

写真8

自分の製作する車両の状況に合わせて、いろいろなダメージ表現を試してみて下さい。

=🐣伸ばしランナー=

伸ばしランナーはヘッドライトのコードと、フィギュアのヘッドフォンのコードで使用しました。

伸ばしランナーは製作に火を使用するため注意が必要ですが、様々な箇所に使用できるのでとても便利です。昔のタミヤ製品の説明書では、アンテナは伸ばしランナーで製作するようにと記載されているように、昔からある基本的な手法になります。

写真9

太さを均一にするのが難しいですが、不要ランナーが材料になるので失敗しても無限に製作する事が可能です。メーカーによってプラスチックの性質が異なるので、いろいろなメーカーのランナーで試してみて下さい。固さや曲げ具合など微妙に異なってくるので自分に合った伸ばしランナーのメーカーを探してみるのもいいと思います。

写真11

ディテールアップ以外にも写真12のような穴埋めや、平面部分に貼り付ける事で凸モールドを製作する事もできます。ヤスリがけで削れてしまった凸モールドを再現するのにとても便利です。

写真12

伸ばしランナーは覚えておいて損はないと思うので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。火を使う作業なので、水を入れたペットボトルを近くに置いておくなどの安全対策をしてから作業をするようにして下さい。

🐔伸ばしランナーについて詳しく説明した記事を下記に載せておきます。こちらも参考にして下さい。

【初心者向け】簡単ディテールアップ法 ~伸ばしランナー基本編①~

【初心者向け】簡単ディテールアップ法 ~伸ばしランナー実用編②~

【初心者向け】簡単ディテールアップ法 ~伸ばしランナー応用編③~

=🐣まとめ=

汎用ディテールアップパーツや、伸ばしランナーがあればそれなりのディテールアップは可能です。いろいろな車両に応用できるので、ディテールアップするポイントっが解っていれば迷わずに作業をする事ができます。

ちょっとした事でも手を加えた完成品は、普通に製作した物よりも思い入れがある作品になります。ちょっとだけ凝った作品にしたい、普通に仕上げるよりもちょっといい感じの完成品にしてみたいと思う方は、簡単なディテールアップを始めてみて下さい。きっと製作の幅が拡がると思います。

今回の記事はこれで終了になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】汎用パーツでディテールアップする方法(タミヤ 1/35 ドイツⅣ号戦車G型初期生産車)

~①準備編~

~②下処理編~

~③足周りの組み立て編~

~④装備品の取り付け編その1~

~⑤装備品の取り付け編その2~

~⑥ワイヤーロープの製作編~

~⑦アクセサリーパーツの接着編~

~⑧フィギュアの製作編~

~⑨下地塗装編~

~⑩基本塗装編~

~⑪細部塗装編~

~⑫デカール貼り編~

~⑬仕上げ塗装編~

~⑭汚し塗装編その1~

~⑮汚し塗装編その2~

~⑯汚し塗装編その3~

コメントを残す