前回は草の製作について説明をしました。今回は建物の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】クレオス水性ホビーカラースーパーファインゴールドで金閣寺を塗装する(童友社 1/200 金閣寺)~⑨草木の製作編その2~
=🐣建物の製作について=
金閣寺と言っても全面が金色というわけではないので、塗装を考えながら組み立てをします。1階部分は普通の木造建築なので、2、3階とは別で塗装と組み立て進めていきます。
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2、3階部分が金色になります。箱の写真をみると屋根の裏側と手すりが金になっているので、ここは別にした状態で金色で塗装します。2、3階の張り出し部分の床面は、木色で塗装してからクリアーを吹き付けて光沢仕上げにする事にします。
スーパーファインシルバーを使用した際に、下地を黒で塗装しておくと発色が良くなった感じがしたので、今回も金塗装する部分は下地塗装で黒を吹き付ける事にしてみます。
塗装の事を考えてから組み立て作業をすると、後の作業がスムーズに進みます。ちょっと面倒ですが、後が楽になるので説明書を見ながら考えてみて下さい。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
童友社 1/200 日本の伝統美 金閣寺 プラモデル JD-12
=🐣1階部分の製作=
1階部分は写真2のように、床面と1階部分を別々にして塗装しています。床面はタミヤアクリル塗料XF79リノリウム甲板色、壁面はXF64レッドブラウンを吹き付けて床面と壁面で木色の違いを出しています。
1階側面は箱絵を見ると白色なので、先に白で塗装してからマスキングをしてレッドブラウンを吹き付けています。
塗装が終了したら、全体をX35セミグロスクリアーでコーティングをします。
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床面部分にスミ入れをしたら、写真3のように床面パーツだけ地面パーツに接着します。
床面パーツは岩に支柱を差し込んだりするので、取り付け時に少々力を加える必要があります。先に建物と一緒に床面を組み立ててしまうと、地面パーツと接着する際に力が入って建物が破損する危険性があります。このように取り付け時に力を加えてしまいそうなパーツは、破損しそうなパーツと別にした状態で取り付けておくと、製作中の破損事故を防ぐ事ができます。
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1階部分の側面は、説明書の一部を切り取って壁面に貼り付けるように指示されています。
紙だと強度や接着、塗装などが不安なのでプラペーパーに変更しています。壁面に接着してしまうと塗装が難しいので、写真4のように切断した状態でXF2フラットホワイトを吹き付けて、上からセミグロスクリアーを吹き付けてコーティングしています。
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🐦️プラペーパーは薄くて加工しやすいのでとても便利な素材です。色々な状況で使用できるので、常備しておくと作業の幅が拡がります。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ 楽しい工作シリーズ No.208 プラペーパー 0.1mm厚 B4サイズ (3枚)
コーティングが乾いたら、写真5、6のように壁面パーツの裏側から接着します。プラスチック用接着剤を使用すると、塗装が溶け出して仕上がりが汚くなる場合があるので、木工用ボンドの点付けで取り付けています。
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薄いプラペーパーでも紙と比べたら十分な厚さがあります。説明書の型紙は紙用なのでプラペーパーだと少しキツい箇所もあるので、ヤスリやナイフなどで微調整をしながら取り付けるようにして下さい。
=🐣2、3階部分の製作=
2階と3階の張り出し部分にリノリウム甲板色を吹き付けます。この部分はピカピカにしたいので、上からクリアーを数回吹き付けて光沢状態でコーティングしています。
手すり部分は金色で塗装するのですが、パーツの状態で塗装をしてしまうと、手すり同士を接着する時に塗料が剥がれてしまう場合があります。そのため先に床面パーツをガイドにして、写真7のように手すりパーツだけを接着します。
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塗装しやすいように手すりと床面は接着しないで、写真8のように取り外せるようにしておきます。
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3階の手すりも屋根パーツをガイドにして、写真9のように手すり部分を接着します。ここも塗装しやすいように、手すりを取り外せるようにします。
手すり部分で隙間が空いてしまう箇所があったら、この時点でプラ板やパテで修正しておきます。
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2、3階部分を塗装用に分割した状態が写真10になります。塗装はこの状態で進めていきます。建物部分に貼ってあるマスキングテープは、3階張り出し部分の床面を保護するためです。
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今回はここで終了です。次回は塗装作業になります。
🐔下記に今回の記事一覧を載せておきます。目次として使用して下さい。