前回は製作についての説明をしました。今回は組み立て作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】車体に合わせたタミヤ土のうセットの改造方法(タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車N型)~①準備編~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.290 ドイツ陸軍 III号戦車 N型
=🐣組み立ての前に=
まず最初にベルト式キャタピラの接着をします。付属のベルト式キャタピラはプラスチック用接着剤で接着できますが、完全固着にはそれなりの時間がかかります。ベルト式キャタピラは弛まないようにある程度の力をかけて張っているため、完全固着前に車体に巻き付けてしまうと接着面が剥がれてしまう場合もあります。
スムーズに作業を進めるため、先にキャタピラを接着しておきます。そうすれば、キャタピラを取り付ける行程の頃にはしっかり固着されているので、固着時間を待つことなくスムーズに作業を進められます。
接着したキャタピラは写真1、2のようにコッブに差し込んで乾燥させれば、曲線のクセが付くため後の取り付け作業が楽になります。こうすれば、キャタピラ自体の復元力は内側から外側に向かって作用するため、内壁に接着面を接するようにすれば自然に接着面を圧迫してくれるので、輪ゴムや洗濯バサミなどで保持する必要もないです。


輪ゴムや洗濯バサミで接着面を押さえるよりも手軽で、さらにキャタピラの形状に合わせたクセも付くので一石二鳥です。今回はプラスチック製の使い捨てコップを使用しましたが、底の深いコップならガラス製のコップでも問題ないです。ベルト式キャタピラの接着で苦労してしまう方は参考にして下さい。
=🐣キャタピラの弛み表現=
ベルト式キャタピラの弱点は弛み表現を加えるのが難しい事です。ティッシュを弛ませる部分に詰めてクセを付ければ弛み表現が可能ですが、クセを付けるにはそれなりの時間が必要です。そのため、できるだけ早く足回りの組み立てを行います。キャタピラを取り付けた後でも組み立て可能な部分は後回しにして、キャタピラを巻ける状態する事を優先して組み立てます。
足回りを組み立てたら、写真3のようにキャタピラを巻きつけます。コップでクセを付けても多少転輪から浮いてしまうので、 接着剤で転輪とキャタピラを接着します。プラスチック用の接着剤で問題ないので、キャタピラが浮かないように接着して下さい。
🐥プラスチック用の接着剤が使用できないタイプのキャタピラは瞬間接着剤を使用して下さい。

キャタピラを取り付けたら写真4のように車体上面パーツを取り付けます。できるだけ長い時間キャタピラにクセを付けさせたいので、接着後でも取り付けられるパーツは後回しにして上面パーツの接着を優先させて下さい。車体上面パーツは裏面から穴を開ける事が多いので、事前に説明書をしっかり読んで穴開けの有無を確認してから車体に取り付けて下さい。

車体上面を接着したら写真5のようにキャタピラを弛ませたい部分にティッシュを詰めます。好みの弛み具合に合わせてティッシュを詰めて下さい。

ティッシュを詰めたら下地塗装まで外さないようにします。ここから、ゆっくり組み立て作業をしていけばクセを付ける時間はそれだけ長くなります。長い時間をとってもそれほど大きくは変わらないと思いますが、気持ち的にやった感が出るので弛みが大きく出た感じに思えるようになります。
=🐣簡単なディテールアップ=
簡単なディテールアップをしておきます。装備品の留め具は3Dプリンター製のパーツに変更しています。留め具は取っ手を再現するだけでもかなり雰囲気が変わってきます、伸ばしランナーではちょっと難しいですが、細目の真鍮線をコの字に曲げて取っ手にするだけでも随分雰囲気が変わると思うので、気になる方はちょっと挑戦してみて下さい。
🐦️今回使用した留め具のディテールアップパーツを下記に載せておきます。数が多いので1セットあれば、かなりの数の戦車を製作できます。興味のある方は参考にしてみて下さい。
1/35 第二次世界大戦 ドイツ軍 OVMクランプツールセット プラモデル用パーツ

省略されているライトのコードを写真7のように再現します。ライトコードはちょっと複雑に曲がっているので、真鍮線よりも銅線を使用した方が加工しやすいです。今回は0.5㎜の銅線を使用して写真7のように取り付けています。砲塔と車体の機銃の銃口は0.5㎜のドリル刃で開口しています。
フェンダーは軽くペンチで曲げて、プラスチックに傷が付いた箇所だけラッカーパテで埋めています。

🐦️下記に0.5㎜幅の銅線を載せておきます。参考にして下さい。
BENECREAT 30m/巻き 線径0.5㎜アクセサリーワイヤー アートワイヤー 光沢 変色防止カッパーワイヤー クラフト銅線
ちょっとした事でも手を加えた箇所がある作品は、心に残る特別な物になります。ちょっとした箇所でも、気になる部分があったら是非手を加えてみて下さい。
🐔下記に汎用パーツを使ったディテールアップについての記事を載せておきます。どこかちょっと手を加えてみたいと思った人は 参考にしてみて下さい。
【初心者向け】汎用パーツでディテールアップする方法(タミヤ 1/35 ドイツⅣ号戦車G型初期生産車)~①準備編~
=🐣組み立て作業=
キャタピラを取り付けたら、あとは説明書に従って組み立てを進めていきます。土嚢をどのようにして配置するか考えながら作業を進めてみて下さい。
土嚢を配置する箇所のモールドをどうするか気になると思いますが、土のうセットのパーツは写真8のように裏面が空洞になっています。そのため、モールドと重なる箇所に配置しても、モールドをすっぽり覆ってしまうのでモールドを削る必要はないです。縁の部分にモールドがかかっても、土嚢パーツの縁をモールドに合わせて削れば問題ないです。配置場所のモールドは気にしないで普通に組み立てを行って下さい。
裏面が空洞だと、モールドを削らないで車両に配置できるという利点があります。古いキットですが思わぬ所に利点があるので、興味のある方は是非使ってみて下さい。

🐦️今回使用している土のうセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.25 土のうセット
組み立てが終了した状態が写真9、10になります。砲身基部の両端に合わせ目が発生するので、気になる人は合わせ目の処理を行って下さい。


今回はここで終了です。次回は土嚢の取り付け作業になります。
