1/35のヘリコプター模型製作方法(キティホークモデル 1/35 AH-6J/MH-6J リトルバード)~⑧フィギュアの製作編その1~

前回は機体の塗装につて説明をしました。今回はフィギュアの製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

1/35のヘリコプター模型製作方法(キティホークモデル 1/35 AH-6J/MH-6J リトルバード)~⑦機体の塗装編~

=🐣付属フィギュアについて=

キットにはパイロットフィギュア以外に機体両端のベンチシートに腰かける4体のフィギュアが付属しています。

🐦️下記に今回使用しているキットとフィギュア無しの通常版キットを載せておきます。参考にして下さい。

雰囲気は良いのですが、これもパイロットフィギュアと同様にそのまま使用するにはちょっと難有りな感じです。基本的な修正点はパイロットフィギュアと同じですが、パイロットフィギュアと違い外側からしっかり見えるので、細部にも修正が必要です。

🐔フィギュアの修正ポイントについて説明した記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

1/35のヘリコプター模型製作方法(キティホークモデル 1/35 AH-6J/MH-6J リトルバード)~②機体内部の製作編その1~

付属のフィギュアは写真1、2になります。

写真1

ブーツの底が平らなのと、ズボンにシワのモールドがなく下半身がタイツのように見えてしまうのが、どうしても気になってしまいます。

写真2

写真3はフィギュア上半身のアップ画像です。ベストは映画「ブラックホーク・ダウン」劇中のとは形状が異なりますが、これを直すのは一苦労なので、雰囲気重視という事にしてそのまま使用していきます。

写真3

右腿に拳銃とホルスターが写真4のようにモールドされているのですが、拳銃のグリップがかなり小さくなっています。フィギュアの手と比較するかなり小さめなので、ここはグリップをパテで一回り大きくします。

写真4

また、ニーパット留め具のモールドがハッキリしない箇所があるので、塗装しやすいようにパテ盛りで修正します。

レジン製の銃はちょっと強度に問題がありそうだったので、ドラゴンのウェポンセットから流用する事にしました。時代的にM16A2のカービンタイプにスコープを取り付けるのが適していると思います。カービンタイプのM16はキットにも2丁付属しているので、そちらを使用しても問題ないです。

🐦️下記に今回使用したウェポンセットを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣ブーツの修正=

レジンブロックをブーツから切り離すと写真5のように靴底が平らになってしまいます。パイロットフィギュアは足底が目立たないのでそのままにしていましたが、兵士フィギュアはちょっと目立つので修正する事にします。

写真5

踵部分を写真6のように斜めにカットします。

写真6

カットした部分にパテを盛って、写真7のように靴底の踵部分を作ります。レジンブロックの切り離しで、つま先が薄くなってしまった箇所があったら、同じようにパテを盛って修正していきます。

写真7

靴底の踵を作り直しただけで雰囲気はかなり変わります。簡単な作業の割には効果が高いのでお勧めです。

=🐣フィギュアの修正作業=

パテ盛りでフィギュアを修正していきます。パテ盛りした部分は硬化前に触れてしまうと形が崩れてしまうので、一気に一体を仕上げるのではなく、写真8のように一体一箇所ずつパテ盛りをした方が安全に作業ができます。

タミヤエポキシパテの速硬化タイプは練り合わせると、15分程度経過したぐらいから硬化が始まります。徐々に硬化が進み45分以上経過すると固くなって形にするのが難しくなってくるので、事前に30~40分程度で出来そうな作業を決めておけば慌てる事がないです。

自分が使用するパテの硬化時間を把握しておくと、作業の目安を立てやすくなります。何となくで大丈夫なので、硬化状態と時間を把握してみて下さい。

写真8は一度に練り合わせたパテで行った修正箇所です。右のフィギュアから順番に行った作業を説明すると、左親指の製作、右腕のパテ盛り、襟の製作、左腿のパテ盛りになります。このまま、1日放置をして完全硬化してから、次の部分の作業を行います。

写真8

🐦️今回使用しているエポキシパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。

肩などは写真9のように少し削ってからパテ盛りをしないと、肩幅がやたら広くなってしまう場合があるので注意して下さい。パテが上手く盛れない箇所は、下になる部分を削るなどして形を作りやすくなるようにしてからパテ盛りをします。

写真9

ズボンの股部分にはモールドが一切ないので、どうしてもタイツのように見えてしまいます。写真10のように細く伸ばしたパテを、股間部分に盛ればズボンっぽい感じになります。

写真10

修正ポイントはモールドが弱いとかだけではなく、塗装のしやすさも重視して決めてみて下さい。襟を作るのは面倒ですが写真11の状態だと、襟を作る以上に首周りや胸元の塗装で困ってしまいます。襟を作ってしまえば肌と服の境目がハッキリするので塗装しやすくなります。

モールドが物足りなくても、塗装したら誤魔化せるような箇所なら無理に修正する必要はないと思いますが、それによって塗装で困ってしまう事になりそうなら、塗装がしやすくなるようにパテで修正してみて下さい。

写真11

フィギュアの修正作業が終了した状態が写真12~15になります。

写真12

臀部もツルツルでタイツのように見えてしまうので、パテ盛りをして軽くポケットのモールドと服のシワを加えています。

写真13

ニーパットのバンドがハッキリしていない部分は、塗装しやすいようにパテで修正しています。拳銃のグリップは一回り大きくしています。

写真14

腕の袖口は絞ってパイロット服との違いを出してみました。

写真15

完成したフィギュアを機体に乗せた状態が写真16、17になります。

写真16
写真17

今回はここで終了です。次回はフィギュアの塗装になります。

コメントを残す