前回は下地塗装について説明をしました。今回は基本塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】装甲兵員輸送車両の製作方法(ゲッコーモデル 1/35 M76オッター前期型)~⑨下地塗装編~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ゲッコーモデル 1/35 アメリカ M76 オッター 水陸両用貨物輸送車 前期型
=🐣基本塗装=
タミヤアクリル塗料XF62オリーブドラブで基本塗装をします。下地塗装で付けた明暗と塗装剥がれを消さないように、通常よりも少し薄めにした塗料を使用します。
塗り残しがないように塗料を吹き付けます。下地塗装で黒を多く残した部分は、何度も塗料を吹き付けると明暗が消えてしまうので注意して下さい。
基本塗装を終えた状態が写真1~4になります。




下地塗装でブラックを使用して、塗装剥がれを加えた箇所が写真5になります。ちょっと色褪せた感じになるので、ちょっと落ち着いた感じになります。

シルバーで塗装剥がれを加えた箇所は写真6になります。ちょっと解りにくいかもしれませんが、薄く塗装が剥がれた感じになっています。
下地塗装で塗装剥がれを加えるとやや目立たなくなりますが、しつこさが抑えられます。色の調節も簡単なので、塗装剥がれをあまり強調させたくない人はちょっと参考にしてみて下さい。

泥汚れは後で塗装するので、写真7、8のように泥汚れを付着した部分にも車体色を吹き付ます。キャタピラは後で軽く塗装するので、はみ出しは気にしないで基本色の塗り残しが無いように吹き付けて下さい。


別にしたパーツも写真9のように基本塗装を行います。裏側の塗装も忘れないようにして下さい。今回は裏側も車体色で塗装していますが、裏側を別の色で塗装する場合はマスキングをして塗装して下さい。

ドアガラスのクリアーパーツはコーティング塗装後に取り付けます。
=🐣細部塗装=
装備品や転輪のゴム部分などを塗装します。燃料缶はオリーブドラブなので塗装する必要はないですが、車体と全く同じだと少し違和感があるので、タミヤエナメル塗料XF62オリーブドラブで塗装しています。
同じタミヤカラーでもアクリル塗料とエナメル塗料では、若干色合いが異なります。微妙な違いを表現したい時はエナメル塗料で塗装してみて下さい。薄め具合を変えるだけでも色調が変化するので、塗料を代えるのが面倒な人は薄め具合を変えて塗装してみて下さい。
細部塗装を終えた状態が写真10、11になります。


キャタピラをXF84ダークアイアンで塗装します。溶剤を多めに加えて薄めにした塗料を、キャタピラに流し込む感じで塗装します。多めに薄めているので数回重ね塗りをして色を着ける感じで塗装をします。
泥汚れを付着させているので、キャタピラをきっちり塗り分ける必要はないです。サッと塗る感じでキャタピラ全体が黒っぽくなれば大丈夫です。キャタピラにはみ出した車体色が残っていても、それは汚し塗装をすれば消えてしまうので、キャタピラ全体に薄くキャタピラ色が着色すれば問題ないです。
キャタピラの塗装が終了した状態が写真12、13になります。

今回は転輪ゴムとの違いを表現したかったので、ダークアイアンを使用しました。ダークアイアンはややメタリック感が強いので、メタリック感が苦手な人はフラットブラックで塗装して下さい。

キャタピラを取り付けてから塗装をすると、塗り分けが面倒に感じてしまいますが、汚し塗装を加えるならきっちり塗り分ける必要はないです。
汚し塗装を加えると、キャタピラ色がむき出しになる箇所はほぼ無くなります。何となくキャタピラ部分が黒く色付いていれば問題ないので、汚し塗装をする場合は気楽にキャタピラの塗装を行って下さい。奥まった部分などは筆が届かないですが、下地塗装で黒を塗装しているので、塗り残しは目立たなります。
キャタピラ塗装で迷っている方は、ちょっと参考にしてみて下さい。
今回はここで終了です。次回はデカール貼りになります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。