前回は操縦室の製作をしました。今回はエンジンの製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)~③操縦席の製作編その2~
=🐣フェルディナントの駆動系について=
今回はフルインテリアキットで内部が再現させているため、フェルディナントのちょっと変わった駆動系について説明します。
フェルディナントはエンジンではなくモーターで走行します。モーターといえば電気が必要なのですが、当時は充電式の大容量バッテリーなど存在しなかったので発電する事で必要な電力を補っていました。
2つのエンジンに直結したモーターを回転させる事によって電気を発生させて、発電した電気を駆動用のモーターに回して走行していました。そのため発電用のエンジンとモーターが各2基ずつ、駆動用のモーターが2基となり、合わせてエンジン2基、モーター4基からなる駆動系を持った車両になっています。
=🐣エンジン部分の製作=
まずは発電用のモーターを写真1、2のように組み立てます。
塗装のためにモーターは車体に接着せずに製作します。ベルト部分の間隔を調整するために一度写真3のように定位置にセットしてから、写真4のようにベルト部分を接着します。
ベルト部分の接着剤が乾いて、しっかり固定されてからモーター部分を外すようにします。乾く前だと動かした際にベルト位置がズレてしまうので注意して下さい。
次にエンジンの製作をします。車体に合わせながら製作すると、接着する時にズレが発生する事が少なくなります。写真5のように2基エンジンを製作します。
エンジンルーム左右の壁は写真6のようなエッチングパーツを箱組みで製作していきます。
のりしろがないので、箱組みをすると隙間が出来てしまう場合があります。そのような時は写真7のように裏側からパテを盛って隙間を埋めます。裏側からパテを押し込むを、パテが隙間からはみ出してきます。パテが乾燥したら、はみ出した部分をナイフで削れば隙間を埋める事ができます。
下手にヤスリがけをすると、形が歪んでしまう場合があります。小さい隙間ならこの方法でも、問題なく隙間が埋められるので参考にしてみて下さい。
写真8のようにエッチングパーツを車体に接着します。仮組みをして、きちんと位置を確認してから接着します。
この辺りの製作を適当にしてしまうと、上部装甲を取り付ける時に影響してくるので、しっかり仮組みをしながら製作をします。初期の歪みは工程を進めていくと、大きな歪みになる場合があるので注意して下さい。
今回はここで終了です。次回はエンジンルームの製作になります。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。