【初心者向け】車体に合わせた戦車兵フィギュアの改造方法(ドラゴン 1/35 ヘッツァー コマンドバージョン)~①準備編~

戦車キットに付属しているフィギュアや別売りのフィギュアを塗装して車両に配置させたら、どうもぎこちない感じになってしまったという経験がある人も多いと思います。

タミヤのキットは車両に合わせた専用のフィギュアが付属している事が多いですが、フィギュアセットを単体で発売しているドラゴンやミニアートなどは、自社のフィギュアセットが付属している事が多いです。

そういったフィギュアセットは、汎用性は高いですが特定の車両用ではないので、製作した車両にピッタリ合うという物でもないです。今回はそういったフィギュアを、少しの改造で車両に合わせる方法を説明していきます。

=🐣使用するキット=

今回は写真1のドラゴンから発売されているヘッツァーコマンドバージョンを使用します。キット自体は30年近く前の物ですが、金属製砲身やキャタピラパーツの追加などをして、たまに再販されているので、興味のある人はこまめに模型店などでチェックしてみて下さい。

写真1

今回はパーツ追加されていない昔のキットを使用します。金属製砲身などのおまけは無いですが、付属フィギュアとして写真2のフィギュアセットのランナーがそのまま入っています。5体のフィギュアが付属されていますが、赤丸で囲った2体のフィギュアを使用するようになっています。

写真2

今回はこのフィギュアを車両に合わせて製作していきます。

=🐣戦車兵のフィギュアセットについて=

戦車兵フィギュアセットは様々なメーカーから発売されています。1セットに4~5体含まれているのが主流で、どのフィギュアも汎用性の高いポーズになっています。汎用性が高いので使い勝手は非常に良いのですが、ハッチの形状によっては手や体が上手くフィットしない場合があります。

これは致し方ない事なのですが、タミヤの戦車兵セットはポーズ自体がかなりハッキリ認識されてしまっているので、使用するだけで全てがタミヤの製品に見えてしまうという事もあります。

こういったフィギュアは、少しポーズを車両に合わせて改造するだけで、違った雰囲気を出すことができます。

🐦️下記に戦車兵のフィギュアセットを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣必要な道具=

フィギュア改造に必要な道具を説明します。

ポーズを変更するのでエポキシパテは必要になります。これで工作を行うので、自分が一番使いやすい物を選んで下さい。

🐦️下記に今回使用しているパテを載せておきます。参考にして下さい。

盛り付けやシワを作る道具は爪楊枝で行います。爪楊枝は先端をナイフで削れば様々な形状になるので、スパチュラの代用品として使用可能です。コンパスの針のような少し太めの針があればさらに便利です。細かい線のモールドはデザインナイフで加えていくので、モールドを彫るための替え刃を1~2枚用意しておきます。

棒ヤスリは服のシワに沿ってヤスリがけが出来るので、パーティングラインの処理にも役立ちます。フィギュア製作であったら便利な道具なので、フィギュアを使用する模型を製作する方は、是非用意しておくようにして下さい。

🐦️下記に棒ヤスリを載せておきます。参考にして下さい。

ラッカー系溶剤はパテの表面を滑らかにするために使用します。ラッカー系溶剤で表面を撫でると、表面が滑らかになるのでヤスリがけが難しい部分の表面を整えるのに役立ちます。溶きパテを作ったり、メタルプライマーなどの筆洗いの際にも使用するので、ラッカー系塗料を使用していない人も溶剤だけは持っておいた方が良いと思います。

🐦️下記にラッカー系溶剤を載せておくので、参考にして下さい。

以上の道具があれば、フィギュアのポーズ改造は可能になります。あくまでも必要最小限の道具なので、上記で説明した物以外に便利なツールもあると思います。気になる道具を見つけたら是非試してみて下さい。

今回はここで終了になります。次回から製作になります。

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