前回は地面の製作をしました。今回は水面の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】クレオス水性ホビーカラースーパーファインゴールドで金閣寺を塗装する(童友社 1/200 金閣寺)~⑥地面の製作編その3~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
童友社 1/200 日本の伝統美 金閣寺 プラモデル JD-12
=🐣側面のマスキング=
透明レジンを流し込む前に周囲のマスキングをします。透明レジンは粘度が高いので、1cm未満の厚さならマスキングテープでも十分にマスキング可能です。隙間が空かないように写真1、2のように縁をマスキングします。
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テープの粘着面は気にしなくても大丈夫ですが、剥がすとレジンの断面がちょっとザラザラした感じになるので、気になる人は完成後にクリアーを塗って傷を埋めるか、目の細かいヤスリとコンパウンドで磨いて滑かにして下さい。
=🐣水面の製作=
松本城の時と同じで水の表現は、KATOから発売されているディープウォーターを使用します。これは2液を混合するタイプで着色も可能です。 1回の流し込みで1cm以上の厚さにするのは難しいので、厚さを出したい場合は複数回上から重ねて流す必要があります。
24時間経つと結構表面が固くなりますが、完全硬化させるには48時間程度は必要になります。硬化後はカチカチになるので、上にシーナリーパウダーやゴミが付着しても簡単にブラシなどで除去できます。
今回は着色したディープウォーターの上から、無色のディープウォーターを流し込んで2層重ねにしていきます。
🐦️下記に今回使用したディープウォーターを載せておくので、参考にして下さい。
KATO ウォーターシステムシリーズ ディープウォータークリア 24-346 鉄道模型用品
使用する季節にも関係しますが、ディープウォーターは温度が低いと粘性が高くなります。水飴のようにドロドロして使い難い場合は、ドライヤーなどで温風を当てながら作業をすれば、流動性が良くなって多少は流れやすくなります。
2液混合したディープウォーターに専用の波音カラーを混ぜて着色します。着色したディープウォーターを写真3のように水面部分に流し込んでいきます。この後に無色のディープウォーターを流すので、予定している水位の半分程度になるように流し込みます。
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🐦️ディープウォーター専用の波音カラーを下記に載せておくので参考にして下さい。様々な色が発売されているので、好みに合った色に着色する事が可能です。
KATO ウォーターシステムシリーズ 波音カラー ターコイズ
一層目のレジンを流し込んだ状態が写真4、5になります。粘性が高いので流し込んだ時点ては、表面がぼこぼこしてしまいますが、水平な面に放置すれば徐々に平らになっていくので、焦らずにゆっくりと待つようにして下さい。
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混合時に気泡が発生しますが硬化までの時間が長いので、レジンを薄めに流した場合には自然に気泡が上がって消えてしまいます。厚めに流したい時や、気泡が多く発生した時はドライヤーなどで軽く暖めて流動性を高くしておくと気泡が消えやすくなります。
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次に無色のレジンを流し込みます。
説明書では8時間経過すれば重ねて流し込んでも大丈夫と書いてましたが、1層目の硬化が不十分だと新しく流し込んだレジンの重さで、写真6のように水中が歪んだ感じになってしまいます。
硬化したら歪みは消えましたが流した当初はかなり焦ったので、重ねてレジンを流す時は下の層が完全硬化してからにする事をお勧めします。完全硬化前に流し込む場合は、時間よりも下層の硬化具合を気にして作業をする方が良いと思います。
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余ったレジンは写真7のような使い捨ての透明カップに入れておくと硬化の具合が解るので便利です。カップに入ったレジンがカチカチになっていれば、流し込んだレジンに触れても指の跡が付くことはないです。
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完全硬化した状態が写真8~10になります。接着剤の瓶が水面に反射しているように見えるので一応問題はないと思います。
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完全硬化したらマスキングテープを剥がします。写真11、12のように壁面のレジンが表面張力で上がった状態で硬化しています。気になる方はナイフなどで軽く削って下さい。削った部分は少し濁った感じになりますが、クリアーを塗れば表面の傷が埋まって透明度が少し復活します。
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岩部分も表面張力のためレジンが上がっている箇所があります。テカリが気になる部分は上から岩色を塗装したり、フラットベースなどを塗ってツヤを調節します。
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今回はここで終了です。次回は草木の製作になります。